キャビア・フォアグラとともに世界三大珍味とされているトリュフ。
きのこの一種ですが形状が独特で笠などはなく塊状の形をしています。
フランス産の黒いものが有名で「黒いダイヤ」の別名がありますがイタリア産の白いトリュフもあります。
そんなトリュフは犬猫が食べても大丈夫なのでしょうか。
犬や猫はトリュフを食べても大丈夫!
犬や猫はトリュフを食べても大丈夫です。
トリュフは家庭料理ではなかなか使用する機会がないかもしれませんが最近ではネット通販で簡単に手に入れることができます。
与えるときは生?加熱?
トリュフはそのままスライスしたものをパスタにかけたりして食べられることがあるように生食できるきのこです。
一般的に白トリュフの方が黒トリュフよりも香りが強く、生食に向いているようです。
そのため料理に使用される際には加熱する料理には黒トリュフが使われ、生で使用する場合には白トリュフが使われることが多いようです。
犬猫も人間と同じで白トリュフを生食したり加熱した黒トリュフを食べることが出来ますが、いずれにしても細かく刻んだものを与えることをおすすめします。
犬猫はトリュフを好むのか?
トリュフは味よりも香りを楽しむ食材で、独特な香りがあります。
そして食べ物の香りは嗅覚の優れる犬猫にとってとても重要な要素です。
人間に食べ物の好き嫌いがあるのと同じように犬猫にも好き嫌いがあるので手作りご飯にトリュフを使用しても食べてくれないこともあるかもしれません。
しかしトリュフを使用した犬猫用のおやつも販売されているようなのでトリュフの香りを好む犬猫がいるのも事実です。
実際に与えてみるまでは好みかどうかはわかりませんがもし愛犬愛猫に与えて食べてくれなかった場合は好みに合わなかったんだと諦めて別のご飯を用意してあげましょう。
トリュフと犬の意外な関係
トリュフは地面に埋まって生えるため、トリュフを採取する際には鼻のきく動物の力を借り、その中でも有名なのは豚です。
トリュフを探すことができるのはメスの豚で、トリュフに含まれる「α‐アンドロステロール」という匂い成分に反応します。
このα‐アンドロステロールはオスの豚が交尾の際に分泌するフェロモンに非常に似ています。
そのためメスの豚は特別な訓練をしなくてもトリュフを探すことができます。
しかし豚は見つけたトリュフを勝手に食べてしまうことがよくあるそうで、そこで最近では犬の力を借りることがあるようです。
飼い主に従順な犬はトリュフの香りを覚えてそれを食べないように訓練することができます。
訓練には時間と費用がかかるためまだ豚の力を借りるのが一般的なようですがトリュフと犬にはこんな意外な関係があります。
犬猫へのトリュフの与え方
犬猫へトリュフを与える際の注意点や与え方について紹介します。
与える量に注意
トリュフはきのこの一種のため食物繊維が豊富に含まれています。
犬猫は食物繊維を摂取しすぎると消化不良を起こして便秘や下痢になってしまう可能性があります。
トリュフは人間でも一度にそんなにたくさん食べることはないかと思いますが与える量には注意しましょう。
また前述したように犬猫にトリュフを与える際は細かく刻んでから与えることをおすすめします。
細かく刻むことによって食べやすくなり胃にも優しくなります。
アレルギーに注意
犬猫の中にも人間と同じように食物アレルギーを持っている場合があります。
アレルギーとは免疫システムが過剰に反応する状態のことであらゆる食べ物にはアレルギーの可能性があります。
犬猫の食物アレルギーは皮膚に赤みやかゆみをを伴う炎症が現れる場合や下痢などの消化器異常を起こす場合もあります。
短時間で激しく起こるアナフィラキシーショックと呼ばれるアレルギー反応は命に関わる危険な症状です。
最悪の事態を避けるためにも犬猫が初めて食べるものを与える場合は少量にして様子を見るようにしましょう。
無理強いしない
前述したようにトリュフは香りが強く犬猫が好まないこともあるかもしれませんがそんなときに無理に与えるのはやめましょう。
犬猫が嫌がっているものを無理矢理与えるのはかわいそうですし、なにより飼い主様の信用を失いかねません。
しばらく様子を見て食べなかったら諦めた方がいいでしょう。
【まとめ】犬猫はトリュフを食べても大丈夫
犬猫はトリュフを食べても大丈夫です。注意点をおさらいしましょう。
- 加熱しても生食でも食べることができるがいずれにしても細かくしたものを与えるのがおすすめ
- 食物繊維が豊富に含まれており消化不良の原因となる可能性もあるので与えすぎないように注意
- トリュフは香りが強いので好まない犬猫には無理に与えないようにする
今回は犬や猫にトリュフを与える際の注意点を解説しました。
もしおうちでトリュフを食べる機会があったら少しだけ愛犬愛猫におすそ分けしてみてください。