きゅうりやゴーヤと同じウリ科の植物の冬瓜。
その名前から冬が旬の野菜だと思われがちですが実は冬瓜は7~9月が旬の夏野菜です。
1個あたり2~3kgほどある大きな見た目が特徴でスーパーなどで見かける機会も多いです。
そんな冬瓜は犬猫が食べても大丈夫なのでしょうか。
犬や猫は冬瓜を食べても大丈夫!
犬や猫は冬瓜を食べても大丈夫です。
手作りご飯やおやつにも冬瓜を使うことができます。
ただし与える際にいくつか注意点があるので紹介していきます。
皮や種は食べても大丈夫?
皮について
犬が生の冬瓜を皮付きのままガツガツと食べている動画を目にしたことがあります。
犬猫は冬瓜の皮を食べれないというわけではありませんが少し固く、犬猫の大きさや品種によっては食べづらいこともあるかと思います。。
消化不良やのどに詰めたりすることが心配な方は、皮を剥いてあげるか加熱して皮を柔らかくしてから与えてあげるといいでしょう。
種やわたについて
冬瓜には同じウリ科のきゅうりやゴーヤと同じように実の中心部分に種とわたがあります。
多くの植物の種は自然界で動物が食べた後、フンを介してその場所から芽を出すために消化されにくく出来ています。
種の消化不良によって下痢や便秘になりかねませんので、犬猫に冬瓜を与える場合は種を取り除きましょう。
わたには苦みがあるので犬猫が好まない可能性が高いです。
冬瓜は腎臓病に効く?犬猫では慎重に考える
冬瓜は中国の伝統医学で、体の余分な熱を冷まし、利尿を促す食材として用いられてきた背景があります。しかし、犬や猫の腎臓病を改善する効果が科学的に確立されているわけではありません。 民間療法での利用と、獣医学的に有効性が証明されていることは別に考える必要があります。
冬瓜は水分を多く含む野菜ですが、同時にカリウムも含んでいます。腎機能が大きく低下している犬猫では、体内のカリウムを十分に排出できず、高カリウム血症を起こす可能性があります。高カリウム血症では、筋力低下や元気消失、不整脈などがみられ、重症化すると命に関わることもあります。
ただし、腎臓病の犬猫すべてがカリウム制限の対象になるわけではありません。血液検査の数値や治療内容によって対応は異なり、むしろ低カリウム血症が問題になるケースもあります。そのため、腎臓病の犬猫に冬瓜を与える場合は「体に良さそうだから」という理由ではなく、必ず主治医に確認したうえで少量から検討することが大切です。
冬瓜に含まれる代表的な栄養素
とうがん 果実 生 可食部100gあたり
| 含有量 | |
|---|---|
| エネルギー | 15kcal |
| 水分 | 95.2g |
| たんぱく質 | 0.3g |
| 脂質 | 0.1g |
| 炭水化物 | 2.7g |
| カリウム | 200mg |
参考資料:八訂 食品成分表 2022
冬瓜は100gあたり95.2gが水分と、ほとんどが水分で出来ている野菜です。
そのため栄養価はあまり高くありませんが前述したとおりカリウムは比較的豊富に含まれています。
高カリウム血症の危険性しか紹介していませんのでカリウムの良い点ご紹介します。
カリウム
カリウムは生き物が生きていく上で欠かせない栄養素です。
摂取しすぎたナトリウム(塩分)の排出をはじめ、細胞機能の維持・エネルギー代謝・神経刺激の伝達などの役割があります。
総合栄養食のペットフードを食べている場合カリウムが不足することはあまりありませんが下痢が続くと多量のカリウムが失われてしまうので注意しましょう。
カリウムが不足すると「低カリウム血症」になってしまう恐れがあり、症状としては麻痺や不整脈などがあります。
犬や猫に冬瓜を与える際の注意点
犬猫に冬瓜を与える際の注意点を紹介します。
加熱してから与えるのがおすすめ
冬瓜は犬猫が生で食べても問題ないですが、加熱すると柔らかくなって食べやすくなりさらに胃にも優しくなるのでおすすめです。
加熱した冬瓜を与える際はやけどしてしまわないように人肌程度まで冷ましたものを与えましょう。
与えすぎには注意
水分たっぷりで夏の水分補給にぴったりの冬瓜ですが水分の摂りすぎは下痢の原因になってしまうことがあるので注意しましょう。
お出かけ時の水分補給や便秘気味の子に与えるなど上手く活用しましょう。
ククルビタシンに注意
冬瓜は元々苦味のある野菜でしたが、今では苦味を抑えられるように品種改良が進められました。
今でも多少の苦味が感じられるものはありますが、もし冬瓜を食べたときに強い苦味を感じた場合は注意してください。
「ククルビタシン」という中毒成分を含んでいる可能性があります。
ククルビタシンはヘタに近い部分に多く、犬猫だけでなく人間にとっても有毒な成分で腹痛・嘔吐・頭痛などの症状を引き起こす可能性があります。
冬瓜を味見をして強い苦味があった場合は絶対に犬猫には与えず、皆様も食べないでください。
アレルギーに気をつけて
どんな食べ物でもアレルギーの可能性は少なからずあるので注意しましょう。
犬猫のアレルギー反応は人間のアナフィラキシーショックのような大きな反応は滅多になく、皮膚の赤みやかゆみなどの場合が多いです。
症状に気づかず与え続けるのは大変危険なので初めて与える場合は少量に抑えて食べた後の様子をよく観察してあげましょう。
皮膚や口周りの赤み・腫れなどが見られた場合はそれ以上与えるのをやめ、症状が悪化する場合は獣医に相談しましょう。
犬や猫への冬瓜の与え方
犬猫に冬瓜を与える際はスープにして与えるのをおすすめします。
冬瓜は茹でることでとても柔らかくなりますしスープだと他の食材も一緒に摂ることが出来ます。
以下のレシピをベースにスープを作ってみてください。
冬瓜と一緒にスープの具材にするおすすめ食材例
- 鶏ささみ
- さば
- たまご
- きのこ類 など
ぜひオリジナルスープを考えてみてください。
【まとめ】犬猫は冬瓜を食べても大丈夫
犬猫は冬瓜を食べても大丈夫です。注意点をおさらいしましょう。
- 生のまま食べることは出来ますが加熱した方が食べやすく胃に優しい
- 種は消化できないので食べさせない方がいい
- 与えすぎによる水分の過剰摂取に注意
- ククルビタシンに注意
今回は冬瓜について紹介しました。
ぜひ暑い時期に冬瓜を使った手作りご飯を与えてみてください。



