中南米原産で太い幹と大きな葉が特徴的なパキラ。
日陰や乾燥に強いため観葉植物として人気があります。
犬猫を室内外している方にとって観葉植物を置きたくても食べてしまった場合などの安全性が気になりますよね。
今回はパキラはおうちに犬猫がいても安心して置ける観葉植物なのかご紹介したいと思います。
パキラは犬猫がいても安心な観葉植物!
パキラには毒性が無いため犬猫を飼っていても比較的安心して置ける観葉植物です。
ただし犬猫がいる環境でパキラを育てるには注意点があるのでご紹介したいと思います。
パキラの基本情報
学名
Pachira
科・属
パンヤ科・パキラ属
原産地
中南米
開花時期
6月~7月
別名
カイエンナッツ・発財樹
花言葉
快活・勝利
パキラの種類
パキラ自体の品種は約20種類ほどいると言われていますが、パキラの幹は大きく分けて2種類に分かれます。
以下の画像のような「一本幹」と「編み込み」があります。
編み込みタイプはとても不思議な形をしています。
これは自然とこうなるわけではなく人工的に作られているもので、まだ幹が細いうちに編み込んで作るのだそうです。
猫×大きいパキラの組み合わせに注意!
パキラは30cm程度のものもあれば2m近くになるものまで大きさは様々です。
猫を飼っている方で大きいパキラの設置を検討している方は注意してください。
猫がパキラに登って倒してしまったり折れてしまう可能性があります。
さらに植木鉢が割れて猫や飼い主様の怪我に繋がるかもしれないので注意しましょう。
ちなみにパキラは成長の条件が揃っている熱帯地域では20mほどの高さにもなるそうです。
パキラは食べてしまっても大丈夫?
犬猫のいる環境で観葉植物を育てる際に最も気になるのは犬猫が葉を食べてしまっても大丈夫かどうかだと思います。
パキラの葉には毒性がないので犬猫が食べてしまっても大丈夫とされています。
ただしたくさん食べてしまうと消化不良を起こして下痢や嘔吐をしてしまう可能性があるので注意しましょう。
「猫草」と言うものがあるように完全肉食動物の猫でも植物を食べることは知られています。
猫が猫草を食べる理由は諸説ありますがその一つに胃を刺激して毛玉を吐き出しやすくしているというものがあります。
猫は自分の体をグルーミングした際に毛も一緒に飲み込んでしまうため、それらを毛玉として吐き出す習性があります。
もし猫がパキラを食べて吐き戻すのを繰り返していた場合は猫草を置いてあげるといいかもしれません。
犬猫があまりパキラの葉を食べてしまうとパキラの見た目も悪くなってしまいます。
パキラの種には毒がある
パキラの種にはじゃがいもの芽に含まれていることで名が知られている「ソラニン」という毒素が含まれています。
もし犬猫がソラニンを摂取してしまうと下痢や嘔吐などの消化器異常などが起こります。
ひどい場合は呼吸困難などの命に関わるような症状を引き起こす可能性もあります。
家庭でパキラを育てていて実や種をつけるのは凄く稀なことですが念のため覚えておくと良いかと思います。
パキラを育てるポイント
犬猫がいる環境でパキラを育てるポイントをご紹介します。
消臭効果がある
パキラには消臭効果があると言われているため、犬猫の獣臭やトイレ周りの匂い対策に効果があります。
さすがに空気清浄機ほどの消臭力は見込めませんが犬猫のいる環境にとっては嬉しい効果です。
手入れが比較的楽
犬猫を育てているのに植物もちゃんと育てられるか不安という方にもパキラはおすすめです。
パキラは日常的にお世話をしないといけない植物ではないため水やりも土が乾いていたらあげる程度で大丈夫です。
ただし葉が増えすぎていたら剪定をしたり葉に元気がないときは霧吹きをしてあげたりなど特別な対処をしないといけないタイミングはあります。
大きさが様々でおうちに置きやすい
前述したように一般的に販売されているパキラは大きさが様々なので置きたい部屋に合わせやすいです。
2mほどある大きいものを部屋のアクセントにすることもできますし、小さいものを玄関やトイレなどに置くこともできます。
様子がおかしかったらすぐに獣医師へ相談
パキラの葉は毒性がないので比較的安心して育てることができますが、犬猫が食べてしまったあとの様子がおかしければすぐに獣医師へ相談しましょう。
万が一なにかの病気になっていた場合、早期発見が重要です。
【まとめ】パキラは犬猫がいる環境でも育てやすい観葉植物
パキラは犬猫を飼っていても育てやすい観葉植物です。今回のポイントをおさらいしましょう。
- 葉に毒は含まれていないため犬猫が食べたときの危険性は少ない
- 大きさが様々で置きやすく、消臭効果があるため犬猫がいる環境にぴったり
- 背の高いパキラは犬猫が倒してしまうと怪我をする可能性があるため注意が必要
今回は犬猫を飼っている環境でのパキラについてご紹介しました。
観葉植物の中には犬猫にとって危険なものもあるので犬猫がいる環境で観葉植物を置く場合はしっかりと調べるようにしましょう。