犬猫はジャスミンティ(ジャスミン茶)を飲んではいけない。カフェイン中毒に注意

最近ではペットボトルや紙パックなどでも販売されるようになったジャスミンティ。

「花茶のクイーン」という別名もある人気の中国茶です。

独特な香りで普段から愛飲している方も少なくないと思います。

そんなジャスミンティは犬猫が飲んでも大丈夫なのでしょうか。

犬や猫はジャスミンティを飲んではいけない

犬や猫はジャスミンティを飲んではいけません。

お茶は健康に良いイメージがあるため犬猫が飲んではいけないのは意外かもしれません。

ジャスミンティに含まれる成分が犬猫にどのような影響を与えるのかについて解説していきます。

ジャスミンティは実は緑茶

ジャスミンティをジャスミンの花から抽出されたお茶だと思っている方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。

ジャスミンティは一般的に緑茶などの茶葉にジャスミンの花の香りを移して作られるお茶です。

花を使用したお茶は中国で花茶(フアチャー)と呼ばれており、大きく分けて2種類あります。

一つはジャスミンティのような緑茶に花の香りをつけたものです。

緑茶などの茶葉には周りの香りを吸着する特性があり、この特性を利用してジャスミンの香りが付けられます。

もう一つは乾燥した花を煎じて作られるもので薔薇茶や菊花茶などがあります。

ジャスミンティは花茶の中でも知名度が高く、代表格的な存在です。

ジャスミンティに含まれる危険な成分

カフェイン

ジャスミンティがベースとしている茶葉は「チャノキ」と呼ばれる植物の葉で、この葉にはカフェインが含まれています

カフェインには覚醒作用・利尿作用・脂肪燃焼効果などがあり、人間が適量摂取することによって様々なメリットが得られます。

しかし犬猫は人間に比べてカフェインの許容量が遙かに少なく油断しているとすぐに中毒症状を引き起こす可能性もあります。

カフェインの許容量は?

ジャスミンティに含まれるカフェイン量は茶葉の発酵具合などによって変化しますが、100mlあたり20mgほどとされています。

人においては、健康な成人で1日あたり約400mgまでのカフェイン摂取が一つの目安とされています

これに対して犬猫は体重1kgあたり15~20mgのカフェイン摂取で中毒症状を引き起こすと言われています。

中毒症状

犬猫がカフェインを摂取することで起こる中毒症状には以下のようなものがあります。

  • 過度の興奮
  • 嘔吐
  • 動悸・不整脈
  • ふらつき
  • 痙攣

カフェインには中枢神経を刺激して興奮させる作用があるため、心筋にも悪い影響が出てしまう可能性があります。

そのため、てんかんや心疾患などの持病がある犬猫は特に注意が必要といえます。

致死量は?

カフェインの致死量ははっきりされていませんが、人間のカフェインの致死量は体重1㎏あたり200〜400mgだと言われています。

それに対して犬猫の場合、体重1kgあたり約150mgだと言われています。

ただし、人間の場合、成人男性の平均体重は約60~70㎏、成人女性は約50~60㎏といわれています。犬は犬種によって大きく異なりますが、小型犬であれば5㎏前後、大型犬でも約25㎏前後であり、猫に関しても個体差はありますが、約3~5㎏程度と考えられています。

そのため、その体重で考えると、同じカフェイン量を摂取した場合でも、体重の軽い犬や猫の方が体重あたりの摂取量が多くなり、より強い影響を受けやすくなります

特に小型犬や猫では、ごく少量でも中毒症状につながる可能性があるため、人と同じ感覚で与えることは避ける必要があります。

カフェイン含有量

カフェインを含む飲み物のカフェイン含有量は以下のようになっています。

100mlあたりのカフェイン含有量

玉露160mg
コーヒー60mg
紅茶30mg
烏龍茶20mg
エナジードリンク又は眠気覚まし用飲料32~300mg(製品によって異なる)

参考:食品安全委員会『食品中のカフェイン』

緑茶の中では玉露や抹茶などの若芽を使用したものがカフェイン含有量が多いです。

カフェインが多く含まれているイメージがあるコーヒーは60mg、烏龍茶は20mgでジャスミンティと大体同じぐらいの量です。

最近ではカフェインが200mgも含まれているコーヒー飲料やエナジードリンクが多く発売されています。

犬猫にカフェインを与えないのはもちろんですが、私たち人にとってもカフェインの摂りすぎには注意してください。

犬猫がジャスミンティを飲まないために

犬猫がジャスミンティを飲んでしまう可能性があるとすれば飼い主様が飲んでいるものを横取りすることが考えられます。

ペットボトルのものを直接飲んでいる場合はあまり心配ありませんがグラスやコップに移したものを飲んでいる場合は犬猫が舐めないように注意してください。

ホットのジャスミンティの場合は犬猫がやけどしてしまう可能性もあるので気をつけましょう。

ほかにもジャスミンティの茶葉の管理に注意しましょう。

茶葉から抽出したジャスミンティよりも茶葉の方がカフェインは多く含まれているので危険です。

茶葉を保管するときは犬猫が開けられないものに入れて犬猫の手が届かないところに保管しておくと安全です。

もしも飲んでしまったら

目を離した隙に犬猫がジャスミンティを飲んでしまった場合はどのぐらいの量を飲んだかを確認しましょう。

ごく少量であれば大きな問題にならないこともありますが、個体差や体重によって影響は異なります

摂取量が不明な場合や、落ち着きがない・嘔吐・ふらつきなどの異変が見られる場合は、早めに動物病院へ相談することが重要です。

ジャスミンティを多く飲んだ場合や茶葉を食べてしまった場合はすぐに動物病院へ連れて行きましょう。

【まとめ】犬猫にはジャスミンティを与えてはいけない

犬猫にジャスミンティを与えてはいけません。NGポイントをおさらいしましょう。

  • 中毒症状を引き起こす可能性のあるカフェインが含まれている
  • カフェインは心筋にも影響を与えるのでてんかんや心疾患などの持病がある
  • たくさん飲んだ場合や茶葉を食べてしまった場合はすぐに獣医師へ相談する

今回は犬猫にジャスミンティを与える危険性について解説しました。

カフェインはジャスミンティだけでなく様々なお茶や飲料に含まれているので注意しましょう。

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鈴木 利奈

鈴木 利奈ペットフードアドバイザー

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WEBサイトのキャットフード勉強会、ドッグフード勉強会の旧管理者。現在は犬猫レシピの記事を執筆・監修しています。ペット栄養管理士、愛玩動物飼養管理士2級、化粧品検定1級(コスメコンシェルジュ)等の資格を取得。

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