ディフェンバキアとは
ディフェンバキアは、主に熱帯アメリカに自生するサトイモ科の観葉植物です。
葉が大きく、特徴的な斑模様が入っているのが魅力で、室内のインテリアとして人気があります。手入れも比較的簡単なので初心者にも育てやすい植物の一つです。
ただし、ディフェンバキアは有毒植物なので、犬や猫にとって危険な植物です。
ディフェンバキアの基本情報
学名:Dieffenbachia
科名 / 属名:サトイモ科 / シロカスリソウ属
ディフェンバキアの誤食は命に係わるので要注意!
ディフェンバキアの主な毒性成分は全草に含まれるシュウ酸カルシウムです。
シュウ酸カルシウムは針状の結晶で、刺激性接触皮膚炎を起こすことが広く知られています。
ディフェンバキアによる中毒症状例
- 痛みを伴う接触性皮膚炎
- 口腔内やのどの炎症・腫れ
- 過剰なよだれ
- 嘔吐
- 嚥下困難
- 呼吸困難
シュウ酸カルシウムは、主な症状が皮膚炎だからと言って決して侮る事はできません。
誤食し、口腔内やのどの炎症、腫れが症状として出た場合、酷い時には呼吸困難や呼吸抑制を起こし、命に関わる場合があります。
また、細胞液が目に入ると角膜が損傷することがあるため、ディフェンバキアを触った手で目をこするなどは絶対にしないように注意が必要です。
犬や猫がディフェンバキアを誤食してしまったら
もし、犬や猫がディフェンバキアを誤食してしまったら、飼い主は冷静に対処する必要があります。
ディフェンバキアは上記で解説したように、有毒部位は全草なので、どの部分も誤食があれば健康被害を起こす可能性が十分あります。
口の中を確認し、取り除く・洗う
まず、口の中に葉や茎などが残っているようであれば、口を開け早急に口の中のものを取り除き、できる限り水で洗い流しましょう。
飲み込んだものを吐かせたいと考える方は多いでしょうが、獣医師の指示なく自己判断で無理やり水を流し込み吐かせるなどの催吐処置は誤嚥などを起こす可能性があり大変危険なので行わないようにしましょう。
速やかに動物病院へ連絡する
上記でも解説しましたが、シュウ酸カルシウムによって起こる症状は皮膚炎だけでははありません。
呼吸がおかしい、苦しそうなどあれば、深刻な症状に繋がる可能性があるため、ディフェンバキアを食べた事がはっきりしていれば、すぐに動物病院へ連絡し指示を仰ぎましょう。
その場合、何時頃どの部位をどの程度食べたのか、現在の症状の有無などの確認がされる場合があるので、飼い主は冷静に愛犬愛猫の状態を観察し記録に残すといいでしょう。
まとめ
ディフェンバキアはインテリアなどでも人気の観葉植物ですが、犬や猫にとって危険な有毒植物です。
刺激を伴う接触性皮膚炎や、誤食による口内や喉の腫れ、重症になると呼吸困難を起こし命の危険も考えられます。
また、飼い主がディフェンバキアの手入れを行った後に、手洗いをせずに犬や猫とコミュニケーションをとる事も健康被害に繋がる可能性があります。
そのため、植物を触ったらしっかり手を洗う習慣を身に着けるといいでしょう。
一番の予防対策は、犬や猫が居る環境に配置しない事なので、植物を飾る際には犬や猫にとって安全かどうか調べてから配置するようにしましょう。
参考:ディフェンバキアの基本情報(みんなの趣味の園芸 NHK出版)
参考:ASPCA



