犬猫はローズヒップを食べても大丈夫!ビタミンCはレモンの数十倍!加工品には注意

ローズヒップは野バラの一種であるドッグローズの果実のことです。

花が落ちた後に実を付け、大きさや形状は地域や環境によって異なります。

香りが良いため、お茶やジャムとして親しまれているほか、美容や健康効果にも注目されている食材です。

犬猫はローズヒップを食べても大丈夫!

犬猫に毒性のある成分は含まれていません。

本記事では、

  • ローズヒップティーは犬猫に飲ませても大丈夫?
  • ローズヒップを犬猫に与えるメリット
  • ローズヒップを犬猫に与える時の注意点

といった内容についてお話していきます。

ローズヒップティーは犬猫に飲ませても大丈夫?

ローズヒップティーは犬猫に飲ませても大丈夫です。

犬猫に中毒を引き起こすカフェインが含まれているお茶は、天然にカフェインを含有しているチャノキという植物を原料とした茶葉を使用しています。(緑茶・ほうじ茶・ジャスミン茶など)

ローズヒップティーはその名の通り「ローズヒップ」の果実を乾燥させそれを原料としているので、茶葉を使用していないためカフェインが含まれていません。

犬猫にカフェインを飲ませることの危険性については以下の記事で解説しています。

犬猫にカフェイン飲料は与えないで!中毒の危険やカフェインが含まれる飲み物について

ビタミンCがレモンの数十倍!ローズヒップを犬猫に与えるメリット

ローズヒップはビタミンCを豊富に含んでおり、その含有量はレモンの20~40倍にもなります。

形状が手榴弾に似ていることから「ビタミンCの爆弾」と呼ばれることもあるほどです。

このほか、ビタミンA、ビタミンE、リコピン、鉄、食物繊維などさまざまな栄養素も豊富に含んでいます。

これらの栄養素から考えられる主な健康作用についてお話していきます。

免疫力の向上

ビタミンCは免疫機能をサポートする働きを持っており、感染症を予防します。

また、ビタミンCはコラーゲンの生成にも関与しています。

コラーゲンは筋肉・皮膚・骨などを強化するほか、細菌やウィルスの侵入を防ぐ上皮や粘膜を構成する成分でもあります。

ビタミンCを摂取すると、ビタミンC自体の作用とコラーゲンを生成する作用から複合的に免疫力が向上するのです。

抗酸化作用による老化防止

ローズヒップに含まれるビタミンCやビタミンEは強い抗酸化作用を持っており、老化防止に期待できます。

活性酸素により細胞膜の脂質が変化した「過酸化脂質」が、現在老化の原因のひとつと考えられています。

抗酸化作用を持つ栄養素は、脂質を酸化させる前の活性酵素と結びつくことでこれを無害化、結果として老化予防になるというわけです。

精神の安定

犬猫もストレスが加わるとそれに対抗するために、神経伝達物質の一種であるアドレナリンや副腎皮質ホルモンを分泌します。

この時にビタミンCが大量に消費されるため、ビタミンCが不足することでストレスへの抵抗力が弱まると考えられています。

ビタミンCを摂取することはストレスへの抵抗力を高め、精神を安定させることにも繋がります。

便秘解消・腸内環境改善

ローズヒップには食物繊維が含まれているため、便秘解消や腸内環境の改善効果に期待が持てます。

食物繊維は腸内で膨らみ水分を吸収する性質を持っていますが、この時に有害物質を吸着して排出を促します。

また、毒素を分解する腸内細菌の活動をサポートする働きも持っています。

こうした作用により、便秘が解消し腸内環境が改善するのです。

犬猫にローズヒップを与える時の注意点

ジャムなどの加工品に気を付けて

ローズヒップジャムなどの市販の加工品を犬猫に与えないようにしましょう。

加工の際に砂糖など調味料が使われており、犬猫にとってはその成分が過剰となる恐れがあります。

与えすぎないように

犬も猫も植物の消化があまり得意ではありません。

ローズヒップを含め一度に大量の植物を食べると消化不良となり、下痢や嘔吐を引き起こしてしまうことがあります。

無理に食べさせないように

ローズヒップは毒性もなく健康に良い食材ですが、犬猫が拒否反応を示している時は食べさせるのをやめましょう。

酸味と香りを好まない子が居るケースも十分に考えられ、無理に食べさせることはストレスとなります。

犬や猫へローズヒップの与え方

潰すなどして食べやすくした実や市販の粉末を、普段のフードやヨーグルトなどに混ぜて与えることができます。

また、ローズヒップティーを水で薄めて飲ませることもできます。

いずれの場合も一度に大量に与えることは避け、砂糖などが入っていないかをよく確認するようにしましょう。

【まとめ】犬猫はローズヒップを食べても大丈夫!

ローズヒップは犬猫が食べても大丈夫です。

ビタミンCがレモンの数十倍と非常に豊富で、免疫力の向上・老化防止・精神の安定などの健康作用に期待できます。

また、ローズヒップティーもカフェインが含まれていないため犬猫に飲ませることが可能です。

本記事で紹介した注意点は3点です。

  1. ローズヒップジャムなどの加工品は調味料が含まれているので気を付けてください。
  2. 消化不良の可能性があるので与えすぎないように。
  3. 犬猫が好んでいない時は無理に食べさせるのをやめましょう。

実を食べさせることも、お茶として飲ませることもできるローズヒップ。

多様な健康作用に期待できるので、食事へのトッピングやおやつ、栄養不足の時の飲料として犬猫の食事に取り入れてみてください。

鈴木 利奈RINA SUZUKI - PET FOOD ADVISER

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ペットレシピ.jpの記事を執筆・監修しています。

キャットフード勉強会・ドッグフード勉強会を運営している鈴木です。大好きな犬猫とペットフードについて深く学ぶため、講師を呼んで勉強会を開いています。ペットフード販売士、ペット栄養管理士、愛玩動物飼養管理士2級、化粧品検定1級(コスメコンシェルジュ)等の資格を取得。

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