『ペットシーツ』はご存じの通りペットのトイレ用の吸水シートのことで、犬や猫の排泄物を吸収し、ニオイを抑えるための便利なアイテムです。
各メーカーから様々なタイプの商品が販売され、日常的に使用しているご家庭も多いかと思います。
ペットシーツは犬猫にとって身近な分、遊んだりいたずらしているうちに食べてしまった、ということが起こりやすいもの。
この記事では、ペットシーツの誤飲の危険性、症状、対策について詳しく説明します。
ペットシーツの材質と危険性
ペットシーツは一般的に不織布、セルロース、吸水性ポリマー、消臭剤などの材料で作られています。
これらの成分は一般的に非毒性ですが、ペットが大量に誤飲した場合や、特定の成分にアレルギーを持っている場合、健康リスクが発生します。
特に吸水性ポリマーは、体内で膨張し消化管の閉塞や窒息の危険性があるため大変危険です。
- 消化器系への影響: 吸水ポリマーやその他のが消化器官に留まり、腸閉塞や消化器系のトラブルを引き起こす可能性があります。
- 中毒: 成分中の有害な化学物質が吸収されることで、中毒症状が生じる可能性があります。
- 呼吸器系への影響: 誤って喉に詰まった場合、呼吸困難を引き起こすおそれがあります。
犬猫がペットシーツを誤飲した際に考えられる症状
ペットシーツを誤飲した場合、以下のような症状が現れる可能性があります。
- 吐き気や嘔吐
- 下痢や便秘
- 食欲不振
- 腹部の膨満感や痛み
- 不安や興奮
- 呼吸困難
- 脱水症状
これらの症状が現れた場合、速やかに獣医師の診察を受けることが重要です。
ペットシーツの誤飲を防ぐために
ペットシーツの誤飲を防ぐためには、以下の対策を取ることが重要です。
- ペットシーツのストックは犬猫の届かない場所に保管する。
- 使用済みのペットシーツは、適切に処理しすぐに捨てる。
- ペットシーツの使用時は犬猫の様子を観察し、必要に応じてシーツの取り替えや補充を行う。
- いたずらをしてしまう犬猫の場合はシーツをカバーするメッシュ付きのトレイを使用する。
ペットシーツを誤飲してしまった際の対処法
犬猫がペットシーツを食べてしまった場合は、まずは落ち着いて状況を把握し行動しましょう。
- 症状の観察: 愛犬愛猫の状態をよく観察し、嘔吐や下痢、食欲不振などの症状があるかどうか確認します。
- 動物病院への連絡: 獣医師に連絡し、状況を説明します。
- 症状に応じた処置: 獣医師の指示に従って、症状に応じた処置を行います。
- 喉に詰まった場合の応急処置: もしペットが喉にペットシーツを詰まらせてしまった場合は、応急処置として人工呼吸や背中を叩くなどの手当てを行います。ただし、喉に詰まった物を取り除こうとすると、逆に喉に押し込んでしまう可能性があるため注意が必要です。
犬や猫がペットシーツを誤飲した場合は、早めに獣医師に連絡し、適切な処置を行うことが重要です。
自己判断で処置を行う前に、必ず専門家のアドバイスを受けるようにしましょう。
【まとめ】犬猫のペットシーツの誤飲に注意!
犬や猫がペットシーツを誤飲することは、重大な健康リスクを伴い消化器官や呼吸器系への影響が懸念されます。
ペットシーツの誤飲を防ぐためには、犬猫の様子をよく観察すること、適切に保管、廃棄することが重要です。
ペットシーツで遊んでしまう犬猫の場合はメッシュ付きのトイレトレイがおすすめです。
万が一誤飲が起きた場合は、速やかに獣医師の診察を受けましょう。