柔らかくふわふわとした食感が特徴のお麩。
歴史は古く桃山時代から食べられており、お麩のお菓子「ふの焼」を千利休が好んだという文献もあるそうです。
お吸い物や味噌田楽などの和の食べ方は定番ですし、炒め物や揚げ物のほか、デザートのレシピなども考案されています。
犬猫はお麩を食べても大丈夫
犬猫はお麩を食べることが出来ますが、原材料の「グルテン」には少し注意が必要です。
お麩はなにから出来てるの?
お麩は、小麦粉から作られる食材です。小麦粉に水を加えてよくこねると、「グルテン」と呼ばれる植物性たんぱく質が生まれます。このグルテンが、パンやうどんのもちもち感のもとになっている成分です。
お麩は、このグルテンを主な材料として、蒸したり焼いたりして作られます。ふわっと軽い食感の焼き麩や、もちっとした生麩など、加工方法によって仕上がりも変わります。
シンプルな材料からできていますが、実は小麦のたんぱく質をぎゅっと集めた食品、というのがお麩の特徴です。
主なお麩の種類
お麩にはいくつかの種類がありますが、代表的なものを紹介します。
- 生麩:茹でるもしくは蒸したものを指します。もっちりとしており、出汁などをよく吸います。
- 焼き麩:成形し、焼き上げたものを指します。平たい円柱状のものが一般的ですが、バウムクーヘンのように大きく真ん中に穴の開いているものもあります。
- 揚げ麩:棒状に成形し油で揚げたもの。油麩とも呼ばれます。輪切りにして汁物や煮物に使われることが一般的です。
「グルテン」によるアレルギーの可能性について
ここまでグルテンについて、
- 小麦に含まれる植物性たんぱく質である
- 水と合わさることでモチモチとした食感になる
といったことをお話して来ましたが、このグルテンを犬猫が口にする際は食物アレルギーに注意しなくてはいけません。
人間と同じように犬猫は特定の食べ物に対してアレルギーを持っていることがあります。すべての犬猫に問題となるわけではありませんが、グルテン(小麦)は犬の食物アレルギー原因の一つとして報告があります。
グルテンアレルギーを発症すると、
- 下痢や嘔吐
- 眼や皮膚が赤くなり、かゆがるようになる
- 身体をかきむしることで皮膚や体毛が傷付きボロボロになってしまう
などの症状が考えられます。
「グルテン」は犬猫に食べさせてはいけない?
アレルギーを持っていない犬猫であれば、小麦粉を使った食品を口にしても健康的な心配は少ないと考えられますが、小麦(グルテン)に対するアレルギーがあるかどうかは、症状が出て初めて分かることもあります。不安がある場合はグルテンを含まない食材を選ぶのも選択の一つです。
- 小麦粉ではなく、米粉などのグルテンを含まないもので代用して料理を行う
- グルテンを含まない「グルテンフリー」であることを記述している食品やペットフードを購入する
もちろん既にアレルギーが判明している犬猫にはお麩などのグルテンを含む食品は絶対に与えてはいけません。
お麩を犬猫の食事に用いるメリット
手軽に使えるたんぱく質源として
100gあたり生麩は約11g、焼き麩は約23gと豊富なたんぱく質を含んでいます。
お麩はクセが無いので他の食材とも合わせ易く、犬猫の食事にちょっとしたたんぱく質源として取り入れることができます。
犬猫にお麩を食べさせる時の注意点
グルテンアレルギーに気を付ける
既にアレルギーを発症している犬猫には絶対に食べさせてはいけませんし、アレルギーを持っていない犬猫であっても、一度にたくさん食べさせたり毎日食べさせることはすすめできません。
食べさせる場合は少量をたまに与えるようにしましょう。
喉に詰まらせないようにサイズに気を配る
犬猫は身体小さいので、人間の感覚で大丈夫だと思う大きさのお麩でも体内で詰まってしまうことが考えれます。
お麩を食事に用いるその前に、このサイズは本当に愛犬愛猫が口にしても大丈夫かとしっかり考えるようにしましょう。
お麩に練り込まれた材料や加工方法はよく確認を
お麩はその加工のしやすさから、他の食材や添加物を練り込んだ商品がいくつも販売されています。
お麩の加工品を食べさせる際は、他に原材料が練り込まれていないかなど必ず確認しましょう。
また、加工方法によりカロリーや脂質などに大きな違いもあるため予め注意しましょう。
【まとめ】犬猫はお麩を食べても大丈夫!
犬猫はグルテンにアレルギーがなければお麩を食べることができます。
一般的なお麩は小麦粉から作られるふわふわとした食感が特徴の食材です。
お麩はたんぱく質を持ちながらもクセが無く犬猫の食事にも取り入れやすいですが、絶対に食べるべき食材ではないので、もしアレルギー面が心配であれば無理して与えるのはやめましょう。







