ヨーグルトに入ってることや化粧品にも使用されることで有名なアロエ。
おうちで育てている方も多いようで玄関先などでよく見かけることがあります。
そんなアロエは犬猫が食べても大丈夫なのでしょうか。
犬や猫はアロエを食べてはいけない
犬や猫にアロエを与えてはいけません。
アロエには犬猫の体に悪影響を及ぼす成分が数種類含まれています。
今回はその成分や犬猫がアロエを食べて起こる可能性のある症状についてご紹介します。
アロエの可食部について
アロエヨーグルトなどに入っているアロエはアロエの葉の中にある透明の「葉肉」と呼ばれる部分です。
ご家庭でよく育てられているアロエは葉が薄く葉肉が少ないため食用には向きません。
食用に使用されるのは「アロエベラ」と言うとても葉が分厚い品種になります。
アロエに含まれる危険な成分
アロエに含まれる以下のような成分は犬猫にとって悪影響となります。
バルバロイン
主にアロエの葉に多く含まれている「バルバロイン」。
人間が食べると整腸作用として働きますが胃の弱い犬猫の場合は下痢や腸の炎症を起こしてしまう可能性があります。
また、人間の場合でも過剰に摂取したり体質に合わない方はお腹を下すこともあるようです。
サポニン
アロエに苦味を感じたことがある方もいるかもしれませんが、それは「サポニン」という成分が関係しています。
サポニンには抗酸化作用があり、人間が摂取すると活性酸素からからだを守ることによって老化や免疫力の低下を防ぐ働きがあります。
しかしこちらの成分も犬猫にとっては刺激が強く下痢や腸の炎症に繋がる可能性があります。
アントラキノン
最後は「アントラキノン」ですが、この成分は前述したバルバロインと似ており、人間が摂取すると整腸作用があります。
しかし犬猫の場合は下痢や腸の炎症の元となってしまうことがあるので注意しましょう。
また、アントラキノンも体質の合わない方は下痢を起こしたりする可能性があるので注意しましょう。
アロエ入りの犬猫用品について
犬猫が食べてはいけないアロエですが実は犬猫用品にはアロエが使用されているものがあります。
アロエ入りシャンプー
犬猫用のシャンプーの中にはアロエが入っているものがあります。
アロエの成分は低刺激で犬猫の皮膚や被毛の健康に良いとされています。
犬猫用シャンプーの中には、保湿成分としてアロエエキスを配合している製品があります。アロエはスキンケア用途でも広く使用されている成分で、皮膚や被毛のうるおいを保つ目的で配合されることがあります。ただし、体質や皮膚の状態によっては刺激を感じる可能性もあります。使用後に赤みやかゆみなどの変化が見られた場合は、使用を中止し様子を観察しましょう。
また、シャンプー製品であるため、使用中やすすぎ前に犬猫が舐めないよう注意が必要です。成分表示や使用方法を確認し、個体の状態に合わせて選択することが大切です。
アロエ入りのペットフード
アロエ入りのドッグフードやキャットフードが販売されています。
アロエは水分や食物繊維などを含む植物で、こうした特性を踏まえて原材料の一部として使用されることがあります。
製品に使用される場合は、ペット用として設計された原料やエキスが用いられ、安全性を考慮したうえで配合量が調整されています。気になる場合は、原材料表示を確認したり、製造元に問い合わせたりすると安心です。
アロエベラジュース
肝機能のサポートや口腔内トラブルの補助目的で、獣医師がアロエベラ製品を提案するケースもあるようです。
ただし、これは標準治療として広く推奨されているものではなく、個体の状態に応じた判断によるものです。動物病院で取り扱われる製品は、一般的にペットへの使用を想定して成分や濃度が調整されています。一方、市販の人用アロエ製品には刺激性成分を含むものもあるため、自己判断での使用は避けたほうがいいでしょう。
使用を検討する場合は、必ず獣医師の指示に従うことが重要です。
犬猫がアロエを食べてしまわないために
玄関先やベランダなどでアロエを育てている方は犬猫がかじってしまわないように注意してください。
アロエの危険な成分は葉や葉腋に特に多く含まれているので葉ごとかじって飲み込んでしまうような事態は避けましょう。
おうちで犬猫をアロエに近づけないようにするような環境作りも大切ですが、犬の場合は散歩中も注意しましょう。
好奇心旺盛な子は他人の家の玄関などにあるアロエにかじりついてしまうかもしれません。
もしも食べてしまったら
もしも犬猫がアロエを葉ごと食べてしまった場合はどのぐらいの量食べたかを確認しましょう。
少し食べた程度では重篤な症状になることは考えにくいですが大量に食べた場合やお腹を苦しそうにしている場合は獣医師へ相談した方が無難でしょう。
その際にはいつ・どのぐらいの量を食べてしまったのかを分かる範囲で説明できるようにしておきましょう。
また、犬猫がアロエヨーグルトを食べてしまった場合はアロエよりヨーグルトの成分に注意しましょう。
アロエヨーグルトに含まれているアロエは危険な成分が取り除かれているものが多いです。
そのためその他の砂糖や乳糖に注意するべきと言えるでしょう。
ヨーグルトに関しては以下の記事も参考にしてみてください。
【まとめ】犬猫にアロエを与えてはいけない
犬猫にはアロエを与えてはいけません。NGポイントをおさらいしましょう。
- 人間にとって整腸作用や抗酸化作用のある成分も犬猫にとっては下痢や腸の炎症の原因になってしまう
- 危険な成分は特にアロエの皮に多く含まれているので生えているアロエを皮ごと食べてしまわないように注意
- アロエシャンプーは皮膚や被毛に良いので使ってもいいがアレルギー反応を示す子もいる
今回は犬猫がアロエを食べる危険性について解説しました。
人間にとって良い成分でも犬猫にとっては悪い影響を与える場合があるので注意しましょう。




