犬猫はアサイーを食べても大丈夫?テオプロミンが含まれる可能性?情報が混在するため注意

アサイーとは?

アサイーとはブラジルのアマゾンに自生するヤシ科の植物です。

見た目がブルーベリーなどのベリーに似ていて、アサイーベリーと表記されることもありますが実際にはブルーベリーなどの仲間ではありません。

日本では元プロサッカー選手の中澤佑二選手が練習後の疲労回復でアサイーを愛用しており、その事がメディアで語られたことによって一般的に認知をされるきっかけとなりました。

今回は犬や猫がアサイーを食べても大丈夫なのか?アサイーに含まれる成分についてご紹介します。

犬猫はアサイーを食べても大丈夫?

結論からお話しすると、犬猫にはアサイーを与えない方がいいかもしれません。

ASPCA(米国動物愛護協会)によると、アサイーに犬に危険を及ぼすものや中毒になるものは含まれていないと報告されていますが、犬猫にとって危険な成分である「テオプロミン」が含まれているという情報もあります。

これは恐らく、アサイーのサプリや加工品に一緒に使用されることがあるカカオニブなどにテオブロミンが含まれているからではないかと思いますが、注意するに越したことはありません。

また、犬猫用に販売されているフードやおやつにアサイーが含まれる商品もありますが、そういった商品はメーカーが成分を把握し調整して製造しています。

愛犬愛猫に栄養豊富なアサイーを与えたい場合は、犬猫用に作られた加工品や、安全だと分かっている他の食材、食品で栄養を満たしてあげましょう。

犬や猫にとって注意すべき「テオプロミン」

多くの人はチョコレートが犬猫にとって危険な食べ物という認識を持っていると思いますが、「テオプロミン」とはチョコレートの原料として使われているカカオに含まれる成分です。

人間には「テオプロミン」を摂取することにより、集中力や記憶力を高める効果があらわれますが、犬や猫が「テオプロミン」を摂取すると中毒症状を引き起こします。

これは犬や猫の体はテオプロミンをうまく分解したり、排出することができないからです。

犬や猫にあらわれるテオプロミン中毒症状とは?

テオプロミンを摂取した犬や猫にあらわれる中毒症状には以下のようなものがあります。

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 発熱
  • けいれん(意思とは関係なく筋肉が激しく動いてしまう)
  • パンディング(荒く呼吸をしてしまう事)
  • 脈の乱れ(頻脈・不整脈など)
  • 時に死に至る昏睡等

このように、多岐にわたる症状があらわれます。

特にテオプロミンの摂取量が多い場合には、死に至ることもあるので注意してください。

犬猫がアサイーを食べてしまったら

犬や猫が目を離している隙にアサイーを食べてしまった場合は、念のため動物病院に相談しましょう。

動物病院に行かずに、自己判断で無理に吐かせようとすることはNGです。

無理に吐かせようとしてしまうと、犬や猫が上手く吐くことができず逆に負担がかかってしまったり、肺に入ってしまうという誤嚥が起こる恐れがあります。

吐かせた方が良いのか、大丈夫なのかは基本的に動物病院で獣医師が判断して処置をしてくれますので、必ず動物病院で正しい処置をお願いしましょう

動物病院で診てもらう際には、下記の内容を先生に伝えると先生の方でもスムーズに処置、判断をしてくれるかと思われます。

  • 犬や猫が何を食べてしまったのか
  • どれくらい食べたのか(量、大体のわかる範囲)
  • 食べてからの時間(どのくらいの時間が経過したのか)

食べた物のパッケージを渡すと何の成分がどのくらい含まれていたのか、残りの量から犬や猫がどのくらい食べたのか等を予想できますので、パッケージがある場合はなるべく持参しましょう。

アサイーに含まれる代表的な栄養素

アサイーには様々な栄養成分が含まれています。

代表的な栄養素を紹介しますが、犬猫にとってアサイーにはリスクがある可能性があることを忘れないようにしましょう。

もし与える場合は犬猫用に作られたアサイーを含むフードやおやつを選んであげるのが良いでしょう。

アサイー100g当たり

エネルギー62kcal
たんぱく質アミノ酸組成によるタンパク質 -g
たんぱく質0.9g
脂質脂肪酸のトリアシルグリセロール当量 -g
コレステロール -mg
脂質
5.3g
炭水化物利用可能炭水化物(単糖量)
0.2g
利用可能炭水化物(質量計)0.2g
食物繊維総量4.7g
炭水化物5.0g
有機酸0.3g
灰分0.4g
ミネラルナトリウム11mg
カリウム150mg
カルシウム45mg
マグネシウム20mg
リン19mg
0.5mg
亜鉛0.3mg
0.19mg
マンガン5.91mg
ヨウ素1ug
セレン6ug
クロム60ug
モリブデン3ug
ビタミンAレチノール -ug
α−カロテン49ug
β−カロテン380ug
β−クリプトキサンチン3ug
β−カロテン当量410ug
レチノール活性当量34ug
ビタミンEα−トコフェロール3.7mg
γ−トコフェロール0.1mg
ビタミンビタミンK91ug
ビタミンB10.03mg
ビタミンB20.06mg
ナイアシン0.6mg
ナイアシン当量0.7mg
ビタミンB60.11mg
ビタミンB12Trug
葉酸13ug
パントテン酸0.10mg
ビオチン14.0ug
ビタミンC1
mg

ポリフェノール

アサイーには、ポリフェノールが豊富に含まれています。

ポリフェノールを含んでいるものに赤ワインがありますが、アサイーは同量の赤ワインと比較して30倍のポリフェノールを含んでいます

抗酸化作用の効果をもたらし、体内で毛細血管を強化したり細胞の酸化を防いだりしてくれる嬉しい成分です。

食物繊維

アサイーは野菜の中でもトップクラスに食物繊維が含まれている「ごぼう」と比較して、約3倍も食物繊維を豊富に含んでいます。

アントシアニン

アントシアニンは目の健康に良いとされています。

アントシアニンがたくさん含まれていて目に良いとされているブルーベリーがありますが、アサイーはブルーベリーの約4.6倍のアントシアニンを含んでいます

【まとめ】犬や猫にアサイーは与えない方が良い

ASPCA(米国動物愛護協会)の報告によると、アサイーに犬に危険を及ぼすものや中毒になるものは含まれていないようですが、犬や猫にとって危険な成分である「テオプロミン」が含まれているという情報もあります。

テオプロミンは死に至ることもある中毒の危険もあるため、少しでもリスクがあるのであればおすすめできません。

犬猫用に作られたアサイー入りのフードやおやつであれば心配はなさそうですが、他の安全な食材で栄養を満たしてあげましょう。

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