犬猫にマヨネーズは与えないで。少量を舐めた場合は?危険性や投薬補助の可否について

犬猫にマヨネーズは与えない方がいい

マヨネーズは卵・酢・植物油の3つを基本とし、これに調味料や香辛料を混ぜ合わせて作られます。

  • 野菜や揚げ物などの食べ物に直接付ける
  • 炒め物に油の代わりに使う
  • ホットケーキなどをふんわりさせるために使う

など、利便性が高いので困ったらついマヨネーズに頼ってしまうという方も多いのではないでしょうか。

マヨネーズを付けた食べ物を美味しく食べていると、犬猫が近くで物欲しそうに見てくるといった経験はありませんか?

しかし、犬猫に人用のマヨネーズを与えることは推奨されていません

こちらの記事では、

  • 犬猫にマヨネーズを食べさせてはいけないその理由
  • たくさん食べてしまった場合の対応方法

などを解説していきます。

マヨネーズの代表的な栄養成分

栄養素含有量
エネルギー668kcal
たんぱく質1.3g
脂質72.5g
食塩相当量1.9g

マヨネーズ 全卵型 100gあたり

参考資料:八訂 食品成分表 2022

犬猫にマヨネーズを与えてはいけない理由

ほとんどが油で出来ており、カロリーと脂質が高い

一般的なマヨネーズは約7~8割が油で作られており、非常に高カロリーかつ脂質も高くなっています。

高カロリーな食事を続けていると肥満につながる可能性があり、肥満は犬猫の健康上のリスク因子の一つとされています。

また、油の過剰摂取は嘔吐や下痢を招く上、犬猫の膵臓に負担を掛け膵臓病を引き起こしてしまうこともあります。

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塩などで味付けされている

マヨネーズには食塩などの調味料が含まれています。

食品れる塩分にとって多くなりやすいため、継続与えることしくありません。

塩分の多い食事は、特に腎臓や心臓に疾患を持つ犬猫では注意が必要とされています。

また、マヨネーズには香辛料が含まれる製品もあり、香辛料を多く摂取すると消化器を刺激し、嘔吐や下痢などの消化器症状を引き起こす可能性があります。

アレルギーの危険も

マヨネーズには卵が使われていますので、犬猫の体質によっては卵に対する食物アレルギーを起こす可能性があります。

アレルギーを発症すると、

  • 下痢や嘔吐
  • 目の充血
  • 皮膚の赤み・痒み

などの症状が現れることがあります。

少し舐めちゃったけど大丈夫?

一般的なマヨネーズには、少量を舐めた程度で犬猫に急性中毒を起こすような成分は通常含まれていません

ただし、脂質が多い食品であるため、体質や摂取量によっては嘔吐や下痢などの消化器症状がみられることがあります。また、卵に対する食物アレルギーを持つ犬猫では、体調不良が起こる可能性もあります。

誤って口にしてしまった場合は様子をよく観察し、嘔吐、下痢、元気消失、食欲不振などの異常が見られた場合には動物病院に相談することが推奨されます。

また、一度味を覚えると欲しがるようになる場合もありますが、脂質や塩分が多い人用食品を日常的に与えることは犬猫の食事として適していません。

マヨネーズを使用する際は、犬猫が近づかないように注意しましょう。

犬猫はマヨネーズが好き?

犬猫は脂肪分の多い食品の香りや味に興味を示すことがあります

しかし、現代の犬猫は総合栄養食などで必要な栄養を十分に摂取できるため、栄養補給の目的でマヨネーズを与える必要はありません

投薬補助に使える?

犬猫が好むことを利用し投薬補助にマヨネーズを使うというお話も一部であるようですが、本記事ではおすすめしていません

  • マヨネーズは脂質や塩分を多く含む人用食品であり、犬猫に積極的に与える食品ではないため
  • 薬を均一に混ぜることが難しく、薬の量を正確に摂取できない可能性があるため

といった理由が挙げられます。

薬を飲まないからといっていきなりマヨネーズを使うことはせず、まずは獣医師に相談し上手な飲ませ方や他の食べ物での投薬補助方法などを指導してもらうといいでしょう。

マヨネーズをたくさん食べてしまった時は

誤食には細心の注意を払うべきですが、それでもお留守番中の犬猫が思いも寄らぬ方法でマヨネーズに近づき大量に食べてしまったというケースは考えられます。

マヨネーズを口にすると油の摂取やアレルギーにより嘔吐や下痢を引き起こす危険があることは既にお話してきました。そのため、マヨネーズを大量に食べたことが分かった際は、症状の有る無しに関わらずできるだけ早く動物病院に相談しましょう。

また、袋や入れ物などを一緒に誤食してしまった場合は、消化管閉塞(腸閉塞)を起こす可能性がありさらに注意が必要です。

動物病院を受診する際は、どの程度の量を食べたのか、容器や包装などを飲み込んでいないかなどをできるだけ把握して伝えると診察の参考になります。

カロリーオフマヨネーズなら大丈夫?

カロリーオフなら大丈夫と思う方もいらっしゃると思います、カロリーオフのマヨネーズも犬猫に与えることは推奨されていません

  • カロリーや脂質は通常のマヨネーズより抑えられている製品が多いが、人用の調味料であり犬猫の食事として適した食品ではない
  • 普通のマヨネーズより添加物が多く使われる傾向にあり、その添加物が犬猫の健康に悪影響をもたらす可能性
  • 卵アレルギーの恐れも普通のマヨネーズと同様に考えられる

使用される添加物が直ちに犬猫に有害であるとは限りませんが、人向けに作られた食品を日常的に与えることは望ましくありません。

マヨネーズだけでなく、他の食品もカロリーオフなら大丈夫と安易に考えず、成分や原材料などをしっかり確認しましょう

まとめ

犬猫には人用のマヨネーズを与えないようにしましょう。

  • ほとんどが油なのでカロリーと脂質が高く、肥満に繋がる
  • 塩などの調味料が含まれており、犬猫の食事として適した食品ではない
  • 体質によっては食物アレルギーを起こす可能性がある

などがその理由です。

少量を舐めた程度であれば、直ちに重篤な中毒を起こす食品ではありませんが、体質や摂取量によっては下痢や嘔吐などの消化器症状がみられることがあります。

また、大量に摂取した場合には体調不良を引き起こす可能性があるため、異常が見られた場合は早めに動物病院へ相談することが推奨されます。

投薬補助として使用されることもあると言われていますが、本記事ではおすすめしていません。

投薬に困った場合は自己判断で食品を使用するのではなく、獣医師に相談して適切な方法を確認することが望ましいでしょう。

参考
キューピー「マヨネーズの決まり」

鈴木 利奈

鈴木 利奈ペットフードアドバイザー

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WEBサイトのキャットフード勉強会、ドッグフード勉強会の旧管理者。現在は犬猫レシピの記事を執筆・監修しています。ペット栄養管理士、愛玩動物飼養管理士2級、化粧品検定1級(コスメコンシェルジュ)等の資格を取得。

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