豚足について
豚足は、豚の足の部分を使用した食材で、沖縄では「てびち」、韓国では「チョッパル」として親しまれているほか、日本でも居酒屋や焼き肉店などで見かけることがあります。
コラーゲンが豊富な食材として知られ、スーパーで販売されていることもあるため、家庭で調理する機会もあるでしょう。
犬猫は豚足を食べても大丈夫
豚肉を犬猫が食べられるように、豚足も食べることができますが、いくつか注意点もあります。
本記事では、
- 意外と知らない豚足のこと
- 豚足を犬猫に食べさせるメリットや注意点
- 犬猫への豚足の与え方・手作りフードレシピ
といった内容についてお話しします。
豚足はおやつにあげられる?
豚足は犬猫のおやつに与えることができます。
一部のメーカーからは、犬用の豚足を使ったおやつも販売されています。
豚足の骨は犬猫にNG
豚足の骨は犬猫ともに与えることは推奨されません。
骨は硬いイメージがありますが、噛むことで割れて鋭利な破片になることがあり、口の中や喉、消化管を傷つけてしまうリスクがあります。特に豚足のように大きく硬い骨は、噛み砕く過程で思わぬ事故につながる可能性があるため注意が必要です。
また、加熱された骨は内部構造が変化し、割れやすくなることが知られています。破片が尖った状態で飲み込まれると、消化管の損傷や閉塞を引き起こすおそれがあります。
犬は骨をかじる習性があるため与えてもよいと考えられがちですが、丸飲みの癖がある場合には窒息や腸閉塞の原因となることもあり、安全性の観点からは避けたほうがよい食材です。
猫についても同様に、誤飲や消化管トラブルのリスクがあるため与えるべきではありません。
そのため、豚足を犬猫に与える場合は骨を取り除き、可食部のみを取り分けて与えることが基本となります。
意外と知らない豚足のこと
豚足は名前の通り豚の足のこと。
足をそのまま切り離した食材なので、骨が一緒に付いていることが一般的です。
見た目は淡いベージュ色をしており、弾力のあるやわらかな質感で、ゼラチン質特有のぷるっとした食感が特徴です。
ちなみに前足の方がシュッとして身が締まっていて、後ろ足は肉付きがよく油が多いという違いがあるそうです。
豚足はコラーゲン豊富
豚足は大部分が皮・腱・骨から形成され肉質の部分は少なく、コラーゲンが非常に豊富なのが特徴。
製品にもよりますが、概ね100gあたり約7000mgのコラーゲンが含まれると言われています。
コラーゲンが犬猫にもたらすメリットはこのあとお話します。
豚足の主な栄養素
豚足 ゆで100g当たり
| 含有量 | |
|---|---|
| エネルギー | 227kcal |
| 水分 | 62.7gmg |
| たんぱく質 | 20.1mg |
| 脂質 | 16.3g |
| 炭水化物 | 3.3g |
| 亜鉛 | 1.0mg |
| ビタミンD | 1.0mg |
| ナイアシン当量 | 4.1mg |
参考資料:八訂 食品成分表 2022
豚足を犬猫に食べさせるメリット
コラーゲンによる美容と健康作用
美容や健康のイメージがあるコラーゲンは、犬や猫にとっても体づくりに関わるたんぱく質の一つです。
コラーゲンは体内でアミノ酸として利用され、関節や皮膚、血管などを構成する材料として役立ちます。そのため、日々の食事の中でこうした栄養を取り入れることは、体のコンディションを整えるうえでプラスになると考えられます。
また、コラーゲンはさまざまな栄養素とともに体内で活用されるため、食事全体のバランスを意識することも大切です。野菜や他の食材と組み合わせて与えることで、より自然なかたちで栄養を取り入れることができます。
その他の栄養素の健康作用
主な栄養素と考えられる働きについて簡単にまとめます。
- たんぱく質:肉や内臓など体作り全般に必要な栄養素です。
- 亜鉛:皮膚を健康に保つほか、細胞の生成やDNAの合成にも関与している栄養素です。
- ビタミンD:カルシウムとリンの吸収を促し、歯や骨を丈夫にするサポートをします。
- ナイアシン:エネルギー代謝や皮膚・粘膜の健康維持に関与するビタミンです。
- ロイシン:必須アミノ酸のひとつであり、筋肉強化・肝機能の向上などが期待できます。
- アルギニン:アミノ酸の一種で、代謝や血流調整に関与します。
豚足にはコラーゲン以外にも様々な栄養素が含まれていますね。
豚足を犬猫に食べさせる時の注意点
生食は絶対にNG
豚肉を生で犬猫に食べさせると、細菌やウィルス、寄生虫などの感染リスクが生じます。
生の豚足は必ず加熱処理をして食べさせましょう。
ボイル済の製品でもできるだけさらなる加熱を
市販の豚足は既にボイルされている製品もあり、私達はそのまま食べることもできますが、犬猫に与える際はできるだけ加熱を行うようにしましょう。
ボイル状態でも独特の硬さと食感があるので、犬猫にとっては食べづらく消化不良の原因にもなりかねません。
さらに加熱処理を行うことで豚足に含まれるコラーゲンがプルプルと柔らかくなり、犬猫も食べやすくなります。
与えすぎによる肥満に注意
豚足の持つ栄養素はどれも健康に良いものですが、同時に100gあたり16.3gの脂質も含んでいます。
これは豚肉としては決して極端に多いものではありませんが、摂取のし過ぎは肥満を招いてしまうことが考えられます。
犬猫に豚足を食べさせる際は体に合わせて少量を与えるようにしましょう。
犬猫への豚足の与え方
手作りフードの材料やトッピング、もしくはおやつとして犬猫に与えることができます。
おやつとして与える際は、1日の給与量の10%に収まるごく少量にしてください。
焼く・ゆでるといった加熱処理を必ず行い、骨は必要に応じて取り除きましょう。
ペット用でも安心とは限らない?市販の犬用豚足おやつは硬さに注意
市販の犬用豚足おやつを与える際は、その硬さに注意しましょう。
愛犬が健康で硬いものを食べられるなら問題ありませんが、小さい子やシニアの子などなんらかの不安を感じる場合は食べさせるのをやめるか、加熱して柔らかくしてあげましょう。
また、犬猫用として販売されている豚足製品であっても、骨がそのままの形で残っている場合も注意が必要です。
骨が完全に粉末化されている製品であれば比較的リスクは低いと考えられますが、与える際は製品の形状や犬猫の状態に応じて慎重に判断することが重要です。
犬猫用の豚足を使った手作りフードレシピ
シンプルな茹で豚足
材料
- 豚足
- 水
作り方
- 豚足を軽く水洗いし汚れを落とします。
- 鍋に水と洗った豚足を入れ、2時間ほど煮込みます。圧力鍋があれば時間を短縮することができます。
- 茹で上がったら豚足から骨を外し、身を愛犬愛猫が食べやすい大きさにカットします。
豚足がプルプルになるまで柔らかく茹でるレシピです。
残ったゆで汁には豚足の栄養が溶け出しているので、お好みの野菜を加えてスープにするのがおすすめです。
豚足の匂いと味が移っているので、食いつきにも期待できます。
【まとめ】犬猫は豚足を食べても大丈夫
犬猫は豚足を食べても大丈夫です。
見た目のインパクトはありますが、コラーゲン豊富で「関節の動きをスムーズにする」「毛や肌を美しく健康に保つ」などの健康作用に期待が持てます。
注意点を4つ紹介します。
- 生食は細菌などの感染リスクがあるので、必ず加熱を行いましょう。
- ボイル済の製品も、犬猫には食べづらいのでさらに加熱を行ってください。
- 骨は取り除くようにしましょう。
- 食べさせ過ぎは肥満になるので少量に抑えましょう。
今回の記事を参考に、愛犬愛猫の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか?







