犬猫は米粉を食べても大丈夫。ペット用おやつに使える?グルテンフリーについて解説

米粉について

米粉とは、お米を細かく砕いて粉状にしたもの。歴史は古く、奈良時代からお団子せんべい、和菓子と言った日本の食べ物に使われてきました。

近年では製粉技術の発達により小麦粉の代わりとしてパン、ケーキやクッキー・マフィンといったお菓子、麺類などの幅広い用途で使われ始めています。

健康意識への高まりから「グルテンフリー」に注目している方も多く、スーパーやコンビニで米粉を使ったことを売りにした商品を見かけることも多くなってきました。

犬猫は米粉を食べても大丈夫

犬猫に米粉を使った料理は食べさせても大丈夫です!グルテンフリーの犬猫にも問題ありません。

今回は犬猫に米粉を使ったおやつ・料理を与えるメリットや「グルテンフリー」についての解説、そして米粉を使った愛犬・愛猫用レシピなどを紹介していきます。

米粉パンは犬猫が食べて大丈夫?

米粉パンは犬猫が食べても大丈夫です。

ただし、人間用の米粉パンは種類により砂糖や塩分など犬猫の身体に良くない成分が含まれています。

与える前にはよく成分を確認し、不安であれば与えない、もしくは犬猫用の米粉パンが市販されていますのでそちらを購入しましょう。

きな粉やおからを合わせて米粉のおやつ作りをしても大丈夫?

きな粉とおからも犬猫に食べさせて大丈夫な食品です。

きな粉にはたんぱく質、ビタミン類、カルシウム、葉酸が含まれていて、おからは食物繊維が豊富です。

米粉と合わせることで、炭水化物中心の米粉に対してたんぱく質や食物繊維を補うことができます。

ただし、与えすぎると消化不良や下痢を起こすことがあるため、少量にとどめるようにしましょう。

そもそもグルテンフリーとは?

一般的にグルテンフリーと言えば「グルテンを摂取しない食生活」もしくは「グルテンの含まれていない食べ物」を指します。

小麦や大麦・ライ麦などに含まれるたんぱく質であるグルテニンとリアジンが絡み合ってグルテンとなります。

パンなどのもちもちとした食感はこのグルテンによるものです。

グルテンフリーは元々、小麦に含まれるグルテンによって症状が起こる疾患(セリアック病など)を持つ人向けの食事療法として知られています。

近年では健康志向の食事として取り入れる人も増えています。

犬猫にとってのグルテンフリー

グルテン自体は犬猫にとって問題の無い栄養素ですが、稀にグルテンアレルギーを持つ犬猫が存在します。

そのため、小麦などに対する食物アレルギーが確認されている犬猫では、それらの原材料を避けた食事管理が必要になります。

犬はデンプンなどの炭水化物を消化する能力を持つことが研究で示されており、穀物をある程度消化することができます。一方で、猫は本来肉食性の強い動物であり、犬に比べて炭水化物の利用能力は高くありません。ただし、犬猫いずれの場合でも個体差や体質によっては穀物を多く含む食事で消化不良を起こし、便がゆるくなることがあります。

全ての犬猫がグルテンフリーにすべきかと言うとそうではありませんが、食物アレルギーや消化状態など個体の体質に応じて食事を選ぶことが大切です。

米粉はグルテンフリーの食材

米粉はグルテンを含まない食材であり、小麦に含まれるグルテンを避ける必要がある犬猫の食事で代替原料として用いられることがあります。

冒頭で少し触れましたが、近年では米粉でパン、ケーキやクッキー・マフィンなどを作ることも増えてきています。

愛犬・愛猫におやつやごほうびをあげてみたいけれど小麦粉を使うことに不安がある場合は、原材料や栄養バランスを確認したうえで、米粉を使用した犬猫用製品を選ぶ方法や、犬猫向けのレシピで手作りする方法もあります。

米粉の栄養素

米粉100gあたりの主な栄養素

米粉
エネルギー356kcal
炭水化物82.2g
食物繊維0.6g
たんぱく質5.1
リン62mg
カリウム6mg
マグネシウム11mg

参考資料:八訂 食品成分表 2022

犬猫に米粉料理を食べさせる時の注意点

米粉の栄養のほとんどは炭水化物

栄養素表からおわかり頂けるように、米粉に含まれる栄養のほとんどは炭水化物です。

人間ほどではありませんが、犬は炭水化物をエネルギー源として利用することができ、猫でも一定量の炭水化物を代謝することが知られています。

炭水化物は主にエネルギー源として利用される栄養素であり、食物繊維を含む食材では便通に関与することもあります。

犬猫はデンプンを消化する能力を持っていますが、調理によってデンプンが糊化すると消化しやすくなることが知られています。

しかし、米粉でお腹が膨れてしまうと炭水化物以外の栄養をあまり取ることができません。

あくまでおやつやごほうびとして、普段の食事の他に少量だけ食べさせるようにしましょう。

子犬・子猫やシニアに与える時は気をつけて

子犬・子猫やシニアの犬猫では、消化機能や代謝機能が成犬・成猫とは異なるため、食事内容には注意が必要です。

子犬・子猫では消化機能が十分に発達していない場合があり、シニアの犬猫では消化機能が低下していることもあるため、食材によっては消化不良や下痢を起こすことがあります。

そのため、子犬・子猫やシニアの犬猫に米粉を使ったおやつを与える場合は、主食の栄養バランスを崩さない範囲で少量にとどめ、体調や便の状態を観察することが大切です。

愛犬・愛猫にごほうびであげたい!米粉を使ったおやつレシピ

米粉パンケーキ

用意するもの

  • 米粉:80g
  • ベーキングパウダー:小さじ1
  • 水:120ml
  • オリーブオイル:小さじ1

作り方

  1. 米粉・ベーキングパウダー・オリーブオイルのの順にボウルに入れよく混ぜる。
  2. フライパンにオリーブオイルを少量ひき、中火で熱する。
  3. 1の生地を広げて加熱する。両面をしっかりときつね色に焼いたら完成!

とてもシンプルな米粉のパンケーキです。

これにプラスして蒸したかぼちゃやさつまいもを生地に練り込んだり、イチゴやバナナなどの犬猫も食べられる果物を添えてあげると見た目も華やか。

米粉だけだと不足してしまう栄養をトッピングで補うことができます

チョコや生クリームは犬猫にNGなのでかけないように。かけるなら人間用のものを別皿で用意しましょう。

米粉のかぼちゃクッキー

犬猫が食べても問題ない米粉を使い、ビタミンCやβカロテンなど栄養素が豊富なかぼちゃを練り込んだレシピです。

カロリーはやや高いので、あげすぎに注意しましょう。

米粉のかぼちゃクッキー

【まとめ】

米粉は犬猫に食べさせても大丈夫!

  • グルテンフリーなので、小麦粉の変わりとしてケーキやクッキーなどの犬猫用のおやつを作る時に使えます。
  • 栄養はほとんど炭水化物なので、米粉だけでおなかいっぱいにならないように。
  • 炭水化物の過剰摂取は子犬・子猫やシニアの犬猫の身体には負担となることがあるので、食べさせる時は気をつけて。

今回は米粉について紹介・解説致しました。

ぜひ米粉を使って愛犬・愛猫用におやつを手作りしてあげてください◎

鈴木 利奈

鈴木 利奈ペットフードアドバイザー

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WEBサイトのキャットフード勉強会、ドッグフード勉強会の旧管理者。現在は犬猫レシピの記事を執筆・監修しています。ペット栄養管理士、愛玩動物飼養管理士2級、化粧品検定1級(コスメコンシェルジュ)等の資格を取得。

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