10cmほどのテーブルサイズから2mほどのサイズまである人気の観葉植物エバーフレッシュ。
夜になると「就眠運動」と呼ばれる葉を閉じて眠るような独特の動きを見せます。
様々な姿を見られることから人気のエバーフレッシュですが、犬猫がいる環境でも安心して育てることができるのでしょうか。
エバーフレッシュは犬猫がいても安心な観葉植物!
エバーフレッシュには毒性が無いため犬猫を飼っていても比較的安心して置ける観葉植物です。
ただし、犬猫がいる環境でエバーフレッシュなどの植物を育てるには注意すべき点があるのでご紹介したいと思います。
エバーフレッシュの就眠運動について
エバーフレッシュのようなマメ科の植物の一部には、夜になると葉を閉じる「就眠運動」という動きを見せる品種があります。
この動きは部屋の明るさや日光の当たり具合などは関係なく夜になると葉が閉じ、朝になると開きます。
余分な水分を蒸発させないためや、虫に葉を食べられにくくするためなどの理由があると言われています。
なぜ葉が動くのか、その仕組みについては進化論で有名なダーウィンの時代からずっと謎として扱われていました。
しかし、2018年に東北大学の研究によって就眠運動は分子の動きによって起こっているということが発見され、長年の謎が解き明かされました。
エバーフレッシュの基本情報
学名
Pithecellobium
科・属
マメ科・ピテケロビウム属
原産地
ブラジル・ボリビア など
開花時期
4月~9月
別名
アカサヤネムノキ
花言葉
胸のときめき・歓喜
エバーフレッシュのおすすめポイント
犬猫がいる環境でエバーフレッシュがおすすめなポイントや育てやすい理由をご紹介します。
設置場所に合わせやすい
冒頭にも記述したとおり、エバーフレッシュにはテーブルサイズのものから身長を超えるほどのものまでサイズが様々あります。
そのため、設置場所に合わせて育てるエバーフレッシュの大きさを選びやすいというメリットがあります。
「犬猫が食べてしまうのが心配だからトイレや手の届かないところに置きたい」といった場合は小さいものを。
「うちの子は植物には興味を示さないからリビングに置きたい」と言った場合は、大きいものを置いてお部屋のアクセントにするといった方法が取れます。
また、エバーフレッシュは環境に順応する能力が高く、日当たりの悪い場所にも順応して育ってくれることが多いようです。
ただし本来は日当たりの良い場所で育てるべきで、植物が元気に育つには日光が必要不可欠なので日陰で育てる場合でもたまに日光に当ててあげましょう。
空気を綺麗にする
エバーフレッシュなどの植物には酸素を発生し、空気を綺麗にする効果があります。
犬猫を飼っているとどうしても匂いなどがこもってしまいがちなので空気を綺麗にするのは嬉しい効果です。
エバーフレッシュを育てる注意点
犬猫がいる環境でエバーフレッシュを育てる際の注意点をご紹介します。
猫がよじ登らないように注意
大きいエバーフレッシュを育てる場合、猫が興味を持ってよじ登ってしまう可能性があります。
エバーフレッシュは幹がそこまで太い植物ではないため、猫が登ってしまうと倒れたり折れたりする恐れがあります。
そうなると猫の怪我にもつながる可能性がありますし、折れてしまうとエバーフレッシュは元に戻らないかもしれません。
猫が登ろうとするような動作をしていた場合は早めになにか対策することをおすすめします。
食べ過ぎに注意
毒性がなく食べても大丈夫な植物とはいえ、犬猫は植物を消化吸収することが出来ないため食べ過ぎると消化不良に繋がります。
また、犬猫がエバーフレッシュの葉をたくさん食べてしまうと、見た目がみすぼらしくなってしまい景観を損なってしまいます。
エバーフレッシュを置いて犬猫がたくさん食べてしまうようであれば、ペットグラスなどの犬猫が食べるための植物を与えてみると良いかもしれません。
様子がおかしければすぐに動物病院へ
万が一、犬猫がエバーフレッシュを食べた後に様子がおかしければすぐに獣医師へ相談することをおすすめします。
場合によってはエバーフレッシュが詰まって、呼吸困難や腸閉塞などの症状を引き起こしている可能性があります。
必要に応じて動物病院で適切な処置を受けましょう。
【まとめ】エバーフレッシュは犬猫がいる環境でも育てやすい観葉植物
エバーフレッシュは犬猫を飼っていても育てやすい観葉植物です。今回のポイントをおさらいしましょう。
- 犬猫にとって有毒な成分が含まれていないためもし食べてしまっても重篤化する可能性が低い
- 大きさが様々でお部屋や環境に合わせて置きやすく、犬猫の手が届かないところで管理がしやすい
- もしも食べてしまったあとに様子がおかしければすぐに獣医師へ相談する
今回は犬猫を飼っている環境でのエバーフレッシュについてご紹介しました。
エバーフレッシュは犬猫にとって比較的安全な植物ですが、観葉植物の中には犬猫にとって危険なものもあります。
犬猫がいる環境で観葉植物を育てる場合は有毒ではないかしっかりと調べるようにしましょう。