ペペロミアはコショウ科サダソウ属に属する植物の総称で、1000種もの品種が存在すると言われています。
見た目や成長の仕方が様々で、好みやお部屋によって合わせやすいのも人気の一つです。
そんなペペロミアは犬猫がいる環境でも安心して育てることができるのでしょうか。
ペペロミアは犬猫がいても安心な観葉植物!
ペペロミアには毒性が無いため、犬猫を飼っていても比較的安心して置ける観葉植物です。
今回は犬猫がいる環境でペペロミアを育てるポイントやおすすめの品種などをご紹介したいと思います。
ペペロミアの基本情報
学名
Peperomia
科・属
コショウ科・ペペロミア属
原産地
エクアドル~コロンビア
開花時期
4月~9月
別名
佐田草(さだそう)
花言葉
艶やか・かわいらしさ・片思い
ペペロミアは食べてしまっても大丈夫?
前述したようにペペロミアには毒性がないため、もしも犬猫が食べてしまっても大丈夫な植物と言えます。
完全肉食動物の猫や肉食寄りの雑食動物である犬が植物を欲する理由ははっきりしていません。
ビタミンやミネラルを補給するため・ストレス解消のため・胃を刺激して毛玉を吐き出すため(猫の場合)などの説があります。
食べても大丈夫な植物とはいえ、あまり食べ過ぎてしまうと消化不良を起こしてしまうかもしれませんし、ペペロミアの見た目も悪くなってしまいます。
もし犬猫が植物を好んで食べるようであれば、ペットグラスなどの専用のものを置いてあげるといいかもしれません。
ペペロミアの品種
日本で主に観葉植物として人気のある品種をご紹介します。
ペペロミア・イザベル
流通しているペペロミアの中でもメジャーなもので、長く伸びるツルに丸く小さい葉をいくつも付ける姿が可愛くて人気の品種です。
下に伸びるように成長させることもできるのでお部屋に吊すと見た目も良く、犬猫の手が届きにくくなって一石二鳥です。
ペペロミア・アングラータ
こちらもペペロミアの代表品種で、イザベルと比べると葉がしずく型で白い線状の模様が入っているのが特徴です。
成長の仕方や葉の付け方などはイザベルに似ており、同じように吊して管理することができます。
成長が非常に遅いため、犬猫に食べられてしまうとショックが大きい品種です。
ペペロミア・サンデルシー
ペペロミアの中でも葉が大きく茎が短い品種で、イザベルやアングラータなどとは違う生え方をします。
特徴的な葉にはスイカのような模様が入っており、「スイカぺぺ」とも呼ばれます。
ペペロミア・ハッピービーン
流通が少なく珍しいペペロミアの品種で、葉が肉厚で細長く、いんげん豆のような見た目をしています。
猫は猫草のような細長い葉を好む傾向にあるようなので、もしかするとハッピービーンは気に入って食べてしまうかもしれません。
ペペロミアを育てるポイント
犬猫がいる環境でペペロミアを育てるポイントをご紹介します。
ハンギンググリーン
ペペロミアを育てる場合は植物を吊して育てる「ハンギンググリーン」という方法がおすすめです。
前述したイザベルやアングラータのように、ペペロミアにはツルが伸びるように成長する品種が多くあります。
そのような品種はハンギンググリーンを活用するとインテリアとしても良く、犬猫との接触を避けることができます。
ただし、猫は時に思いもしない跳躍力を発揮することがあるので、吊しているペペロミアに飛びかからないように特に注意してください。
もしその衝撃でペペロニアが落ちると猫の怪我にも繋がってしまう可能性があります。
手入れが比較的楽
ペペロニアは比較的手入れの楽な観葉植物で、初心者にもおすすめされていることが多いです。
乾燥に強いため水やりは10日に1回程度で良く、光に弱いため外に出して日光に当てる必要もありません。
ただし、耐陰性は強いものの植物が育つには日光が必要なので全く日光に当てないと枯れてしまいます。
直射日光を当てないようにお部屋の明るい場所で管理しましょう。おすすめはレースカーテンなどを一枚挟んだ窓際です。
様子がおかしかったらすぐに獣医師へ相談
ペペロミアの葉は毒性がないので比較的安心して育てることができますが、犬猫が食べてしまったあとの様子がおかしければすぐに獣医師へ相談しましょう。
万が一なにかの病気になっていた場合、必要に応じて動物病院で適切な処置を受ける必要があります。
【まとめ】ペペロミアは犬猫がいる環境でも育てやすい観葉植物
ペペロミアは犬猫を飼っていても育てやすい観葉植物です。今回のポイントをおさらいしましょう。
- 有毒な成分が含まれていないため犬猫が食べてしまったときの危険性が少ない
- 吊して育てる「ハンギンググリーン」を活用することで犬猫との接触を減らせるのでおすすめ
- 万が一、犬猫が食べて体調を崩している様子があればすぐに獣医師へ相談する
今回は犬猫を飼っている環境でのペペロミアについてご紹介しました。
観葉植物の中には犬猫にとって危険なものもあるので犬猫がいる環境で観葉植物を置く場合はしっかりと調べるようにしましょう。