犬猫はサラダ菜を食べても大丈夫!レタスの一種でβカロテンなど豊富なクセのない野菜

サラダ菜はキク科アキノノゲシ属 チシャ種であり、結球レタスの一種の緑黄色野菜です。

レタスと同様にサラダで食べるのが定番ですが、パスタやスープなどにしても美味しく使いやすい野菜です。

犬や猫はサラダ菜を食べても大丈夫!

生と加熱、どちらの方法でも犬猫に食べさせることができます。

本記事では、

  • サラダ菜ってどんな野菜?
  • サラダ菜の栄養素や犬猫に食べさせるメリット
  • 犬猫用のサラダ菜を使った手作りフードのレシピ

などの内容をお話していきます。

サラダ菜ってどんな野菜?

サラダ菜は一般的な玉レタスと比べ、緑色が鮮やかで表面は滑らかになっているのが特徴です。

  • 葉の形状がバターをスプーンですくったときの形に似ている
  • 葉にバターを塗ったような光沢がある

などの点から「バターヘッドレタス」とも呼ばれています。

見た目がバターを思わせるというだけで、バターの味がしたり、バターに近い栄養素があったりといったことはありません。

レタスとの食感の違い

  • レタス:葉にハリがあり、シャキシャキとした食感をしています。
  • サラダ菜:葉に厚みがあり、柔らかな食感をしています。

どちらも苦みやクセがなく食べやすい野菜です。

含有している栄養の違いについては、この次の項目でお話します。

サラダ菜に含まれる代表的な栄養素

サラダ菜とレタス(生・100g)あたりの主な栄養成分

サラダ菜レタス
エネルギー10kcal11kcal
食物繊維1.8g1.1g
カリウム410mg200mg
カルシウム56mg19mg
2.4mg0.3mg
βカロテン2200μg240μg
ビタミンE1.4mg0.3mg
ビタミンK110μg29μg
ビタミンC14mg5mg

レタス:土耕栽培 結球葉 生
参考資料:八訂 食品成分表 2022

栄養素表からおわかりいただけるように、ほとんどの栄養素においてレタスよりサラダ菜の方が含有量が多くなっています。

βカロテンは約9倍、ビタミンE・ビタミンKは約4倍、カルシウム・鉄分・ビタミンCは約3倍です。

犬猫にサラダ菜を食べさせるメリット

サラダ菜はβカロテンを多く含むほか、カリウムやビタミンKも豊富に含んでいます。

主な栄養素と考えられる健康メリットを簡単にまとめます。

  • 食物繊維:腸内細菌のエサとなり、腸内環境を整えたり便を固める働きがあります。便秘や軟便の改善に期待できます。
  • カリウム:体内の塩分濃度を調整し、高血圧を予防します。このほか、身体の熱を放出してほてりを鎮める作用ももっています。
  • カルシウム:丈夫な骨や歯を作るのに欠かせない栄養素です。筋肉を動かすことや神経の伝達にも関係しています。
  • 鉄:赤血球中のヘモグロビンと結合し、全身に酸素を供給します。免疫機能を強化する働きも期待できます。
  • βカロテン:強い抗酸化作用を持ち、がんや心臓病予防に効果があると言われています。犬はビタミンAに変換できるので、目の機能維持や粘膜強化にも期待できます。
  • ビタミンE:こちらも強い抗酸化作用を持っています。がんや老化、動脈硬化などの予防に効力を発揮します。
  • ビタミンK:出血した時に血液の凝固を助けます。これ以外にも骨からカルシウムが排出されるのを防ぐ効果もあります。

犬猫にサラダ菜を食べさせる時の注意点

下痢や嘔吐を頻発している時は食べさせないように

サラダ菜は野菜らしく食物繊維を含んでいます。

健康的な犬猫であれば整腸作用などに期待できますが、下痢気味の時に食物繊維を摂取すると腸に負担が掛かってしまいますし、食物繊維を上手く消化できないことでさらに嘔吐を招いてしまうことも考えられます。

既に下痢や嘔吐を頻発している犬猫には食物繊維豊富な野菜類は控えるようにしましょう。

腎臓病の犬猫はカリウムに注意

カリウムは細胞の浸透圧の調整を担うなど生命維持に欠かせない栄養素です。

多少であれば過剰摂取しても尿から排出されるので、健康な犬猫が一般的な食事を続けてカリウム過剰となることはあまりありません。

しかし腎臓病が進行している犬猫は、尿からの排出がうまくできず高カリウム血症となってしまうことがあります。

腎臓病の犬猫はカリウムを含む食材を全て避けるべきということではありませんが、病気の時の食事は獣医師に相談の上で慎重に選択しましょう。

犬猫へのサラダ菜を使った手作りレシピ

『サラダ菜と鶏ささみのサラダ』

材料

  • サラダ菜
  • 鶏ささみ
  • ゆで卵

作り方

  1. サラダ菜を犬猫が食べやすいサイズに細かくちぎり、水につけたあとよく水気を切ります。
  2. 鶏ささみは湯がき、フォークなどでよくほぐします。
  3. ゆで卵は殻を剥き、カットするかフォークで潰します。
  4. お皿にサラダ菜、鶏ささみ、ゆで卵の順に乗せたら完成。

サラダ菜と鶏ささみのシンプルなサラダです。

βカロテンやたんぱく質を摂取できるヘルシーなレシピで、鶏ささみにより食いつきにも期待出来ます。

お好みでプチトマトなどを添えると見た目も華やかになります。

【まとめ】犬猫はサラダ菜を食べても大丈夫!

犬猫はサラダ菜を食べても大丈夫です。

レタスに近い緑黄色野菜ですが、色が鮮やかで葉に厚みがあり柔らかな食感をしています。

βカロテンやビタミンE・Kなどいくつかの栄養素はレタスの数倍豊富で、老化・がん予防や血液の凝固作用などに期待できます。

本記事で紹介した犬猫に食べさせる時の注意点は2つです。

  1. 下痢や嘔吐を頻発している時は食べさせないようにしましょう。
  2. 腎臓病の犬猫はサラダ菜の豊富なカリウムに気を付けてください。

レタスのようにクセのない味わいで様々な料理に用いることのできるサラダ菜。

愛犬愛猫の手作り料理を作る際に、ぜひ使ってみてください。

鈴木 利奈RINA SUZUKI - PET FOOD ADVISER

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ペットレシピ.jpの記事を執筆・監修しています。

キャットフード勉強会・ドッグフード勉強会を運営している鈴木です。大好きな犬猫とペットフードについて深く学ぶため、講師を呼んで勉強会を開いています。ペットフード販売士、ペット栄養管理士、愛玩動物飼養管理士2級、化粧品検定1級(コスメコンシェルジュ)等の資格を取得。

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