はと麦は、南アジアを原産とするイネ科の植物です。
殻ごと焙煎してお茶として飲むほか、中国では古くから漢方などの生薬として利用されてきました。
美肌・美白効果から、化粧水の原材料に使われていることも有名ですよね。
犬猫ははと麦を食べても大丈夫!
中毒になるような成分は含まれておらず、様々な健康作用に期待の出来る食材です。
本記事では
- はと麦ってどういうもの?
- はと麦を犬猫に与えるメリットや注意点
- 犬猫へのはと麦の与え方
といった内容をお話していきます。
ハトムギ化粧水を犬猫が舐めちゃったけど大丈夫?
顔や手に塗ったものを少量舐めた程度でしたら大きな心配はないかと思いますが、誤食誤飲には気を付けましょう。
一般的な化粧水には様々な成分が含まれているため、犬猫に悪影響が出てしまうことも考えられます。
愛犬愛猫が誤って口にすることが不安な場合は、ペットの居る家庭でも使えるように配慮された製品を使用するのがオススメです。
はと麦ってどういうもの?
名前に「麦」と入っていますが、川辺で見かける多年生植物「ジュズダマ」の変種とされ、大麦や小麦とは見た目が異なり違うものです。
鳩が好んで食べることから、「はと麦」と名付けられたのではないかと言われています。
中国では紀元前91年頃にはと麦を薬膳として食していたと記す文献もあり、古くからその美容と健康効果に注目されてきました。
現在でも「穀物の王様」と呼ばれスーパーフードとも目されていることから、効果のほどが伺えますね。
はと麦にグルテンは含まれている?
はと麦は小麦とは違う植物なので、小麦類に含まれる成分「グルテン」を含んでいません。
したがって、グルテンを口にさせない食生活「グルテンフリー」を取り入れている犬猫も食べられます。
はと麦茶にカフェインは含まれている?
はと麦茶はノンカフェインのため、犬猫も飲むことができます。
カフェイン飲料が犬猫に及ぼす危険についてはこちらの記事でお話しています。
はと麦を犬猫に与えるメリット
はと麦の皮を除いた種は「ヨクイニン」と呼ばれ、漢方薬として古くから使われてきました。
はと麦を摂取することで考えられる健康効果を簡単にまとめます。
- 膿みを排出し、脂肪腫などのしこりやイボ取りの効果
- がんなどの腫瘍に対する予防・抑制の効果
- 肝機能の改善効果
- 新陳代謝を活性化し、肌や毛艶をキレイに
- 胃腸を健康にし、下痢予防・改善の効果
- 体の余分な熱を取り除く
- 腎臓機能を改善し、尿を促す
- たんぱく質による体作りと精神の安定。
- ゲルマニウムが免疫細胞を活性化させ、抗アレルギー効果
はと麦は「穀物の王様」と言われるだけあり、100gあたり約12.5gと精米の2倍以上とされるたんぱく質や、はと麦特有の成分「コイクセノライド」、ゲルマニウム、食物繊維など様々な健康に良い成分を含んでいます。
ただしこうした効果は、口にすると必ず保証されるというものではありません。
病気や体質改善のためには獣医師に相談のうえ適切な対応を行い、その上ではと麦など健康に良い食材を適宜取り入れてみてください。
犬猫にはと麦を与える時の注意点
はと麦だけでお腹いっぱいにさせない
はと麦は健康に良い食材ですが、これだけでお腹いっぱいになると栄養が偏ってしまいます。
犬猫の食事も、バランスよく適量を食べることが健康のために重要です。
アレルギーに気を付ける
はと麦がアレルギー面で特に危険なわけでないのですが、新しい食べ物を犬猫に口にさせる時は食物アレルギーに気を付けましょう。
まずはほんの少量から与え様子を見てください。
体の赤みや痒み、下痢、嘔吐と言った症状が現れた場合はアレルギーを持っている可能性が高いので、食べさせるのはやめましょう。
愛犬愛猫へのはと麦の与え方
生のはと麦の場合
水を2~3時間吸わせた後、40分から1時間ほどよく茹でたものを犬猫に食べさせてください。
芯が残っていると犬猫が食べづらく感じたり、消化不良を起こしたりしてしまうことがあるので、少し柔らかめに茹でるといいでしょう。
お米の2~3割をはと麦に置き換え、炊き上げる手段もあります。
食べさせる量は愛犬愛猫の体格や状況に合わせて調整してください。
粉末状態や、既に炒るなどの処理が施してある製品の場合
普段のフードへトッピングしたり、混ぜ込んだりして食べさせることができます。
【まとめ】犬猫にはと麦を与えても大丈夫!
犬猫ははと麦を食べても大丈夫です。
名前に「麦」と入っていますが、小麦とは違うものなので「グルテンアレルギー」の心配がありません。
また、カフェインが含まれていないので、はと麦茶も犬猫に飲ませることができます。
はと麦は特有の成分「コイクセノライド」や豊富なたんぱく質をはじめ様々な栄養素を含んでおり、
- 脂肪腫などのしこりやイボ取りの効果
- 脂質異常性の予防
- がんなどの腫瘍に対する予防・抑制の効果
- 肝機能の改善効果
- 新陳代謝を活性化し、肌や毛艶をキレイに
- 胃腸を健康にし、下痢予防・改善の効果
など、多種多様な健康効果に期待が持てます。
これらは確実にその作用があるものではないので、獣医師に相談しながら治療と合わせて適宜食事に取り入れてみてください。
また、はと麦だけでお腹いっぱいになると栄養が偏ってしまうこと、食物アレルギーの可能性があるので初めて口にさせる時は少量から様子をみることにも注意してください。
参考
日本メディカルハーブ協会「ハトムギ」
誠文堂新光社「7歳からの老犬ごはんの教科書」