犬猫はメロンを食べても大丈夫。早くエネルギーになる糖分が豊富。ククミシンで口が痒くなる場合あり

愛犬・愛猫に与えるメロンについて

春~夏にかけて旬を迎えるメロン。芳醇な香りと甘くジューシーな果汁が魅力的なフルーツ。

犬猫へ与えても大丈夫かな?栄養は?など不安や疑問をこの記事で解消すべく、メロンの効果や気をつけたい点をお伝えします。

犬や猫にメロンを与えても大丈夫

犬猫はメロンを食べても大丈夫です。

ただし皮や種は固くて消化されにくいので、皮は厚めに剥いて種とワタをのぞいた果肉部分を与えてください。基本的に生のままで与えて大丈夫です。

メロンの効果・効能

栄養素含有量
エネルギー40kcal
たんぱく質1.1g
脂質0.1g
炭水化物10.3g
食物繊維0.5g
カリウム340mg
ビタミンC18mg
βカロテン33μg

カリウム

カリウムはミネラルの一種で、浸透圧の調整などの働きをします。利尿作用が期待でき、ナトリウムを排出する事で塩分の摂り過ぎを調節する重要な役割を果たします。

しかし腎臓病等の疾患がある犬猫は摂取量に注意してください。また、健康な犬猫であっても過剰摂取は高カリウム血症の原因になる可能性があります。

ビタミンC

活性酸素を強力な抗酸化作用で取り除く働きをする栄養素。鉄分の吸収促進、解毒やホルモン代謝を担う酵素のサポートの効果でアンチエイジングに期待ができます。

食物繊維

メロンには食後の血糖値の上昇を緩やかにし、コレステロールの排出をサポートする水溶性食物繊維と腸内で水分を吸って膨らむことで便のカサを増し、便通を改善してくれる不溶性食物繊維がバランスよく含まれています。腸内環境の改善に役立ち、痢や便秘の予防に期待ができそうです。

βカロテン

赤肉のメロンにはより多く含まれています。犬はビタミンAに変換され、眼や皮膚、粘膜の健康維持に役立ちます。抗酸化作用も期待でき、活性酸素の除去で免疫力アップに効果的。猫に関してはこのβ‐カロテン→ビタミンAの変換は行われませんが、β‐カロテン自体の強い抗酸化作用や免疫活動の活性化に役立つと考えられています。

ブドウ糖

メロンの甘みは果糖、ショ糖、ブドウ糖などです。

その中でもブドウ糖は脳がエネルギーとして利用できる唯一の物質。砂糖と違ってブドウ糖は体の中に最も早く吸収されやすい糖で、全身に速攻でエネルギーを届けることが出来ます。また脂質よりも早く分解吸収されるため素早くエネルギーを補給し血糖値を上げるのに適しています。

喉がイガイガ、口がピリピリ。ククミシンという成分が原因

食べると喉がイガイガしたり口の中がピリピリしたりする方もいるのではないでしょうか?あの症状は『ククミシン』という成分が原因と言われています。

ククミシンはたんぱく質を分解する酵素で、消化を助ける働きがありますが、口腔内の粘膜に触れると一時的に刺激を感じることがあります。

この症状は酵素による物理的刺激であることが多く、必ずしもアレルギー反応とは限りません。ただし、強いかゆみや腫れ、全身症状が出る場合はアレルギーの可能性もあるため注意が必要です。

ククミシンはアレルゲンにもなり得る

ククミシンはアレルギー反応を引き起こすアレルゲンとなることが報告されていますが、食べてすぐに生じる喉のイガイガやかゆみはプロテアーゼ活性によるものでアレルギーとは異なります

しかし長時間同様の症状が治まらない場合はアレルギー反応を引き起こしている可能性があるので注意してください。

他にもスギ、シラカバ、ニワトコ、ヨモギやブタクサなどにアレルギーがある犬猫にはメロンでアレルギー反応を示す報告例もあるので与えるのは避けたほうが良さそうです。

初めてメロンを食べさせる際はごく少量を与え、下痢や嘔吐、痒み、湿疹、目の充血、呼吸の乱れといった症状が出ないか注意してあげましょう。

ククミシンは熟す度に多くなる?

ククミシンは、熟しすぎたり傷みはじめた果実でこうした刺激を感じやすいと紹介されることもあります。

ただし、熟すほどククミシンが増えると断定できる学術データは現時点で確認できておらず、成熟や保存状態で酵素活性が変わる可能性はありますが、「熟す=危険なほど増える」とは言い切れません。

いずれにしても、強い刺激や苦味を感じる場合は食べ頃を過ぎているサインと捉え、犬や猫には与えないようにするのが安心です。

参考:

メロンパン、メロンアイスなどの製品にはメロンの栄養素は含まれていない

メロンパン、メロンアイス等のメロンの加工品にはメロンの栄養素が含まれていないことがほとんど。

人用の加工品は大量の砂糖や添加物にも注意が必要なので基本的には与えないようにしてください。

おすすめレシピ

メロンスムージー

カットしたメロンと無糖ヨーグルトをミキサーにかけて完成です。

メロンの果汁で水分補給とエネルギーチャージ。乳酸菌などの善玉菌(プロバイオティクス)が含まれているヨーグルトで整腸作用も期待ができ、散歩の後に最適です。

メロンとささみのサラダ

カットしたメロンに茹でたささみをほぐしたものトッピング。人で言えば生ハムメロンのイメージで意外と合う組み合わせです。

メロンのフレッシュでジューシーな果汁とささみのたんぱく質で犬猫の体に嬉しいサラダです。

【まとめ】犬猫はメロンを食べても大丈夫

犬や猫にメロンはおすすめの食材です。甘い香りに興味を示す子も多いと思います。たっぷりの果汁と豊富な栄養素で疲労回復!

ただし糖が多いいので与えすぎは肥満、血糖値上昇等の原因になることもあります。

犬猫の体重や体調を考慮して摂取量を調整してあげれば、夏バテ予防や散歩のあとの水分・エネルギー補給に活躍します。

鈴木 利奈

鈴木 利奈ペットフードアドバイザー

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WEBサイトのキャットフード勉強会、ドッグフード勉強会の旧管理者。現在は犬猫レシピの記事を執筆・監修しています。ペット栄養管理士、愛玩動物飼養管理士2級、化粧品検定1級(コスメコンシェルジュ)等の資格を取得。

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