コチンキーとは?
かぼちゃの一種であるコリンキーという野菜をご存知でしょうか。
コリンキーは2002年に新種登録されたかぼちゃで、他のかぼちゃと違って生食できることで知られています。
サラダ、ピクルスなどやはり生で使用されることが多いですが、炒め物やてんぷらなど加熱調理で食べても美味しくいただけます。
そんなコリンキーは犬猫が食べても大丈夫なのでしょうか。
犬猫はコリンキーを食べても大丈夫?
コリンキーはオーストラリアと日本のかぼちゃを掛け合わせもので、基本的にはかぼちゃと同様に犬猫が食べても大丈夫な野菜と言えます。
しかし生食については犬猫に対して安全かどうか不確かな部分もあります。
生で与えることによって消化不良や腸閉塞などのリスクもあるため、本記事では加熱して与えることをおすすめします。
コリンキーの主な栄養素
コリンキーに含まれる主な栄養として、緑葉職野菜ならではのβカロチン(カロテン)が挙げられます。
その他にもビタミン類やカリウム、カルシウム、鉄分など、たくさんの栄養素が含まれています。
βカロテン
βカロテンは、強い抗酸化作用があることで知られています。
猫はβカロテンをビタミンAとして利用出来ないと言われていますが、犬は体内でビタミンA変換することができます。
ビタミンB群
ビタミンB1は水溶性のビタミンの一種で、糖質をエネルギーに変えるときに必要とされるビタミンです。
ビタミンB2はビタミンB1と同じく、水溶性のビタミンの一種で、おもに脂質のエネルギー代謝に関与し、エネルギーに変わるときに補酵素として働く栄養です。
ビタミンC
加齢や運動による酸化ストレスや、関節に関連する病気の予防および治療に役立ちます。
犬猫はビタミンCを体内で合成できますが、ビタミンCha水溶性のため過剰摂取の心配がありません。
シニアになると合成する力も衰えていくと言われているので食べ物からの摂取をおすすめします。
カリウム
カリウムは神経伝達に重要な役割を果たすミネラルです。
過剰に摂ってしまっても不足してしまっても体に悪影響なため、適切な量の摂取が必要です。
コリンキーを与えるメリット
便秘の予防
コリンキーに含まれる食物繊維(特に不溶性食物繊維)は、お通じを促すのに役立ちます。
愛犬愛猫が便秘気味の時に与えてみるのもおすすめです。
皮膚や粘膜の健康効果
βカロテン(ビタミンA)やビタミンCは抗酸化作用が期待でき、血流を整えたり皮膚や粘膜の健康を保ちます。
犬や猫にコリンキーを与える際の注意点
犬や猫にコリンキーあげる際には、いくつかの注意点があります。
与えすぎに注意
大量に摂取することで消化不良や下痢・嘔吐などの症状をなどを引き起こすこともあります。
コリンキー自体は食べても大丈夫ですが、補助的な役割として無理のない程度に取り入れましょう。
必ず加熱して与える
私たち人間はコリンキーを生で食べられますが、犬猫にとってコリンキーは硬く、消化不良の原因になります。
生で与えた場合の成分も、犬猫に対して安全かどうか不確かな部分もあります。
必ず加熱して、やわらかくなったものをあげましょう。
種や皮が与えない
かぼちゃに比べるとコリンキーの皮や種は柔らかく、私たち人間の場合は調理して食べることもあります。
しかし犬猫にとってコリンキーの種や皮は消化がとても悪く、胃腸の中で異物として残る場合がありますので与えるのはおすすめしません。
かぼちゃについて
一般的な品種のかぼちゃについては以下の記事で解説しています。
【まとめ】犬猫はコリンキーを食べても大丈夫
コリンキーはオーストラリアと日本のかぼちゃを掛け合わせもので、基本的にはかぼちゃと同様に犬猫が食べても大丈夫な野菜と言えます。
しかし生食については犬猫に対して安全かどうか不確かな部分もあります。
生で与えることによって消化不良や腸閉塞などのリスクもあるため、基本的には加熱調理をし、種や皮の部分は与えないようにしましょう。