犬猫はほっけを食べても大丈夫。干物は塩分が多くNG。刺身を見かけない理由などを解説

干物が定番のほっけ

ほっけはアイナメ科の魚で、油が少なくホクホクとした「マホッケ」、油が乗りジューシーな「シマホッケ」などがいます。

ほっけの干物は居酒屋メニューの定番で、醤油をかけた大根おろしと一緒に食べると絶品ですよね。

ほっけは犬猫が食べても大丈夫

そんなほっけは犬猫が食べても大丈夫ですが、定番の干物には注意が必要です。

本記事では

  • ほっけの干物は犬猫が食べても大丈夫?
  • ほっけの刺身はどうしてあまり見かけないの?
  • ほっけの持つ栄養と、犬猫が食べる時の注意点
  • ほっけを使ったレシピ

についてお話ししていきます。

ほっけの干物は犬猫にどうなの?

ほっけの干物をはじめ、干物全般は犬猫にはあまり食べさせるべきではありません。

魚を食塩水に漬け込んでから干して作られるため、犬猫には塩分量の多い食品です。

身をほんの少し食べた程度ですぐに危険な訳ではないですが、日常的に与えることを前提とした食品ではないため、積極的に食べさせるのはやめた方がいいでしょう。

ほっけは犬猫のおやつに良い?

ほっけは低カロリーでありながらたんぱく質やカルシウムなどに優れているため、犬猫のおやつに適していると言えます。

一部のメーカーからは犬猫向けに成分や塩分が調整されている「犬猫用ほっけジャーキー」も販売されています。

そのため、与える場合は人用の干物などではなく、犬猫用として設計された製品を選び、適量を守って取り入れるといいでしょう。

ほっけの刺身はどうしてあまり見かけないの?

ほっけを食べたり買ったりしたことがある方は多いと思いますが、生のほっけを食べた経験がある方はあまり居ないのではないでしょうか。

その理由はほっけがとても足の早い(傷むのが早い)魚だからです。

鮮度が落ちやすいので、長期保存のできる干物に加工されてから流通する訳ですね。

ほっけの漁獲量の98%を占めている北海道のスーパーの鮮魚コーナーでは、近くの漁港から直送できるので生のほっけを見かける機会はそう珍しくないそうです。

近年は輸送冷蔵技術の発展により、首都圏などへの生ほっけの流通は少しずつ増えているので、もし見かけたら購入してみてはいかがでしょうか。

ほっけの栄養素や犬猫に食べさせるメリット

生のほっけ100gあたりに含まれる主な栄養素(ほっけ1尾の可食部は約400g)

含有量
エネルギー103kcal
脂質3.2g
たんぱく質15.4g
カルシウム22mg
ビタミンD3.0μg
ビタミンB1211.0μg
EPA450mg
DHA530mg
ナイアシン2.5mg
グルタミン酸2700mg

参考資料:八訂 食品成分表 2022

ほっけはカルシウム、ビタミンB12、DHA・EPA、ナイアシンなど、栄養が豊富な魚です。

代表的な栄養素の効果・効能を簡単にまとめます。

  • たんぱく質:筋肉や皮膚、血液、内臓など身体作りに欠かせない栄養素です。
  • カルシウム:骨や歯を丈夫に保つ他、筋肉の収縮や精神の安定にも必要なミネラルです。
  • ビタミンD:カルシウムの吸収を助け、歯と骨の健康維持に役立ちます。
  • ビタミンB12:赤血球の生産を助け貧血予防に。
  • EPA・DHA:血液をサラサラにし、動脈硬化や心筋梗塞などの予防が期待できます。
  • ナイアシン:代謝促進や、皮膚・粘膜の健康維持を助ける働きをします。
  • グルタミン酸:うま味成分であり、犬猫の食欲をかき立て胃液の分泌を増加。

ほっけを犬猫に食べさせる時の注意点

干物は食べさせない方が良い

冒頭で触れていますが、干物は塩水を使って加工されているので犬猫にとっては塩分量が高くなっています。

多少の塩分は犬猫にも必要ですが、積極的に干物を与えると塩分過剰に繋がり腎臓や心臓への負担となります。

鮮度が落ちやすいので加熱処理を

犬猫は一切れ程度の新鮮な魚の切り身であれば口にしても大きな問題につながる可能性は低いと考えられますが、魚は時間の経過とともに細菌の増殖や品質低下が起こるため、鮮度管理が重要です。

また、生食には寄生虫アニサキスの危険性もあり、、人では腹痛や嘔吐などの症状が知られています。犬猫においても同様に消化管への刺激となる可能性があります。

細菌や寄生虫は十分な加熱処理によって不活化されることが知られているため、加熱して与える方が安心です。

犬猫にほっけを食べさせる時は焼いたり煮たりした方が無難でしょう。

骨は必ず処理するように

みなさんご存じだと思いますが、魚は非常に骨の多い生き物です。

犬猫は食べ物をあまり咀嚼せずに丸飲みする傾向にありますので、骨が残ったままの魚を与えると、その骨が喉や胃などを傷つける恐れがあります。

愛犬愛猫に魚を食べさせてあげる時は、必ず骨を丁寧に処理するようにしましょう。

アレルギーを考慮する

ほっけが特にアレルギー面で危険という訳ではないですが、初めての食べ物を食べさせる時は少量から与え様子を見るようにしましょう。

  • 下痢・嘔吐
  • 皮膚の赤みや痒み
  • 体毛が抜ける

といった症状が現れた場合はアレルギーの可能性があります。

症状が重い場合は動物病院へ連絡し指示を仰ぎましょう。

ほっけの与え方

特定の食材を頻繁に与えると食事全体の栄養バランスに影響する可能性があるため、日常的に主食の代わりとして与えるのではなく、補助的に取り入れることが適切です。

手作りフードに取り入れる時:愛犬愛猫の体格や状況により必要な栄養素量が変わります。計算が難しい場合は獣医師に相談しましょう。

おやつとして食べさせる時:1日の給餌料の10%に収まるようし、過剰摂取に注意しましょう。

食べさせる時は十分に加熱した身と皮の部分を、骨を取り除いた状態で少量与えるようにしましょう。

魚を使ったおすすめレシピ

当サイト掲載のレシピを紹介します。

真鯛のアクアパッツァ風

こちらは真鯛を使ったレシピですが、ほっけに置き換えることもできます。

取り分けてから白ワインやニンニク、ハーブソルトなどで味付けすると私たちも美味しく食べられます。

【まとめ】

ほっけは犬猫が食べても大丈夫です。

カルシウム、ビタミンB12、DHA・EPAなどをはじめ様々な栄養がありながら犬猫の食いつきもよく、食欲向上や健康効果が期待できます。

愛犬愛猫に与える時の注意点は4つ。

  • 干物は塩分量が多いので食べさせない方が良い
  • 鮮度が落ちやすいので加熱してから与える
  • 食べさせる前に骨を取り除く
  • アレルギーに考慮する

北海道以外で干物ではない生のほっけを見かける機会はあまり多くないとは思いますが、もし見かけたら愛犬愛猫の手作りフードに取り入れてみてはいかがでしょうか?

おやつには市販の犬猫用ほっけジャーキーを購入する手段もあります。

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鈴木 利奈

鈴木 利奈ペットフードアドバイザー

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WEBサイトのキャットフード勉強会、ドッグフード勉強会の旧管理者。現在は犬猫レシピの記事を執筆・監修しています。ペット栄養管理士、愛玩動物飼養管理士2級、化粧品検定1級(コスメコンシェルジュ)等の資格を取得。

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