犬猫にたらこ(明太子)を食べさせないで
味の濃いたらこや明太子を愛犬愛猫に与えようとする人はいないかと思いますが、目を離した隙に食べてしまったなんてことは少なくないかと思います。
この記事では犬猫がたらこや明太子を食べるとどうなってしまうのか、誤って食べてしまった際の対処法などを紹介していきます。
犬猫にたらこ(明太子)を与えてはいけない理由
塩分過多
スケトウダラの卵巣を塩蔵して作られるたらこ(明太子)には、ご存じの通り大量の塩が使われています。
私たち人間にとってはご飯やお酒のお供に人気の食材ですが、犬や猫にとっては塩分量が多すぎる食品です。多量の塩分を摂取すると塩分中毒のリスクがあるほか、心臓や腎臓に負担をかける可能性もあります。
与えないことはもちろん、誤って食べてしまうことのないよう注意が必要です。
唐辛子などの香辛料
たらこも明太子もスケトウダラの卵巣を塩蔵したものですが、明太子は更に唐辛子などの調味液で味つけをして作られます。
犬や猫は人よりも刺激の強い味付けに弱いため、塩分だけでなく香辛料も体への負担になる可能性があります。摂取すると下痢や嘔吐、食欲不振などの消化器症状を引き起こすこともあります。
これらの症状が続くと脱水につながるおそれもあるため、「少量なら大丈夫だろう」と安易に与えることは避けましょう。
プリン体の代謝異常に注意
たらこ(明太子)にはプリン体が多く含まれていますが、プリン体の代謝異常によって高尿酸尿症を引き起こしやすい犬種がいます。
代表的なのがダルメシアン、ブルドッグで、ジャーマンシェパードやジャックラッセルテリアなど様々な犬種で報告されています。
高尿酸尿症はその名の通り尿中に尿酸が過剰に排泄されてしまう病気で、結石症の発症リスクが上がってしまいます。
そもそも、たらこ(明太子)を与えて良い犬猫はいませんが、遺伝的に代謝異常のある犬種は特に注意が必要です。
たらこ(明太子)を使った加工品もNG
たらこマヨネーズ、たらこフレーク、明太子せんべいなど、たらこや明太子の加工品は様々です。
どれもあくまで人用に作られた加工品ですので塩分や香辛料が使用されています。
犬猫にはこういった加工品も絶対に与えないでください。
たらこと明太子のナトリウム量
可食部 100g当たり
明太子はたらこをさらに調味しているのでナトリウム量も多いです。
| ナトリウム含有量 | |
|---|---|
| たらこ | 1800mg |
| 辛子明太子 | 2200mg |
参考資料:八訂 食品成分表 2022
ナトリウムの食塩換算
食塩量=ナトリウム量ではなく、食塩の約40%がナトリウム量に相当するといわれています。
換算式はナトリウム(mg)×2.54÷1000=食塩相当量(g)です。
たらこ100gのナトリウム1800mgは食塩換算すると約4.6g、明太子100gのナトリウム2200mgは約5.6gということになります。
たらこや明太子は100gも誤食してしまうことはないかと思いますが、誤食しないように保管場所など取扱いに注意しましょう。
愛犬愛猫がたらこ(明太子)を食べてしまったら?
万が一愛犬愛猫がたらこ(明太子)を食べてしまったとしても、チョコレートやネギ類のような緊急性が高い食材とは異なり、基本的にはすぐに催吐処置などを行う必要があるケースは多くありません。
しかし犬にとっても猫にとっても体に良くないという事実は変わりません。
誤って食べてしまった場合は、下痢や嘔吐など普段と違う症状が起こらないかをしっかり観察し、すこしでも不安を感じる場合は早めに動物病院へ連れていきましょう。
まとめ
犬猫にたらこ(明太子)は与えないようにしましょう。
スケトウダラの卵巣を塩蔵して作られるたらこ(明太子)には、ご存じの通り大量の塩や香辛料が使われています。
私たち人間にとってはご飯やお酒のお供に人気の食材ですが、犬猫にとっては中毒の可能性や心疾患・心不全などに繋がる恐れのある食材です。
与えないことはもちろん、誤って食べてしまうことのないよう保管場所にも注意が必要です。



