シェフレラは犬猫にとって危険な植物?茎や葉にシュウ酸カルシウム結晶。誤食時の対処法を解説

シェフレラとは

シェフレラは、ウコギ科シェフレラ属に属する常緑の観葉植物で、光沢のある手のひら状の葉が特徴です。

耐陰性があり、室内でも育てやすいため、家庭やオフィス、商業施設など幅広い場所でインテリアグリーンとして利用されています。

原産地は熱帯アジアやオーストラリア、中南米などの温暖な地域で、日本では「カポック」とも呼ばれることがあります(ただし、カポックは本来パキラを指す名称)。

明るい間接光を好み、適度な水やりと温度管理をすれば丈夫に育ちます。

しかし、シェフレラには犬や猫にとって有害な成分が含まれているため、犬や猫が誤って口にしないよう注意が必要です

シェフレラの基本情報

学名:Schefflera
和名:フカノキ
その他の名前:カポック、ホンコンカポック
科名 / 属名:ウコギ科 / シェフレラ属
花言葉: 「とても真面目」「誠実」「隠れた才能」

シェフレラの主な毒性

シェフレラの主な毒性成分はシュウ酸カルシウム結晶であると考えられ、葉や茎を口にすると、シュウ酸カルシウムの針状結晶が粘膜を刺激する可能性があります。

シェフレラによる主な中毒症状例

  • 過剰なよだれ
  • 口の中を気にして擦る
  • 嘔吐
  • 食欲不振
  • まれに呼吸困難(重度の場合)

大量に摂取した場合や個体差によっては針状結晶によって喉が腫れ、呼吸困難を引き起こしてしまう可能性があります。

シェフレラの毒性は軽度と考えられていますが、呼吸困難は命に係わる症状なので決して軽視はできません。

犬や猫がシェフレラを食べてしまったら

犬や猫がシェフレラを誤食してしまった場合には、以下の対応を参考にしてください。

口の中を洗い流す

口の中に植物が残っているようであれば、慎重に口を開け取り除きましょう。

可能であれば、口の中を洗い流します。冷たい水は犬や猫がびっくりしてしまう可能性があるのでぬるま湯を用意するといいでしょう。

無理に水を飲ませたり、飲み込んだものを吐かせる行為は大変危険なのでやめましょう。

体調に異変がないか確認

ごく少量の摂取で、よだれや口の中の違和感程度の軽い症状であれば、通常数時間程度で落ち着くケースも多くあります。

ただし、嘔吐や過剰なよだれが続いたり、呼吸に異変があれば早急に動物病院を受診しましょう。

動物病院に連絡・受診

体調に異変がある、呼吸困難になっている場合にはできる限り早く動物病院へ連絡し受診するようにしましょう。

動物病院へ連絡する際には、状況の詳細を動物病院に伝えると診察のヒントとなります

  • シェフレラを食べた
  • どのくらい食べた
  • 食べてからの時間の経過
  • 症状の有無

飼い主は落ち着いて上記の内容を伝えられるように記録をしておくといいでしょう。

まとめ

シェフレラは 育てやすく、インテリアとしても人気のある観葉植物ですが、シュウ酸カルシウム結晶が含まれているため、犬や猫が誤って食べると健康被害を引き起こす可能性があります。

通常は軽度の中毒症状で済むことが多いですが、喉の腫れによる呼吸困難を引き起こすリスクもあるため、決して油断はできません。

犬や猫のいる家庭では、シェフレラを手の届かない場所に配置する、安全な植物を代わりに選ぶ などの対策を講じることが重要です。

万が一、誤食してしまった場合は、口の中をすすぎ、体調を確認し、必要に応じて動物病院を受診するようにしましょう。

参考:シェフレラの基本情報(みんなの趣味の園芸 NHK出版)

参考:Nort Carolina Extension Gardener Plant Toolbox

参考:ASPCA

参考:人もペットも気をつけたい 園芸有毒植物図鑑 著者: 土橋豊

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