手作りペットフードがおすすめの理由。犬猫の好みを知り、健康意識の向上、防災時の食も広がる

手作りペットフードに取り組もう

手作りドッグフード、手作りキャットフードは一部では進められない批判的な声も多く聞かれます。それは従来のペット用レシピサイトでは栄養計算がされていなく、愛犬・愛猫にとって必要な栄養素、栄養量を与えているかがわからないからです。

しかし手作りドッグフード、手作りキャットフードには総合栄養食と併用することでいくつもの利点があります。是非ペットフードの手作りに取り組んでみてください。

手作りペットフードがおすすめの理由① ペットフードの飽きを防ぐ

既存のドッグフード、ドライフードを与えていて悩むことに「すぐ飽きてしまう」「色々変えてためしてみているのに全然食べてくれない」といった理由が多く見られます。

そこで手作りフードにドライフードを混ぜてあげたりすることで少しでも飽きを防ぐことができます。

ドライフードは変えなくても手作りフードの方を変えてあげれば香りも質感も味も変えることができ、ドライフードも余すことなく活用することができます。

トッピング系レシピには以下のようなものもあります。

https://petrecipe.jp/recipe/%e9%ae%ad%e3%81%a8%e3%83%96%e3%83%ad%e3%83%83%e3%82%b3%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%81%ae%e3%81%b5%e3%82%8a%e3%81%8b%e3%81%91/

https://petrecipe.jp/recipe/%e5%9f%ba%e6%9c%ac%e3%81%ae%e9%b1%88%e3%83%95%e3%83%ac%e3%83%bc%e3%82%af/

手作りペットフードがおすすめの理由② 愛犬愛猫の好みを知る

手作りのペットフードを与えることで愛犬・愛猫の好みを探ることができます。猫の場合はなかなか難しいかもしれませんが、それでもチャレンジしてみる価値はあるものです。

飼い主が思ってもいないものを好んだ、嫌いだったということがわかったり、なんとなく与え続けている間に傾向を掴めるかもしれません。

今まで食べたことがない食事を見て、食べて、感じることで食の楽しみを知る

犬猫は同じペットフードを食べ続けることが一般的ですので、様々な食べ物があることを知らずに過ごす子もいます。もちろん人の食べ物を見ていますので全く知らないわけではないと思いますが(笑)

そうしたことが食へ意欲がわかない原因になっている子もいるかもしれません。

また年齢を重ねることで食べられるものが減ってしまったときなども、既存のフードに興味がわかない状況もあるかもしれません。そうした場合に、今まで見たことも食べたこともない食事が出てきたらどうでしょうか。一回では食べないかもしれませんが、二回、三回と違う物を出してみれば興味を引くことができるかもしれません。

食べなくなった犬猫を見るのは本当にツラいものです。愛する犬猫にできることをひとつでも増やしてあげることで前向きな結果が待っているかもしれません。

手作りペットフードがおすすめの理由③ 飼い主の健康意識の向上

総合栄養食のペットフードはそれだけを与えていれば必要な栄養素が満たされるように作られています。これが犬猫を暮らすことを簡単にし、難しい知識がなくても一緒に暮らすことができる大変大きな理由のひとつです。

しかし総合栄養食のペットフードも食べ物ですから、どうしても万能な食べ物ではありません。同じ量の栄養素量を摂取していても年齢や体調、状態によって栄養素量の活用できる能力も変わってきます。

人は血が足りないと思えばレバーを食べてみたり、便の調子が悪ければ野菜を食べてみたりと深く考えなくても無意識に行動していることが多くあります。これらは犬猫を含む動物全て同じであると言われています。特に野生の場合は親に教えてもらうことで、体調に合わせて木の実を食べたり、薬となる植物を食べたりといった行動を示します。

ペットフードを手作りすることでこうしたことを探ることにもつながり、以前は食べなかった手作りも、年齢が進めば食べたりと愛犬・愛猫の状態や好みの変化をチェックすることにも繋がっていきます。

手作りペットフードがおすすめの理由④ 防災時の食の対応

手作りペットフードを取り入れることで食べられるものを知っておけば、防災時に人が食べる料理の原材料をうまく活用することでペットフード以外を与えることができます

防災時に必ずしもペットフードがあるわけではありません。

何か食べなければ死んでしまう。そんな状況をクリアすることができるかもしれません。

手作りペットフードがおすすめの理由⑤ 酵素など熱に弱い栄養素の効果的な摂取

手作りドッグフード、手作りキャットフードの場合、作る時点で熱のコントロールができるレシピがあります。

一般的に60度を超えると酵素が死滅してしまうと言われていますので、低温調理した野菜パウダーやサプリなどで補うことができますが既存のペットフードでは比較的苦手な分野です。

食べる食べないという好みは出てしまいますが、手作りペットフードでは積極的に酵素を取り入れられるという利点があります。

酵素系レシピには納豆に含まれるナットウキナーゼや大根などのレシピもあります。

https://petrecipe.jp/recipe/%e7%b4%8d%e8%b1%86%e3%83%ac%e3%82%bf%e3%82%b9%e3%83%81%e3%83%a3%e3%83%bc%e3%83%8f%e3%83%b3/

https://petrecipe.jp/recipe/%e9%b6%8f%e6%8c%bd%e8%82%89%e3%81%a8%e5%a4%a7%e6%a0%b9%e3%81%ae%e7%85%ae%e7%89%a9/

ペットフード販売士マッサン

ペットレシピ.jpの記事とレシピの執筆・監修をしています。

株式会社ヒューマル代表取締役。ペットフード販売士、ペット栄養管理士、愛玩動物飼養管理士一級、ペット共生住宅管理士、ペット防災指導員、コスメコンシェルジュ、化粧品検定一級、保育士資格習得者。愛猫をこよなく愛すアウトドアが趣味の40代。マッサンペットフーズを運営し、オリジナルペットフードを販売。ヨーロッパを旅して自身の希望のペットフードを製造できる工場を探し出して製造。輸入から販売までを手がけるペットフードの専門家として活動中。

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