愛犬・愛猫に与えるきゅうりについて
夏野菜としても有名ですが一年を通して手に入りやすいきゅうり。
そんなきゅうりは犬猫は食べても大丈夫なのでしょうか。解説していきます。
犬や猫はきゅうりを食べても大丈夫!
犬猫はきゅうりを食べても大丈夫です。きゅうりには犬や猫にとって有害な成分が含まれていません。
しかし与え方には少し注意する点があるので解説していきたいと思います。
生で食べても大丈夫?
犬猫はきゅうりを生で食べても大丈夫です。
生で食べても大丈夫ですが、与えるときは喉に詰まらせないように細かく刻んであげましょう。
また、きゅうりの皮は不溶性食物繊維が豊富なため犬猫にとって消化しにくい食べ物です。
与えるときは皮を剥いてあげるか皮は少量にするなど工夫してあげるといいでしょう。
腎臓への影響はある?
きゅうりに含まれているカリウムはナトリウムと互いに作用しながら体内の水分量のコントロールや、
神経系の伝達に重要な役割を果たしている栄養素です。
腎臓の機能が落ちた犬や猫はこのカリウムやナトリウムの排出が上手くできなくなることがあります。
カリウムの量が過剰になると高カリウム血症という病気になってしまうかもしれません。
腎臓が悪い犬や猫にはカリウムの与えすぎに注意してください。
猫がびっくりする?
振り向きざまにきゅうりを見つけた猫が飛び上がってびっくりする動画を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
なぜきゅうりに驚くのかは諸説ありますが猫の天敵であるヘビに見え、ヘビを本能的に危険だと察知して距離を取っているのではないかといわれています。
いずれにせよ猫を驚かすのは猫にとってとてもストレスになります。猫は神経質な動物なのであまり驚かせないようにしてあげましょう。
きゅうりに含まれる代表的な栄養素
生 可食部100g当たり
栄養素 | 含有量 |
---|---|
エネルギー | 13kcal |
たんぱく質 | 0.7g |
炭水化物 | 1.9g |
カリウム | 200mg |
β-カロテン当量 | 330μg |
参考資料:八訂 食品成分表 2022
カリウム
きゅうりにはカリウムが100g当たり200mg含まれています。
とても多いとはいえない数字ですが、前述したとおりカリウムの摂りすぎには高カリウム血症などのリスクがあります。
与える量には注意しましょう。
β-カロテン
きゅうりにはβ-カロテンが含まれています。β-カロテンは体内でビタミンAに変換され、視覚の維持などに役立ちます。
しかし、猫にはβカロテンをビタミンAに変換する酵素が無いです。別の方法でビタミンAを与えてあげましょう。
また、ビタミンAも過剰接種すると関節異常や繁殖機能の低下などのリスクがあるので注意しましょう。
犬や猫にきゅうりをあげる際の注意点
犬や猫にきゅうりをあげる際には、いくつかの注意点があります。
大きいまま与えない
きゅうりをそのまま与えるとのどを詰まらせたり消化不良を起こすかもしれません。
与えるときは細かく刻みましょう。
水分が多い
きゅうりは95%が水分でできています。食べ過ぎると体温が下がりすぎて下痢になる可能性があるので注意しましょう。
また、冷えたきゅうりを犬猫に与えるとお腹を壊す原因になるので冷やしたきゅうりはなるべく与えないようにしましょう。
無理に与えない
きゅうりに限った話ではありませんが、犬猫が嫌がるならきゅうりを無理に与える必要はないです。
きゅうりはほとんどが水分で接種できる栄養もわずかです。無理をして食べるほどのものではありません。
特に猫の場合はそもそも完全肉食動物なので野菜は勧んで食べない場合がほとんどです。
犬や猫にあげるきゅうりのレシピ
にんじん&きゅうりご飯
①にんじんときゅうりをみじん切りにします
②①とご飯をボウルで混ぜ合わせます
③お皿にうつして完成
にんじん・きゅうり・ご飯を混ぜ合わせるだけの簡単レシピです。
お湯を少し混ぜると食べやすくなって良いかもしれません。
【まとめ】犬猫はきゅうりを食べても大丈夫
犬猫はきゅうりを食べても大丈夫ですが以下の点には注意しましょう。
・水分過多に注意
・体の冷えすぎに注意
・食べるメリットは少ないので嫌がるなら与えない
今回はきゅうりについて紹介しました。
愛犬・愛猫のご飯の彩りなどにご活用ください。