グロリオサは犬猫にとって危険な植物。人間でも中毒死の可能性があり要注意

グロリオサとは

グロリオサは熱帯アフリカから熱帯アジアに10種類ほど分布する多年草の球根植物です。

夏頃に開花時期を迎え、その花は炎のように艶やかでユニークな見た目から園芸植物として人気が高く、また切り花でも通年販売されるほどよく見かける植物です。

グロリオサの基本情報

学名:Gloriosa
和名:キツネユリ(狐百合)
その他の名前:ユリグルマ(百合車)
科名 / 属名:イヌサフラン科 / キツネユリ属(グロリオサ属)
花言葉:「栄光」「華麗」「燃える情熱」「勇敢」

グロリオサは毒性成分を含むので犬猫にとって危険な植物

グロリオサは花、葉、茎、地下部(塊状根)の全草に強毒を含むため、誤食してしまうと大変危険な植物です。

グロリオサに含まれる主な毒性

グロリオサに含まれる毒性成分は有毒アルカロイドの「コルヒチン」です。

人間では地下部の塊状根をヤマイモと間違えて食用し、中毒死した例もあるほど強力な毒性を持ちます。

グロリオサの誤食による中毒症例

  • 口腔・咽頭灼熱感
  • 発熱
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 背部疼痛
  • 臓器の機能不全
  • 死亡

グロリオサは人間でも中毒死例があるほど強い毒をもち、一般的にコルヒチンの致死量は人間で0.5mg/kgとされ、0.8mg/kg以上の服用でほぼ100%死亡するといわれています。

人間における致死量は0.8mg/kgですが、人間より消化能力、解毒能力の低い犬や猫への影響はさらに大きく致命的であると言えるでしょう。

強い毒性なので助かった例においても、消化器系症状、呼吸困難、急性腎不全などが報告されています。

犬や猫がいる環境内でグロリオサを置かない!

グロリオサは個性的で美しい花姿が人気で、園芸植物として市販されています。切り花としても人気があるため、花束の中に含まれることも多くあります。

日常生活で触れ合う機会がある花なので、その毒性を知らずに室内に切り花を飾ったり、犬や猫が触れられる範囲で栽培を楽しむことは大変危険です。

上記で解説したようにグロリオサは全草に死に至るほどの強い毒性をもつため、犬や猫がおもちゃにしてかじる、なめるだけでも中毒症状を引き起こす可能性があります。

また、花粉を吸いこむだけでも深刻な状況を引き起こす可能性も考えられます。

グロリオサの誤食がわかったら早急に動物病院で受診しましょう

グロリオサの毒性は死に至るケースが考えられるため、万が一グロリオサの誤食が合った場合には直ちに動物病院で受診することをおすすめします。

人間での誤食による発病時期は摂取後~数時間以降に発症するといわれており、犬や猫も比較的早く中毒症状を引き起こすことが予想されます。

どの部位をどの程度食べてしまったのか、誤食からの時間の経過、中毒症状の有無などを確認し、動物病院で伝えると診察のサポートとなるので、飼い主は落ち着いて行動をしましょう。

まとめ

切り花やガーデニングでも人気のあるグロリオサですが、全草に強い毒性を持つため、犬や猫にとっては危険な植物です。

少量の摂取や花粉の吸いこみだけでも中毒症状を引き起こす可能性があり、最悪の場合死に至るケースもあるため、犬猫の行動範囲に置かないようにしましょう。

犬や猫が触れられる場所に植物を置くときには、必ずその植物が犬や猫にとって安全か確認するようにしましょう。

また散歩コースに植わっている場合もありますので、飼い主は犬猫にとって危険な植物の知識を持ち、近づかないようにしてあげることも大切です。

参考:Gloriosa Lily(ASPCA)

参考:自然毒のリスクプロファイル:高等植物:グロリオサ

参考:グロリオサの基本情報(みんなの趣味の園芸 NHK出版)

スギさん

スギさんマッサンのペットフードの学校

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株式会社ヒューマル マッサンペットフーズの公式WEBサイト「マッサンのペットフードの学校」の開設時から運営に参画しています。8年間の学びを生かしてペットレシピにも執筆しています。

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