愛犬・愛猫に与えるさつまいもについて
10月~12月に旬を迎えるさつまいも。最近ではお芋スイーツの専門店なども登場して非常に人気の食材です。
そんなさつまいもは犬猫は食べても大丈夫なのでしょうか。解説していきます。
犬や猫はさつまいもを食べても大丈夫!
犬猫はさつまいもを食べても大丈夫です。さつまいもには犬や猫にも効果のある栄養がたくさん含まれています。
しかし与える際には少し注意する点があります。今回はさつまいもの与え方について解説していきます。
皮は食べても大丈夫?
さつまいもの皮は犬猫が食べても大丈夫です。
さつまいもの皮にはヤラピンという整腸作用のある栄養素や抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれています。
これらの成分は犬猫にとっても良い成分です。しかし、特に猫の場合消化不良になる可能性も考えられるので
与える際は加熱したものを細かくしてあげましょう。
腎臓に影響はある?
さつまいもはカロリーが高い食材なので食欲不振になっている犬猫にさつまいもを与えるのはいいかもしれません。
特に犬の場合はさつまいもを好んで食べる場合が多いです。
しかし、さつまいもはカリウムを豊富に含んでいます。カリウムは犬猫に必要な栄養素ですが腎臓病の末期になるとカリウムを体外に排出できなくなります。
カリウムが過剰になると高カリウム血症という病気になり、最悪の場合死に至る危険性があります。
腎臓病を患っている犬猫にはさつまいもを与えない方がいいでしょう。
さつまいもに含まれる代表的な栄養素
塊根 皮なし 蒸し 可食部100g当たり
栄養素 | 含有量 |
---|---|
エネルギー | 131kcal |
たんぱく質 | 1g |
炭水化物 | 30.3g |
脂質 | 0.1g |
カリウム | 480mg |
ビタミンB6 | 0.27mg |
ビタミンC | 29mg |
参考資料:八訂 食品成分表 2022
ビタミンB6
ビタミンB6は皮膚炎の予防や貧血の予防になる犬猫にとって大切な栄養素です。
ビタミンB6は水様性ビタミンで、余分なものは尿として排出されるので、摂り過ぎて何か症状が出ることはほとんどありません。
ビタミンC
ビタミンCには抗酸化作用があるので人間だけでなく犬や猫にも必要なビタミンです。
しかし犬や猫は人間と違ってビタミンCを体内で生成することができます。それではわざわざ外から摂取する必要がなさそうに思えますがそうでもありません。
ビタミンCは犬や猫の肝臓で生成されます。犬や猫が老化すると当然内臓の機能が衰えてきますので肝臓がビタミンCを生成する能力も衰えるわけです。
特にシニアの犬や猫は積極的に摂取した方がいいといえます。
犬や猫にさつまいもをあげる際の注意点
犬や猫にさつまいもをあげる際には、いくつかの注意点があります。
生で与えない
さつまいもは生の状態で与えないでください。
生の状態のさつまいもはデンプンが多すぎるため犬猫の消化に悪いです。
糖質が多い
さつまいもは糖質やカロリーの値が高めの食材です。
肥満防止のためにもカロリーオーバーには注意しましょう。
犬や猫にあげるさつまいものレシピ
パリパリとした食感で楽ししおやつタイムに一役かってくれる一品です。
一粒づつ手に取って与えられるのでコミュニケーションをとるのにも活躍します。
【まとめ】犬猫はさつまいもを食べても大丈夫
犬猫はさつまいもを食べても大丈夫ですが以下の点には注意しましょう。
・生で与えない
・腎臓病の犬猫には与えない
・カロリーオーバーに注意
今回はさつまいもについて紹介しました。
もちろん個体によって好き嫌いはあるのでさつまいもが好きじゃない子には無理に与えないようにしましょう。