マユミ(ヤマニシキギ)とは
マユミは、ニシキギ科ニシキギ属に属する落葉性の低木または小高木で、日本を含む東アジアに広く分布しています。
その名は、弓を作るための材料として利用されたことに由来し、「真の弓」という意味を持ちます。
秋に鮮やかなピンク色や赤色の果実をつけるため、観賞用として庭木や生垣にも用いられています。
古くから日本文化に馴染み深く、和歌や俳句の題材としても親しまれてきましたが、マユミの果実や種子には毒性成分が含まれるため、犬や猫にとっては危険な植物です。
マユミの基本情報
学名:Euonymus hamiltonianus
英名:Hamilton’s Spindle Tree
和名:ヤマニシキギ(山錦木)
科名 / 属名:ニシキギ科 /ニシキギ属
花言葉:「艶めき」「あなたの魅力を心に刻む」
マユミの主な毒性成分
マユミの主な毒性成分はアルカロイドであると考えられています。
マユミの毒性成分についての明確な学術記は少なく不明確な事もありますが、マユミの実の分子構造に関する記事でマユミの実にアルカロイドが含まれる事を明らかにしています。
有毒部位は果実、種子であると言われていますが、上記でお伝えしたようにマユミに関する研究報告が少ないです。
犬や猫に対する影響は不明確なことが多いので、念のため全草誤食がないように注意した方がいいでしょう。
マユミによる中毒症状例
- 吐き気
- 腹痛
- 下痢
- 過剰なよだれ
- 食欲不振
- けいれん
- 運動麻痺
マユミによる主な中毒症状は消化器系への影響だと言われています。ただし、大量に摂取した場合にはけいれんや運動麻痺を起こすとも言われているので注意が必要です。
犬や猫がマユミを誤食してしまったら
現時点では犬や猫がマユミを誤食した具体的な事例に関する詳細な報告は見当たりません。
しかし、マユミは有毒植物であり、特に危険とされる実や種子を誤って食べてしまった場合には上記で解説した中毒症状を引き起こす可能性があります。
万が一、マユミの誤食が分かった場合には速やかな対応が重要となります。
摂取した量・部位・状態を確認する
有毒植物を誤食した場合、食べた部位と量を可能な限り把握し、記録しておきましょう。
マユミでは特に実や種子が危険とされていますので、毒性の強い部位なのかどうかや摂取量は診察のヒントとなります。
誤食した植物の一部や写真を持参するのもいいでしょう。
速やかに動物病院で受診する
有毒植物の摂取は、時間の経過とともに深刻な状況となるケースがあります。また少量の摂取であっても個体差によってその影響は変わります。
自己判断での様子見、対処は危険なので、速やかに動物病院へ連絡し、獣医師の指示に従うようにしましょう。
自宅でやってはいけないこと
自己判断で無理に吐かせることは、逆に状況を悪化させることがあるのでやめましょう。
また、解毒剤や薬を素人の判断で飲ませる事も危険です。催吐処置や薬の処方は獣医師の判断、指示のもと行うようにしましょう。
まとめ
マユミは犬や猫にとって有害な植物です。
少量の摂取でも個体差によっては重篤な症状を引き起こす可能性があるため、誤食が分かったら速やかに状況の確認と動物病院へ連絡するようにしましょう。
マユミは庭木や生垣に利用される他にも、自然林の周辺や河川敷、雑木林でも自生している植物です。
ご自宅以外でも公園や道路沿いなどでも見られるので、犬や猫を近づけないように注意してあげましょう。
参考:North Carolina Extension Gardener Plant Toolbox
参考:人もペットも気をつけたい 園芸有毒植物図鑑 著者: 土橋豊



