ガジュマルは「幸せを呼ぶ木」や「多幸の木」などとも呼ばれる植物です。
日本では沖縄県などに自生しており、現地に伝わる精霊の「キジムナー」が宿ると言われています。
そんなガジュマルは犬猫がいる環境でも育てることができるのでしょうか。
ガジュマルは犬猫への危険度が低い!
ガジュマルには毒性がないため犬猫がいる環境でも比較的安心して育てることができます。
今回はガジュマルのおすすめポイントや犬猫がいる環境でのガジュマルの育て方についてご紹介します。
ガジュマルは大きさいろいろ
観葉植物としてのガジュマルは小さい卓上タイプのものから1m~2mほどの高さになるものまで大きさは様々です。
沖縄県などに自生しているガジュマルは20mほどにまでなるものもあり、条件が揃っているとかなり大きく育つ植物です。
一般的に販売されているようなガジュマルを室内で育てているとそこまで大きくなることはないようなので安心してください。
ガジュマルの基本情報
学名
Ficus microcarpa
科・属
クワ科・イチジク属
原産地
東南アジア・オーストラリア北部・台湾・沖縄 など
開花時期
夏頃(不定期)
別名
ホウライショウ
花言葉
たくさんの幸せ・健康
ガジュマルのおすすめポイント
犬猫がいる環境でガジュマルをおすすめするポイントをご紹介します。
毒性がなく安心
ガジュマルには犬猫にとって毒となるような成分は含まれていません。
そのため万が一犬猫がガジュマルの葉を食べてしまったとしても重篤化する可能性は低いと言えます。
大きさが様々でお部屋に合わせやすい
前述したようにガジュマルには大きさが様々なのでどんなお部屋にも合わせやすいです。
小さいものをテーブルに置いてアクセントにしたり大きいものをお部屋のシンボルツリーのような感じに使用することもできます。
手軽に手に入る
ガジュマルは観葉植物としてメジャーな部類に入るものなので広く販売されています。
ネットショップはもちろん、ホームセンターや100円ショップでも購入することができます。
ガジュマルの育て方
育てる場所
ガジュマルは直射日光を避けた日当たりの良い場所で育てるのがベストです。
基本的には窓越しの日光に当てるようにして5月~8月の日光の強い時期はレースカーテンなどを挟み遮光すると葉焼けを防止できます。
窓枠の狭いスペースで育てる場合は猫が落としてしまわないように注意しましょう。
水やり
春から秋にかけての時期は表土が乾いたタイミングで鉢の底から水が出てくるほどたっぷりと水をあげましょう。
寒くなってくると水が乾きにくく根腐れを起こしてしまう可能性が高くなるので土が中まで乾いたら水をあげるようにしましょう。
ガジュマルは太い幹や根に水をため込むため乾燥に強い植物です。
犬猫はガジュマルに与える水や土にも興味を持つ可能性があります。
土などには犬猫にとって悪い成分が含まれている可能性があるので注意しましょう。
その他の注意点
倒してしまわないように注意
大きいガジュマルをお部屋に置く場合は犬猫が倒してしまわないように注意してください。
特に猫の場合は興味をもってよじ登ってしまう可能性が少なくないので猫を飼っている方は注意が必要です。
犬猫が遊んでいて倒してしまうとガジュマルが折れるだけでなく犬猫の怪我につながる可能性もあります。
たくさん食べても大丈夫?
前述したようにガジュマルの葉には毒性がないため犬猫が食べても問題ありません。
しかし食べた直後に胃の刺激になって嘔吐してしまう可能性はあります。
また、あまりたくさん食べてしまうと消化不良を起こしてしまう可能性もあるので注意しましょう。
猫草も検討しよう
猫はグルーミングの際に飲み込んだ毛を吐き出す習性がありますが吐き出すためのトリガーとして植物を食べて胃を刺激するという説があります。
猫がそのためにガジュマルを使うのは問題ありませんがガジュマルの葉が減りすぎてしまうと見た目が悪くなってしまいます。
そのような場合は猫草を導入してもいいかもしれません。
丸い葉より長細い葉の方が猫にとっては食べやすいため猫草を好んで食べてくれるかと思います。
樹液に注意
ガジュマルを枝を切ると中から白い樹液が出てくることがあります。
この樹液は触れると皮膚がかぶれたりする可能性があるため犬猫が枝まで食べようとしていたら止めてあげましょう。
犬猫が触れられないようにするのが一番
いくらガジュマルが比較的安心な植物とはいえ犬猫が触れられないようにするに超したことはありません。
犬猫の手が届かないところで育てるか犬猫が入らない部屋で育てると良いでしょう。
【まとめ】ガジュマルは犬猫にとって比較的安全
ガジュマルは犬猫がいる環境で比較的安心して育てることができます。
今回紹介した注意点をおさらいしましょう。
- 毒性のある成分は含まれていないので葉を食べての重篤化は考えにくい
- 大きいガジュマルを犬猫が倒すと怪我に繋がる可能性がある
- ガジュマルの枝から出る白い樹液は触れると皮膚がかぶれることがあるので注意
今回は犬猫を飼っている環境でのガジュマルについてご紹介しました。
犬猫を飼っていて、ガジュマルの購入を検討している方は是非参考にしてみてください。