フォックスフェイス(ツノナス)とは
フォックスフェイスは熱帯アメリカ原産のナス科の植物です。
秋に実る黄色の果実には大小の突起があり、それがキツネの顔に見えることからフォックスフェイスと呼ばれています。
個性的な形と鮮やかな黄色が楽しめるので、フラワーアレンジメントなどで花材としてよく利用されています。
しかしこのフォックスフェイスには犬や猫にとって危険な毒性成分が含まれているので注意が必要です。
フォックスフェイスの基本情報
学名:Solanum mammosum
和名:ツノナス
その他の名前:カナリアナス、トゲナシツノナス、キツネナス
科名 / 属名:ナス科 / ナス属
花言葉:「偽り」「悪友」「真実」「私の想い」「偽りの言葉」「私はあなたを欺きません」
フォックスフェイス(ツノナス)の主な毒性成分
ナス科のフォックスフェイスは同じナス科のジャガイモの芽に含まれる毒性成分でも有名な天然毒素のソラニンやβ-ソラマルギニンなどのステロイドグリコアルカロイドが含まれています。
有毒部位は果実だけではなく全草であると言われているので、どの部位でも誤食がないように注意しましょう。
フォックスフェイスの誤食によって起こる中毒症状例
- 吐き気
- 嘔吐
- 下痢
- 腹部痙攣
フォックスフェイスによる健康被害は主に消化器系への影響です。ひどい下痢や嘔吐は脱水症状を招くことにもなるので、誤食があった場合には注意深く観察する必要があります。
同様の毒性成分を持つジャガイモの芽に関しては大量摂取してしまうと消化器系への影響以外にも、めまいや意識障害、最悪のケースでは死に至ることもあります。
犬や猫がフォックスフェイスを大量に食べてしまう事は考えにくいですが、決して軽視できない毒性成分であることは覚えておきましょう。
フォックスフェイス(ツノナス)は毒にも薬にもなる?
現在日本では、完熟期に葉を落とした状態で花材として利用される事が多いフォックスフェイスですが、古くは狩猟民族の間で水虫の治療に使用されていました。
ボリビアでは果実を潰して患部に塗り込むことで皮膚潰瘍、疥癬、発疹を治療するのに使われています。
他にも葉、果実、種子が喘息や咳などの呼吸器疾患の治療に使われたり、抗酸化作用や抗がん作用、抗マラリア作用など様々な薬理学的特性が研究報告されています。
その一方で、フォックスフェイスの毒性を利用した殺虫剤やネズミ駆除剤、魚獲りとしても使用されていたと言われています。
犬や猫が居る環境下では、その薬効よりも毒性や健康被害の危険に重点を置くべきなので、誤って食べてしまわないように注意が必要です。
まとめ
フォックスフェイスはそのユニークな見た目の果実が人気で、花材としてよく利用される植物です。
一年草の植物で、鉢植えやガーデニングでも栽培もされますが、果実だけではなく全草にソラニンという天然毒素を含むので、犬や猫の居る環境下に配置することは控えた方がいいでしょう。
プレゼントなどでフラワーアレンジメントを頂く場合もあるでしょうが、必ず犬や猫にとって安全な植物なのか、飾っても大丈夫な植物なのか調べてることが大切です。
また観賞用の植物は万が一を考えて犬や猫が触れられない場所に置くなど気をつけるようにするといいでしょう。



