犬猫はお麩を食べても大丈夫?グルテンアレルギーに注意!お肉の代用として海外でも注目

柔らかくふわふわとした食感が特徴のお麩。

歴史は古く桃山時代から食べられており、お麩のお菓子「ふの焼」を千利休が好んだという文献もあるそうです。

お吸い物や味噌田楽などの和の食べ方は定番ですし、炒め物や揚げ物のほか、デザートのレシピなども考案されています。

犬猫はお麩を食べても大丈夫!

犬猫はお麩を食べることが出来ますが、原材料の「グルテン」には注意が必要です。

本記事では、

  • お麩は何からできている?主のお麩の種類
  • お肉の代用になる?海外でも注目の集まるお麩について
  • グルテンが犬猫に及ぼす影響について
  • お麩を犬猫に食べさせる時のメリットや注意点

などについてお話していきます。

お麩はなにから出来てるの?

一般的なお麩の主な材料は「小麦粉」と「グルテン」です。

グルテンとは小麦に含まれる植物性たんぱく質のことで、水と合わさることでパンやうどんなどのモチモチとした食感を作り出しています。

お麩を作る際は小麦粉にこのグルテンをさらに加え、よりフワフワとした状態に作り上げます。

2つの材料に水を合わせよく混ぜるとお麩のタネとなり、これに様々な加熱処理をしたものが私達の口に入るお麩です。

主なお麩の種類

お麩にはいくつかの種類がありますが、代表的なものを紹介します。

  • 生麩:茹でるもしくは蒸したものを指します。もっちりとしており、出汁などをよく吸います。
  • 焼き麩:成形し、焼き上げたものを指します。平たい円柱状のものが一般的ですが、バウムクーヘンのように大きく真ん中に穴の開いているものもあります。
  • 揚げ麩:棒状に成形し油で揚げたもの。油麩とも呼ばれます。輪切りにして汁物や煮物に使われることが一般的です。

お麩がお肉の代わりになる?

ヴィーガンの増えているヨーロッパを中心に、肉の代用品として「セイタン」という食材が人気を集めています。

この「セイタン」とはお麩のことで、海外に持ち込んだ日本人が「正しいたんぱく質」からとって「セイタン」と名付けたそうです。

海外の方からするとお麩は発音するのが難しく、この呼び方が定着したのではと考えられています。

お麩はクセがなくジューシーな味わいで、お肉と同様にたんぱく質が摂取出来る点から海外で人気になっているそうです。

「グルテン」によるアレルギーの可能性について

ここまでグルテンについて、

  • 小麦に含まれる植物性たんぱく質である
  • 水と合わさることでモチモチとした食感になる

といったことをお話して来ましたが、このグルテンを犬猫が口にする際は食物アレルギーに注意しなくてはいけません。

小麦粉が犬猫に危険であるという話を聞いたことのある飼い主さんも居るかと思いますが、それは「グルテン」によるものです。

人間と同じように犬猫は特定の食べ物に対してアレルギーを持っていることがありますが、「グルテン」はその発症率が高いと言われています。

グルテンアレルギーを発症すると、

  • 下痢や嘔吐
  • 眼や皮膚が赤くなり、かゆがるようになる
  • 身体をかきむしることで皮膚や体毛が傷付きボロボロになってしまう

などの症状が考えられます。

「グルテン」は犬猫に食べさせてはいけない?

全ての犬猫にとってグルテンが危険という訳ではありません

アレルギーを持っていない犬猫であれば、小麦粉を使った食品を口にしても健康的な心配は少ないと考えられます。

しかし、犬猫がグルテンアレルギーを持っているのかは実際に口にさせるまでわからないという点や、グルテンを摂取し続けることで後からアレルギーになってしまうかもしれないという点は懸念材料でもあります。

全ての犬猫がグルテンを避けるべきではありませんが、不安に感じるのであれば、

  • 小麦粉ではなく、米粉などのグルテンを含まないもので代用して料理を行う
  • グルテンを含まない「グルテンフリー」であることを記述している食品やペットフードを購入する

といった手段を取るようにしましょう。

もちろん既にアレルギーが判明している犬猫にはお麩などのグルテンを含む食品は絶対に与えてはいけません。

お麩を犬猫の食事に用いるメリット

手軽に使えるたんぱく質源として

100gあたり生麩は約11g、焼き麩は約23gと豊富なたんぱく質を含んでいます。

お麩はクセが無いので他の食材とも合わせ易く、犬猫の食事にちょっとしたたんぱく質源として取り入れることができます。

また、ジューシーな味わいながらも脂質は低いので、お肉の代わりとして犬猫の食事に用いることも可能です。

その場合は魚や昆布のだし汁などを使いお麩に風味を移すと、犬猫の食いつきにも期待が持てます。

腹持ちの良いおやつとして

お麩はお腹の中で膨れるので、少量でも満腹感が長持ちします。

お麩ひとかけ程度であればカロリーも低いので、体重の気になる犬猫のおやつに用いることもできます。

犬猫にお麩を食べさせる時の注意点

グルテンアレルギーに気を付ける

前述の通り、お麩など小麦粉を使った食品には犬猫がアレルギーを発症する可能性が高いとされる「グルテン」が含まれています。

既にアレルギーを発症している犬猫には絶対に食べさせてはいけませんし、アレルギーを持っていない犬猫であっても、一度にたくさん食べさせたり毎日食べさせることでアレルギーの可能性が高まってしまいます。

食べさせる場合は少量をたまに与えるようにしましょう。

喉に詰まらせないようにサイズに気を配る

犬猫は身体小さいので、人間の感覚で大丈夫だと思う大きさのお麩でも体内で詰まってしまうことが考えれます。

お麩を食事に用いるその前に、このサイズは本当に愛犬愛猫が口にしても大丈夫かとしっかり考えるようにしましょう。

お麩に練り込まれた材料や加工方法はよく確認を

お麩はその加工のしやすさから、他の食材や添加物を練り込んだ商品がいくつも販売されています。

お麩の加工品を食べさせる際は、他に原材料が練り込まれていないかなど必ず確認しましょう。

また、加工方法によりカロリーや脂質などに大きな違いもあるため予め注意しましょう。

【まとめ】犬猫はお麩を食べても大丈夫!

犬猫はグルテンにアレルギーがなければお麩を食べることができます。

一般的なお麩は「小麦粉」と「グルテン」から作られるふわふわとした食感が特徴の食材です。

たんぱく質を持ちながらジューシーな味わいなので、お肉の代用品として海外で人気を集めています。

注意点を3つ紹介します。

  • 犬猫がアレルギーを発祥しやすい小麦粉由来の成分「グルテン」を含んでいるので、食べさせる時は気を付けましょう。
  • 人間の感覚でそのまま与えると犬猫が喉に詰まらせてしまうことがあります。食べさせる時は愛犬愛猫に合わせたサイズに小さくしてください。
  • 他に練り込まれている材料や加工方法が犬猫に適さない場合があるので、よく確認しましょう。

お麩はたんぱく質を持ちながらもクセが無く犬猫の食事にも取り入れやすいですが絶対に食べるべき食材ではないので、もしアレルギー面が心配であれば無理して与えるのはやめましょう。

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鈴木 利奈RINA SUZUKI - PET FOOD ADVISER

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ペットレシピ.jpの記事を執筆・監修しています。

キャットフード勉強会・ドッグフード勉強会を運営している鈴木です。大好きな犬猫とペットフードについて深く学ぶため、講師を呼んで勉強会を開いています。ペットフード販売士、ペット栄養管理士、愛玩動物飼養管理士2級、化粧品検定1級(コスメコンシェルジュ)等の資格を取得。

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