犬猫は雑穀米を食べても大丈夫?肥満や便秘に効果有り。与える時は柔らかく調理

雑穀米はお米にあわ、ひえ、はと麦などの雑穀をプラスし炊き上げたもの。

白米の栄養に加え、ビタミンやミネラルなどを摂取できるので健康や美容の観点から取り入れている方が多く、ヴィーガン食としても注目されています。

犬猫は雑穀米を食べても大丈夫

犬や猫は、雑穀米を食べることができます

本記事では

  • 白米と雑穀米の違い
  • 雑穀米で主に使われる雑穀とその効能
  • 犬猫に雑穀米を与える時の注意点

についてお話していきます。

基本的に考えられる栄養や白米との違い

雑穀米は白米をベースとしているので、白米に由来する栄養に加えて、雑穀それぞれの成分が含まれる点が特徴です。

お米自体の持つ主な栄養と効能を簡単にまとめます。

  • 炭水化物 / 脂質:体や脳を動かす時に大事なエネルギー源。
  • たんぱく質:筋肉や内臓など身体作り全般に欠かせない栄養素です。

雑穀を加えることで、食物繊維やミネラルなどが含まれる割合が高くなる傾向があります。

また、カロリーについては、乾燥状態の穀類では白米・雑穀ともに大きな差はなく、炊き方や水分量によって変動します。

そのため、雑穀米は「低カロリー食品」というよりも、含まれる栄養素の種類が増えることに特徴のある主食といえます。

こうした特性から、人の食事では食物繊維などを意識した食事の一つとして取り入れられることがあります。

主な雑穀とその健康効果

雑穀米はどの雑穀が含まれているかにより、その栄養や効能に違いが現れます。

主に使われる雑穀と、考えられる栄養・効能などをまとめましたのでご参考ください。

  • 大麦:でんぷんと食物繊維を多く含む穀物。米と比べるとカルシウムが多い。
  • はと麦:アミノ酸、脂質、ビタミンB1、B2、食物繊維を含み、美肌作用が期待される。
  • オーツ麦:オートミールの原料。ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富。
  • もち麦:粘り気が強い大麦。もち麦に含まれる水溶性食物繊維のβ-グルカンには糖質の吸収を抑えて血糖値の急激な上昇を抑える働きが期待される。
  • 黒米:アントシアニンを含む古代米。ビタミンB群、C、Eのほか鉄、亜鉛、カルシウムやアミノ酸類も含む。
  • 黒大豆:黒豆とも呼ばれ、アントシアニンをはじめとする黒大豆特有のポリフェノールが複数含まれる。
  • えごま:シソ科の植物。必須脂肪酸であるα-リノレン酸(オメガ3脂肪酸)が多く含まれる。
  • あわ:穀物の中でもパンテトン酸含有量が多い。ほかにも食物繊維やミネラル類を含み、特に鉄分を多く含む。
  • きび:食物繊維、ビタミンB1、B2、ナイアシン、カリウム、カルシウムなどを含む。
  • ひえ:カリウム、ナトリウム、亜鉛などのミネラル類、脂質、食物繊維を含む。
  • アマランサス:カルシウムや鉄分、マグネシウムが豊富に含まれる。
  • キヌア:「母なる穀物」と呼ばれるスーパーフード。食物繊維・鉄分・カルシウム・葉酸・亜鉛など栄養素が豊富。リノレン酸やオレイン酸を含んでいるのも特徴。
  • そばの実:たんぱく質を多く含む穀類。ビタミンB群も豊富。食物繊維も多く、コレステロールの排出を促す。

これらの雑穀は、それぞれ異なる栄養素を含んでいるため、組み合わせによって栄養の幅が広がる点が特徴です。

犬猫に雑穀米を与える時の注意点

アレルギーに気を付ける

アレルギー面で特に危険という訳ではありませんが、様々な種類の雑穀が含まれていますのではじめて食べさせる時は注意しましょう。

アレルギーの場合は以下の様な症状が考えられます。いつもと違う様子が現れた場合は直ちに食べさせるのをやめ、ひどい場合は動物病院へ連絡を取りましょう。

  • 下痢や嘔吐
  • 目や皮膚の赤み・痒み
  • 体毛が抜ける

必ず加熱し、普通に炊くよりやわらかく食べやすい状態にする

犬や猫は穀類を消化すること自体は可能ですが、調理方法によって消化のしやすさが大きく変わります

特に生の穀類や十分に加熱されていないものは消化しにくく、消化器に負担がかかる可能性があります。

また、雑穀の中には粒が硬いものもあるため、そのままの状態では飲み込みにくい場合や消化しづらい場合があります。

そのため、与える際はしっかりと加熱し、やわらかく炊き上げることが基本です。

炊飯時間をやや長めにしたり、おじやのように水分を多めにして調理すると、よりやわらかくなり食べやすくなります

さらに、粒が気になる場合や食べる力に不安がある場合は、軽くつぶすなどして形状を調整すると取り入れやすくなります。

雑穀米だけでお腹いっぱいにさせないように

様々な栄養を持った健康に良い雑穀米ですが、これだけでありとあらゆる栄養を賄えるものではありません。

雑穀米だけでお腹いっぱいになると、栄養の偏りが出てきてしまいます。

バランスよく様々な栄養を適量摂取するのが健康的な食事の基本です。

雑穀米はそれを助けるだけに過ぎないという認識を持ちましょう。

愛犬・愛猫用の雑穀米を使ったレシピ

当サイト掲載のレシピを2つ紹介します。

参鶏湯風お粥

レシピでは普通のお米を用いていますが、雑穀米に置き換えて作ることができます。

犬猫の好む鶏肉を使うことで食いつきに期待でき、たんぱく質と脂質も摂取できます。

煮込んでお粥にすることで犬猫も食べやすくなります。

親子丼

こちらもご飯を雑穀米に置き換えて作ることができます。

だし汁と鶏肉の香りで犬猫の香りをかき立てる一品です。

雑穀米は少し長めに炊き上げ、やわらかくしてあげるといいでしょう。

【まとめ】

雑穀米は犬猫も食べることができます。

雑穀米は、白米に複数の穀類を加えた主食で、加熱された状態であれば犬や猫も少量取り入れることができます。

白米由来の炭水化物に加え、雑穀に含まれる食物繊維やミネラルなどを含む点が特徴です。

含まれる雑穀の種類によって栄養のバランスは異なりますが、主食の一部として少量取り入れることで、食材の幅を広げることができます。

  • アレルギー面を考慮し、はじめての時は極少量から与える
  • 雑穀はお米より固いものもあるので、普通のお米よりよく炊き上げやわらかくする
  • 雑穀米だけでお腹いっぱいにならないように気を付ける

などの注意点があります。

美容と健康効果から注目されている雑穀米。

注意点に気を付けつつ、愛犬愛猫の食事に取り入れてみてください。

鈴木 利奈

鈴木 利奈ペットフードアドバイザー

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WEBサイトのキャットフード勉強会、ドッグフード勉強会の旧管理者。現在は犬猫レシピの記事を執筆・監修しています。ペット栄養管理士、愛玩動物飼養管理士2級、化粧品検定1級(コスメコンシェルジュ)等の資格を取得。

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