犬猫は白米を食べても大丈夫?ねこまんまはNG!栄養や注意点を解説

犬猫はお米を食べても大丈夫!穀物だけどグルテンフリー

主食として食べない日はないほど日本人に愛されているお米。

昔は人が食べるごはんに味噌汁をかけたねこまんまを犬猫に与える事が多かったようですが、塩分の多さから最近ではそのような与え方は随分減ったように思います。

ごはん自体には犬猫にとって有害な成分も入っていないので、お米は猫が食べても大丈夫な食材です

昨今ではグルテンフリーの食材が注目され、穀物である小麦を避ける傾向にあり、『穀物』というと、お米も避けるべき食材と勘違いしてしまいそうですが、お米はグルテンを含まないグルテンフリーの食材です。

そのため小麦粉の代わりに米粉が使用された人用の商品だけでなく、ペットフードや犬猫のおやつも目にするようになりました。

玄米や雑穀米は与えても大丈夫?

玄米や雑穀米も基本的には犬猫が食べても大丈夫です。

玄米や雑穀に含まれるビタミン、ミネラル、食物繊維などは白米以上なので栄養価の観点で与えたいと考える方も少なくないと思います。

しかし、白米と比べて注意するべき点はその硬さです。

精米された白米はあまり気をかけなくても柔らかく炊けますが、玄米や雑穀米は硬さが残って炊けてしまう事があります。

犬猫に硬さが残った玄米や雑穀米を与えると消化不良を起こし、下痢などの要因となる場合があります。

食べても大丈夫ですが、与える際には注意が必要です。

お米の栄養

糖質

糖質は三大栄養素のひとつであり、生命体には必要不可欠な物質です。

一般的には糖質と食物繊維を合わせて炭水化物と呼び、炭水化物は体内で大切なエネルギー源となります。

エネルギーとして使われなかった分は脂肪になって肝臓や脂肪細胞に蓄積され肥満の原因となるので摂りすぎには要注意です。

食物繊維

食物繊維は食後の血糖上昇をゆるやかにして糖尿病を予防したり、腸内細菌のエサとなって腸内環境を改善し、便通を促してくれます

また、腸内の不要なものを排出する効果もあります。

植物性たんぱく質

たんぱく質は骨や筋肉、皮膚を作るのに大切な栄養素です。

犬猫が主に必要なのは動物性たんぱく質なので、植物性たんぱく質は犬猫にとってたんぱく質摂取のサポートしてくれる存在と考えて良さそうです。

ビタミンE

『若返りのビタミン』とも呼ばれ、強い抗酸化作用を持つ脂溶性のビタミンです。

体内の脂質の酸化を防ぎ、動脈硬化や血栓の予防、血圧の低下、悪玉コレステロールの減少などの働きがあります。

GABA

アミノ酸の一種グルタミン酸から生成される神経伝達物質。副交感神経を活発にするため、脳の緊張をほぐしリラックス効果が得られます。

腎臓の働きを高める効果もあり、塩分を排出するので血圧を下げる効果があります。発芽玄米やお茶にも多く含まれている栄養素です。

ビタミンB1 、B2

ビタミンB1、B2が多く含まれています。B1は疲労回復効果が期待でき、脳と神経を正常に保つ働きもしています。

B2は脂質をエネルギーに変えて、皮膚、粘膜、被毛、爪、赤血球の産生や、免疫力の向上が期待できます。

カルシウム

体を支える骨格の強化に活躍する働きがあります。骨や歯の構成に必要不可欠な栄養素です。

吸収にやや難点のあるカルシウムですが、豆腐の良質なたんぱくによって吸収が促進されるといわれています。

お米を与えるメリット

糖質は脳の活性化に役立ち大切なエネルギー源に

健康志向の高まりで『糖質オフ』『糖質カット』の商品が多く並ぶようになりました。

摂りすぎる糖質は肥満の原因になるなど懸念される点はありますが、本来の栄養素の役割としてすべての生命維持の基本となる栄養素です。

柔らかく炊いたお米は消化も良く、犬猫にとって効率よくエネルギー源となる食べ物といえます。

皮膚や粘膜の健康維持、アンチエイジングに役立つ

お米にはビタミンB群が含まれており、皮膚や粘膜の健康を保つ働きをしてくれます。

また、ビタミンEは若返りのビタミンと言われるほど強い抗酸化作用でアンチエイジング効果が期待できます。

これらのビタミンは犬猫の健康に大切な栄養素なので、意識的に食事から摂取できると良いでしょう。

豊富な食物繊維で腸内環境改善

お米に含まれる食物繊維は便秘を防ぎ、腸内細菌のエサとなって腸内環境改善に役立ちます。

食後の血糖上昇をゆるやかにして糖尿病を予防する効果も期待できます。

与える際の注意点

生米は与えない、芯が残らないように柔らかく炊く

犬猫に与える際には必ず柔らかく炊いてからにしましょう。

芯が残った硬いお米や生米は消化不良を起こし、下痢を引き起こす原因となります。

人が美味しく食べられる程度にきちんと炊けたお米であれば犬猫も大丈夫です。

心配であればお粥に近い状態のものにするか、ミキサー等でペースト状にして与える方法もあります。

目を離した隙に誤食をしないように、キッチンでの保管にも注意しましょう。

大量には与えない

炭水化物の代表ともいえるお米は糖質を多く含みカロリーも高めです。

体や脳を動かすために必要な栄養素ですが、エネルギーとして使われなかった糖質は脂肪として蓄積されてしまいます。

肥満の原因となり、様々な病気を引き起こす要因となりかねません。

また、体格差や個体差もありますが、猫は炭水化物を消化するのが苦手といわれています。

与えすぎは消化不良などを引き起こしてしまいますので、基本的に総合栄養食であるペットフードをしっかり食べている場合には時々のトッピングやおやつ程度に控え、必要以上に与えなくても大丈夫です。

お餅はNG

犬猫は食べ物を噛まずに丸飲みしてしまう習性があります。

成分的には大丈夫ですが、餅は粘度が高くのどに詰まらせて窒息してしまう危険性が非常に高いので絶対に与えないでください。

ねこまんまはNG!味付け不要、温度に気をつけて

犬猫に与える食事に塩分や糖分などを含む調味料や人用に味付けをしてある食材を混ぜるなどの味付けは不要です。

いわゆるねこまんまのような人用に味付けされた味噌汁やおかずなどを混ぜたものは肥満や高血圧、中毒症状などのリスクがあるので与えないようにしましょう。

コンビニやスーパーで売られているおにぎりは塩で味付けがされているものがほとんどなので与えないようにしてください。

また、炊き立てのごはんは非常に熱く、犬猫が火傷してしまう危険性があります。

必ず人肌程度まで冷ましたことを確認してから与えるようにしましょう。

アレルギー

お米はアレルギー発症率が低いといわれていますがゼロではありません。

稀にお米によってアレルギー症状を引き起こす場合があります。

初めてお米を食べさせる際には、少量から与え食後の様子をしっかりと観察しましょう。

下痢や嘔吐、発疹などの症状が現れた場合には速やかにかかりつけの動物病院へ相談し、獣医師の指示に従ってっください。

おすすめレシピ

ご飯を使ったレシピを紹介します。

鶏挽肉のまぜご飯

鶏肉とご飯を使用することでエネルギー、たんぱく質が効率良く摂取できる主食レシピです。

好みや体質次第で水分を残してあげると良いかもしれません。

たまご雑炊

ごはんと卵を使っていることでバランスのよいレシピになっています。

水分も摂取出来るのでお水をなかなか飲まない子にもおすすめです。

白だしで味付けすれば人用にアレンジも可能ですよ。

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スギさん@マッサンペットフーズ

株式会社ヒューマル マッサンペットフーズの公式WEBサイト「マッサンのペットフードの学校」の開設時から運営に参画しています。6年間の学びを生かしてペットレシピ.jpにも執筆しています。

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