犬猫に与えるうどんについて
うどんは小麦粉に水と食塩を加えて練り、麺状に加工した食品です。
太さには幅広い種類があり、弾力のある食感が特徴の麺料理として日本で広く食べられています。
暖かい汁か冷やした冷たい汁につけて食べるのが最もスタンダードで汁が無く、出汁しょうゆと生卵で食べる釜玉うどんも人気です。
そんな私たちの食卓に欠かせないうどんは犬猫に食べさせても大丈夫なのでしょうか。
犬猫はうどんを食べても大丈夫
うどんは犬猫が積極的に取らなければいけない食材ではありませんが、食べても大丈夫です。
今回はうどんを愛犬愛猫に食べさせる際の注意点や簡単なレシピなどを紹介・解説していきます。
塩分は大丈夫?
生のうどんには食塩が多く含まれており、生うどんでは100gあたり約2〜2.5g程度の食塩が含まれています。
しかし、うどんは茹でることで塩分の多くがゆで汁に溶け出すため、ゆでたうどんでは100gあたり約0.3g程度まで減少するとされています。
そのため、茹でたうどんを少量与える程度であれば、健康な犬猫で塩分が問題になる可能性は高くありません。
ただし、塩分摂取をできるだけ抑えたい場合は、減塩タイプのうどんを選ぶのも一つの方法です。
腎臓病・腎不全の犬猫は食べても大丈夫?
うどんの主な栄養成分は炭水化物で、たんぱく質やリンの含有量が比較的少ない食品です。
そのため、食欲が低下している犬猫にエネルギー源として少量利用されることがあります。
ただし、腎臓病の食事管理ではたんぱく質、リン、ナトリウム、カロリーなどのバランスを総合的に管理する必要があります。
そのため、腎臓病の犬猫にうどんを与える場合は自己判断で量を増やすのではなく、かかりつけの獣医師に相談することが大切です。
うどんを犬猫に食べさせるメリット
食べやすく消化しやすい
うどんは柔らかく消化に良い食べ物ですので、食欲が落ちている犬猫や消化に不安のある犬猫、歯の弱っている犬猫にも食べさせることができます。
エネルギー源となる炭水化物
うどんはご飯と同様に良質な炭水化物であり犬猫にとっても必要なエネルギー源となります。
糖質が不足すると疲れやすくなり、糖質を補うためにたんぱく質が使われて筋肉量が減少することがあります。
そのため、食欲が落ちている犬猫に対して、消化しやすい炭水化物を少量補う目的で利用されることがあります。
ただし、猫は本来炭水化物の利用能力が犬より低い動物であるため、与える量は控えめにすることが大切です。また、犬であってもあくまで主食の補助として少量与える程度にとどめましょう。
食べさせる際の注意点
食べさせ過ぎはNG。主食にはしない。
うどんの栄養素のほとんどは炭水化物。炭水化物は体を動かすために必要なエネルギー源ではありますが、食べ過ぎは肥満に繋がります。
食べやすくお腹の膨れる食材ですが、うどんだけでお腹いっぱいになると栄養が偏ってしまいます。
食べさせる時は少量に抑えつつ他の食材と合わせ、カロリーと栄養のバランスを整えましょう。
小麦アレルギーに注意
小麦にはグルテンなどのたんぱく質が含まれています。
これらの成分は多くの犬猫では問題になりませんが、まれに小麦などの食品に対してアレルギー反応を示す犬猫もいます。
アレルギーを発症すると、
- 発疹や肌の赤み
- 下痢
- 嘔吐
などを引き起こしてしまいます。
初めて食べさせる際は少量から与え、様子を見るようにしましょう。
食後、体の痒みや赤み、下痢・嘔吐などが見られるとアレルギー症状の可能性があります。
薬味やつゆに気をつける
うどんと言えば薬味のネギやうどんつゆが欠かせませんが、どちらも犬猫には有害で中毒や塩分過多になってしまいます。
- 人間が食べているうどんをそのまま食べさせない
- 人間用のうどんの誤飲誤食が絶対に起きないように気をつける
という意識は必ず持ちましょう。
犬猫用のうどんの場合は、
- ネギなどの薬味の代わりに安全な野菜を茹でて添える
- めんつゆの代わりに鰹やこんぶの出汁で風味を付ける
と言ったことで代用すると良いでしょう。
犬猫への食べさせ方と適量
小さくカットする
茹でたうどんは柔らかく消化もしやすいですが、犬猫は麺をすすることができません。
そのまま食べさせてしまうとむせたり、長いまま無理に飲んで喉などで詰まってしまうことが考えられます。
茹でる前後にキッチンはさみなどで短くカットしてあげると安心です。
食べさせる時の適量の目安
うどんはあくまでおやつか、他の野菜などの食材と合わせたかさ増し、エネルギー補給の食材と捉え、うどんのみが主食とならないようにしましょう。
おやつとして食べさせる場合、犬猫の1日に必要なカロリーの10~20%程度が目安となります。
ただしあくまで目安ですので飼育環境や個体差など、状況により前後します。
犬猫向けうどんレシピ
下茹でうどん
- 事前にうどんを細かく刻んでおく
- しっかりと茹で、水切りをしてから普段のフードのトッピングや料理に使用する
いきなりうどんだけを食べさせようとすると口を付けないこともあるので、普段のフードと合わせることで食べやすくなるかもしれません。
鰹だしの煮込みうどん
用意するもの
- にんじん
- 大根
- しめじ
- 白菜
- 鶏肉
- だし汁(鰹節)
- うどん
作り方
- 具材をそれぞれ1cm角程度に切る。
- 鍋に切った具材とだし汁を入れ、10分ほど煮込む。
- 細かく切ったうどんを加えもう数分煮込んだら完成。
鰹節のだしが食欲をそそる一品です。具材とうどんで栄養とエネルギーを補給ができます。
鰹節のだし汁はこちらで解説しております。
うどんと犬猫にまつわる余談
うどん県とも言われる香川では犬とうどんが食べられる?
うどん県とも言われるほど県民みんながうどんを好きで力を入れている香川では、愛犬を連れて食べに行くことのできるうどん店や犬専用のうどんを販売しているお店があるようです。
犬を飼っているみなさまは旅行の選択肢に香川を考えてみても面白いかも知れませんね。
猫はうどん職人?
猫を飼っていると、人の上やまくら・クッションなどの上に乗っかってまるでうどん職人かのようにふみふみ・こねこねと動く様子を見かけることがあります。
これは猫がうどん職人だから…ではないですが、はっきりとした原因はよくわかっていません。
- 甘えたい
- マーキングをしている
- 母猫のおっぱいを飲んでいるときに付いた安心・幸せを表す動き
など、かわいらしい理由が諸説あるようです。
【まとめ】
犬猫はうどんを食べても大丈夫です。
食べやすく消化しやすいので、消化器官に不安があったり食欲の衰えた犬猫に食べさせるのに適しています。
気になる塩分も健康な犬猫であれば問題を引き起こすリスクは低いとされています。
- 腎臓病や腎機能に問題がある場合は獣医師に相談してから判断
- 小麦アレルギーの犬猫に食べさせてはいけない
- 栄養はほとんど炭水化物なので、うどんだけでお腹いっぱいにならないように
- 人間用の薬味やつゆは犬猫には絶対にNG
などの注意点に気をつけて愛犬愛猫の手作りごはん・おやつに上手に取り入れましょう。



