犬猫の化粧品の誤飲に注意!種類によっては催吐処置や解毒措置が必要になるケースも

化粧品は「体を清潔にしたり外見を変える目的で、皮膚や髪などに塗布や散布したりするもの」で、なかでも人体への作用が緩和なものを指します。

一括りに化粧品といっても、化粧水や乳液などの基礎化粧品、ファンデーション、下地などのベースメイク用品、アイシャドウ、チークなどのメイクアップ用品など様々です。

最近は男女問わずスキンケアをしたりメイクをする人が増えていますし、犬猫への影響も気になりますよね。

この記事では犬猫が化粧品を誤飲、誤食してしまった場合の危険性や注意点について解説していきます。

犬猫の化粧品の誤飲の危険性

犬や猫が化粧品を誤飲すると、化粧品の種類や量にもよりますがさまざまな健康リスクが発生する可能性があります。

一般的な化粧品には、香料や防腐剤、着色料などの化学物質が含まれていて、小さな犬猫は少量を舐めてしまった程度でも影響を受ける場合があります。

とくにヘアカラー剤、除毛剤、ネイル用品(マニキュアや除光液)、香水などは危険度が高く、中毒のリスクもあります。

犬猫が化粧品を誤飲した際に考えられる症状

犬猫が化粧品を誤飲した場合、以下のような症状が現れる可能性があります。

  • 消化器系の症状: 嘔吐、下痢、食欲不振など。
  • 神経系の症状: けいれん、不安、異常な行動、意識の混濁など。
  • 呼吸器系の症状: 呼吸困難、喘鳴、咳など

これらの症状が現れた場合、速やかに獣医師の診察を受けることが重要です。

その際、必ず化粧品と全成分表示が書かれているものを持参してください。

化粧品の誤飲を防ぐために

犬や猫が化粧品を誤飲してしまうことを防ぐためには、以下のような方法があります

  • 化粧品を安全な場所に保管する: 犬や猫がアクセスできない場所に化粧品を保管しましょう。キャビネットや引き出しの中、高い棚、または密閉された容器に保管することで、犬猫が誤って触れることを防ぐことができます。
  • トイレタリーバッグや化粧ポーチを閉める: 旅行中や日常生活の中で、化粧品を持ち歩く際には、トイレタリーバッグや化粧品ケースをきちんと閉めておくことが重要です。特に、小型の犬や好奇心の強い猫のいる家庭では、この対策が有効です。
  • 使用後はすぐに片付ける: 化粧品を使用した後は、すぐに片付けるようにしましょう。使用済みのコットンやティッシュ、化粧ブラシなどを放置しておくと、犬猫が興味を示してしまう可能性があります。
  • 日頃からしつけをしておく: 犬や猫が化粧品に触れないように、日頃からしつけを行うことが重要です。また、犬猫が化粧品に近づく際には注意を払うことも大切です。

これらの対策を組み合わせることで、犬や猫が化粧品を誤って摂取するリスクを最小限に抑えることができます。

犬猫に優しい化粧品を選びもおすすめ

最近は犬猫にとって優しい成分で作られた、ペットと触れ合う方向けの化粧品(スキンケア)も販売されています。

全てをそういった商品にするのは難しいかもしれませんが、飼い主の手足、顔を舐めてしまう犬猫の場合はこのような商品を選ぶことも対策の1つでしょう。

ロニーボディクリーム

 

 

 

 

 

さっぱりしたヨーグルトのようなテクスチャー。塗った直後でも犬の毛がつきにくいサラッとした使用感。

・ロニースキンローション

天然由来成分100%(水を含む)でバシャバシャと気兼ねなく使える化粧水。

ロニースキンミルクやロニーボディクリームとの相性も◎

・ロニースキンミルク

スキンローションと一緒に使うことを想定して作られた乳液。ベタつかないのにしっかり潤いを閉じ込めます。

犬猫が化粧品を誤飲してしまった際の対処法

犬猫が化粧品を誤って摂取した場合、化粧品の種類によっては犬猫の健康に深刻な影響を与える可能性があるため、速やかに専門家の診断と治療を受けることが大切です。

  • 動物病院への受診: 誤飲が疑われる場合は症状が無くてもまずはかかりつけ医へ電話で連絡をするなどし、必要に応じて受診しましょう。
  • 誤飲した化粧品の情報を記録: 犬猫がどのような化粧品を摂取したか、また可能であればその成分や摂取量、摂取時刻などの情報を記録しておきましょう。
  • 催吐処置: 獣医師の指示に従い、催吐剤などで吐かせるケースもあります。場合によっては適切ではないこともあるため飼い主自ら吐かせることは控えましょう。
  • 解毒措置: 化粧品に含まれる有害な成分を中和するための解毒措置が必要な場合があります。これには、吸着剤や特定の薬品の投与などが含まれます。
  • 対症療法: 犬猫の症状に応じて適切な対症療法を行います。例えば、脱水症状がある場合には静脈注射による補液が行われることもあります。
  • 入院治療: 重症の場合や中毒症状が出ている場合、入院治療が必要になる場合があります。

様子を見てしまい状況が悪化すると、精神的にも肉体的にも負担が大きくなります。

誤飲で動物病院を受診する場合、ペット保険に加入していれば適用となる場合がほとんどですし、躊躇わずにできるだけ早く対処してあげることが犬猫にとって最良の選択です。

【まとめ】犬猫の化粧品の誤飲に注意!

犬や猫が化粧品を誤飲すると、化粧品の種類や量にもよりますがさまざまな健康リスクが発生する可能性があります。

一般的な化粧品には、香料や防腐剤、着色料などの化学物質が含まれていて、小さな犬猫は少量を舐めてしまった程度でも影響を受ける場合があります。

とくにヘアカラー剤、除毛剤、ネイル用品(マニキュアや除光液)、香水などは危険度が高く、中毒のリスクもあります。

誤飲が疑われる場合は症状が無くてもまずはかかりつけ医へ連絡し、速やかに専門家の診断と治療を受けることが大切です。

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鈴木 利奈RINA SUZUKI - PET FOOD ADVISER

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ペットレシピ.jpの記事を執筆・監修しています。

キャットフード勉強会・ドッグフード勉強会を運営している鈴木です。大好きな犬猫とペットフードについて深く学ぶため、講師を呼んで勉強会を開いています。ペットフード販売士、ペット栄養管理士、愛玩動物飼養管理士2級、化粧品検定1級(コスメコンシェルジュ)等の資格を取得。

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