犬猫はピーマンを食べても大丈夫!生でも食べられる?種やヘタは?栄養や注意点を解説

犬猫はピーマンを食べても大丈夫!

ナス科の唐辛子を改良して辛味を除き、独特の苦みと香りを残したピーマン。

唐辛子と聞くと、犬猫に食べさせても大丈夫なの?と不安になる方も多いかもしれませんが、ピーマンは基本的に犬猫が食べても大丈夫な食材です。

ただし、ナス科が持つ『ソラニン』という自然毒が微量ですが含まれているので、大量に食べても大丈夫とは言えません

ピーマンの栄養や注意点を解説します。

生で食べても大丈夫?自然毒の『ソラニン』に要注意!

ピーマンが好きで、生のままバリバリと食べる犬は結構いるかもしれません。

体格や個体差はありますが多量でなければピーマンを生で食べても大丈夫と言われています。

ただし小さな犬猫の場合は、ソラニンによる吐き気や嘔吐、めまいなどの中毒症状を引き起こしてしまう可能性があるので注意しましょう。

ソラニンは熱分解はしませんが水溶性なので茹でることで少なからず減少する傾向にあるようです。

このことから、ピーマンを与える際には茹でたもの(煮汁は捨てる事)を細かくして少量であれば食べても大丈夫といえます。

茹でる事で柔らかくなるので、消化にも優しくなることもメリットのひとつです。

参考:ソラニンやチャコニンによる健康被害(農林水産省)

六角形のピーマンは苦みが少ない!?

ピーマンのヘタを見たときに、五角形よりも六角形のほうが苦みが少ないとされています。

これは、時間をかけてたっぷりと栄養を吸収し、糖度が多く残る事でヘタの数が多くなるためといわれています。

犬猫は苦い食べ物が苦手な場合も少なくありません。

犬猫へピーマンを与えたい場合には、ヘタの形を確認することで食べやすいピーマンを選んであげられるかもしれません。

参考:食材大全

ピーマンを与えるメリット

ポリフェノールで血中中性脂肪の上昇抑制

ピーマン特有の苦みは、ポリフェノールのクエルシトリンの渋みと香り成分のピラジンが合わさって生じたものです。

このポリフェノールはドクダミにも含まれている抗酸化成分で、血流の改善、高血圧、血中中性脂肪の上昇を抑制する作用があるといわれています。

参考:食材大全

抗酸化作用が期待できる栄養素が豊富!

ピーマンには、上記で解説したポリフェノールはもちろん、そのほかにもビタミンC、ビタミンE、β‐カロテンと強い抗酸化作用が期待できる栄養素が豊富に含まれています。

ビタミンCはコラーゲンの生成をサポートし、皮膚の健康維持に役立ち、ビタミンEは体内の脂質の酸化を防いで、血栓の予防に役立ちます。

犬の場合、β‐カロテンがビタミンAに変換されて、目の健康維持に繋がります。

ピーマンを食べる事で、日々の健康維持や老齢期の犬猫のエイジングケアをサポートしてくれます。

クロロフィルで口臭予防

クロロフィルは植物や藻類などに含まれる緑色の天然色素です。ピーマンにもこのクロロフィルは含まれており、消臭や殺菌効果が期待されています

口の中で口臭の元となる最近の増殖を抑えてくれることで口臭予防にに役立つといわれています。

普段の口腔ケアと共にピーマンを食べる事で口腔ケアのサポートが期待できそうです。

ピーマンの栄養

ビタミンC

ピーマンの特徴ともいえる栄養素のビタミンC。他の野菜に比べてもトップクラスにビタミンCが豊富に含まれています。

可食部100gあたりのビタミンC含有量

食材ビタミンC含有量
ピーマン
76mg
きゅうり
14mg
トマト15mg
かぼちゃ43mg
とうもろこし8mg

夏野菜を代表する他の野菜と比べてもずば抜けて多いのがわかります。

強い抗酸化作用や鉄の吸収促進にも活躍してくれます。

ビタミンE

与えるメリットでも解説しましたが、ビタミンEにも強い抗酸化作用が期待できます。

若返りのビタミンといわれるほど、アンチエイジング効果が期待されています。

β‐カロテン

ピーマンには、強い抗酸化作用が期待されるβ‐カロテンも豊富にふくまれています。

抗酸化作用の他にも、免疫活動の活性化にも役立つといわれています。

与える際の注意点

ヘタや種、ワタは取り除きましょう

ピーマンの種とワタには『ピラジン』という成分が含まれており、血液サラサラの効果が期待される面もありますが、ヘタや種は硬く消化に悪いので取り除いてあげると消化不良を起こす危険を回避できます。

また、種やワタにもソラニンが含まれる部分なので取り除くことでより安全にピーマンを食べても大丈夫といえるようになります。

ピーマンを使った人用の料理に注意

ピーマンは夏野菜ですが、一年中スーパーに並び、食卓に並ぶことも多い野菜です。

人用のお惣菜にもよく使われ、肉や魚との相性が良く、犬猫の興味をそそります。

中華料理であればニンニクを使っている事や、ピーマンの肉詰めにはタマネギと犬猫が中毒症状を引き起こす食材が入っています

また、人用に加工したものは犬猫にとっては味付けが強すぎ、その塩分や糖分が健康被害をもたらすほどとなってしまいます。

犬猫が届く範囲に人用に調理されたピーマン料理を置かないように気をつける事や、ちょっとだけならと安易に食べさせないように気をつけてください。

ピーマンの仲間、パプリカについて

パプリカについての記事はこちらから。

おすすめレシピ

鱈の野菜たっぷりあんかけ

①人参はみじんぎり、もやしも細かく切り、ピーマンはヘタや種、ワタを取り除き、縦切りにスライスして茹で、ザルにあげたあとみじん切りにします。

②鍋にかつおだしを沸かし、①の野菜を入れ火を通します。

③片栗粉を溶き、②の鍋に混ぜ淹れあんを作っておきます。

④フライパンにごま油を数滴しき、生の鱈を皮目から焼き、焼き色がついたら裏返して完全に火を通します。

⑤器に焼いた鱈をほぐし、③の野菜あんをかけたら完成です。

ピーマンに含まれるビタミンCやβ‐カロテンに、白身魚のたんぱく質を合わせることで免疫力アップが期待されます。

片栗粉でとろみをつけることですべての食材との馴染みが良くなり、より分けて魚だけを食べてしまうことを防げます。

まとめ

犬猫はピーマンを食べても大丈夫!

ナス科特有の自然毒であるソラニンが微量に含まれるため注意が必要ですが、日々の健康維持やエイジングケアをサポートしてくれる栄養素も豊富に含まれています。

必ず食べなければいけない食材ではないので無理に食べさせることはせず、愛犬、愛猫の体格や体調を考えて上手に取り入れましょう。

スギさん@マッサンペットフーズ

株式会社ヒューマル マッサンペットフーズの公式WEBサイト「マッサンのペットフードの学校」の開設時から運営に参画しています。6年間の学びを生かしてペットレシピ.jpにも執筆しています。

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