犬猫はアルファルファを食べても大丈夫!栄養バランス抜群の「全ての食物の父」

アルファルファはスーパーフードとして注目されている野菜で、日本では「ムラサキウマゴヤシ」とも呼ばれています。

一般的に食べられているのはアルファルファスプラウトというアルファルファの新芽で、新芽を食べるという点ではかいわれ大根や豆苗と同じ仲間になります。

そんなアルファルファは犬猫が食べても大丈夫なのでしょうか。

犬や猫はアルファルファを食べても大丈夫!

犬や猫はアルファルファを食べても大丈夫です。

アルファルファには犬猫にとっても必要な栄養素が含まれています。

今回は犬猫へのアルファルファの正しい与え方や注意点についてご紹介したいと思います。

全ての食物の父

アルファルファはその栄養価の高さから「全ての食物の父」と言われています。

和名をムラサキウマゴヤシと言いますが「ウマゴヤシ(馬肥やし)」の名前のとおり元々は牧草として利用されていました。

次第にスプラウトが食べられるようになり栄養価の高さに注目度が集まったためメディアなどで取り上げられブームが起きました。

栄養の中には摂りすぎるとからだに良くないものもあるので、栄養価の高い食材だからこそ与えすぎには注意が必要です。

アルファルファに含まれる代表的な栄養素

アルファルファは様々な栄養素がバランス良く含まれているため一部抜粋してご紹介します。

アルファルファもやし 生 可食部100gあたり

栄養素含有量
エネルギー11kcal
水分96%
たんぱく質1.6g
脂質0.1g
炭水化物0.3g
食物繊維総量1.4g
カリウム43mg
カルシウム14mg
マグネシウム13mg
リン37mg
ビタミンA5μg
ビタミンK47μg
葉酸56μg

参考資料:八訂 食品成分表 2022

水分

アルファルファは96%が水分でできている野菜なので水分補給にも向いていると言えるでしょう。

残りの4%に様々な栄養素が含まれています。

食物繊維

犬猫や人間は草食動物ではないので食物繊維を消化吸収してエネルギーへ変換することができません

そのため食物繊維は必要のない成分だと考えられていましたが、後の研究により食物繊維には整腸作用があることがわかりました。

犬猫も適量摂取することによって便秘や下痢の改善が見込めます。

ただし消化吸収のできないものに変わりはないので、過剰に摂取してしまうと消化不良を起こしてしまう可能性があるので注意が必要です。

カリウム

カリウムは細胞の機能に欠かせない栄養素で生き物が生きていくために不可欠です。

カリウムはあらゆる食材に含まれており、多くのペットフードには十分量含まれているため犬猫がカリウム不足になることはあまりありません。

ただし下痢や嘔吐が常習化しているとカリウムを吸収できずに「低カリウム血症」になってしまう可能性があります。

低カリウム血症には筋力低下・歩行不全などの症状があり、首の筋力が低下してしまうことから首を上げることができなくなり常に下を向いたような独特の姿勢をとることもあります。

反対に過剰摂取した場合、水溶性のため不要な分は尿として体外に排出されますが、腎臓を悪くしている犬猫はカリウムの排出ができずに「高カリウム血症」を起こす恐れがあります。

高カリウム血症は最悪の場合死に至る可能性もある恐ろしい病気です。

カルシウム・マグネシウム・リン

これらのミネラルは丈夫な骨をつくるのに欠かせない栄養素です。

ただしバランス良く摂取しないとシュウ酸カルシウム結石やストルバイト結石になってしまう可能性があります。

ビタミンA

ビタミンAは視力維持や免疫機能の維持のために必要な栄養素です。

アルファルファにはβ-カロテンも含まれていますが、犬や人間の場合は体内でβ-カロテンをビタミンAに変換して利用することができます。

ビタミンAは過剰に摂取すると肝機能低下・頭痛・嘔吐などの症状が現れることがあるので注意しましょう。

ビタミンK

ビタミンKは血液凝固にかかわっているビタミンです。

もしも犬猫が出血した際には「血小板」という血液中の成分が止血をし、その後「血液凝固因子」の働きによって血が固められ出血が止まります。

ビタミンKはこの血液凝固因子の生産に必要なビタミンです。

葉酸

葉酸はビタミンB9とも呼ばれているビタミンでDNAの合成に欠かせない栄養素です。

そのため胎児はたくさんの葉酸を必要とするので妊娠中の犬猫は葉酸の要求量が増えます

犬や猫へのアルファルファの与え方

アルファルファはそのままだと細長く食べにくい可能性があるので細かく刻んであげると良いかと思います。

生で与えてるのは問題ありませんが、さっと茹でるなどしてあげると柔らかくなり胃に優しくなるでしょう。

栄養のバランスが取れているので様々な料理にちょい足ししてみたり、普段与えているフードに混ぜてあげるといいでしょう。

【まとめ】犬猫はアルファルファを食べても大丈夫

犬猫はアルファルファを食べても大丈夫です。今回のポイントをおさらいしましょう。

  • あらゆる栄養素が含まれているスーパーフード
  • 生でも食べられるが茹でて柔らかくすると胃に優しくなる
  • 栄養素の中には過剰摂取のリスクがあるものもあるので与えすぎに注意

今回は犬や猫にアルファルファを与える注意点を解説しました。

様々な栄養素が含まれている食材ですが、普段与えているペットフードなどと合わせて栄養過剰になってしまわないように注意しましょう。

鈴木 利奈RINA SUZUKI - PET FOOD ADVISER

記事一覧

ペットレシピ.jpの記事を執筆・監修しています。

キャットフード勉強会・ドッグフード勉強会を運営している鈴木です。大好きな犬猫とペットフードについて深く学ぶため、講師を呼んで勉強会を開いています。ペットフード販売士、ペット栄養管理士、愛玩動物飼養管理士2級、化粧品検定1級(コスメコンシェルジュ)等の資格を取得。

関連記事