キンギョソウは犬猫にとって安全な植物!犬猫を飼っている方へ花を贈る際の注意点とは

まっすぐ伸びた茎の先にたくさんの花を咲かせる姿が特徴的なキンギョソウ。

花の色や背の高さも様々で、バラエティーに富んでいます。

そんなキンギョソウは犬猫にとって安全な植物なのでしょうか。

キンギョソウは犬猫がいても安心な植物!

キンギョソウには有毒な成分が含まれていないため犬猫にとって比較的安全な植物と言えます。

しかし、安全とは言えむやみに食べて良いものではありません。

今回は犬猫に対してのキンギョソウの注意点やポイントを紹介していきます。

キンギョソウの基本情報

学名

Antirrhinum majyus

科・属

オオバコ科・キンギョソウ属

原産地

地中海沿岸(南ヨーロッパ・北アフリカ)

開花時期

4月~6月

別名

アンティリヌム・スナップドラゴン

花言葉

おしゃべり・おせっかい・出しゃばり・大胆不敵

名前の由来

「キンギョソウ」という名前の由来は花びらの形にあります。

開いたキンギョソウの花びらが水中を揺らいでいる金魚のヒレのように見えるためこの名前が付けられました。

中国では同じく「金魚草」という名前で呼ばれますが、英語では「snap-dragon」と呼ばれ龍が噛みついたような姿に例えられています。

また、フランス語では「gueule-de-loup(オオカミの口)」と呼ばれており、国によって例えられるものが違うのも面白い点です。

基本的には食べないようにする

キンギョソウには有毒な成分は含まれていませんが、犬猫は植物を食べ過ぎると消化不良を起こしてしまう可能性があります。

消化不良は下痢・嘔吐・食欲不振などにつながる場合があります。

食べないようにするには

犬猫がキンギョソウを食べてしまわないようにするには近づけないようにしましょう。

キンギョソウは基本的に屋外で育てる植物なので、室内飼いの犬猫の場合はほとんど接触する機会はないかもしれません。

切り花を室内に飾る場合は犬猫の手が届かない場所や犬猫が入れない部屋で管理するようにしましょう。

食べてしまった場合は

前述したように有毒な成分は含まれていないため多少食べてしまっても問題ないと言えるでしょう。

ただし、下痢・嘔吐・便秘などの症状が治まらなかったり、キンギョソウを食べたあとに明らかに元気がない場合などはすぐに獣医師へ相談しましょう。

贈り物やお供えには犬猫に安全な植物を

母の日に贈るカーネーションやお祝い事などで花を贈ることや貰う機会はしばしばあります。

しかし、カーネーションなどの花には犬猫が食べると中毒症状を引き起こす可能性のある成分が含まれています。

もしも犬猫を飼っている方へ花を贈る場合は、安全な花をプレゼントすることで相手への心遣いになります。

犬猫にとって安全な花

以下のような花は有毒な成分が含まれていないため犬猫にとって比較的安全な花です。

  • キンギョソウ
  • ガーベラ
  • ひまわり
  • ラン
  • リモニウム
  • マダガスカルジャスミン
  • トルコギキョウ
  • ワックスフラワー

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花束によく使用される花

以下のような花は花束に使用されることの多い花ですが、犬猫にとって危険な成分が含まれているものもあります。

カーネーション
母の日に贈る定番の花ですが、「サポニン」という犬猫にとって良くない成分が含まれています。
下痢・嘔吐・皮膚炎などを発症する可能性があります。

かすみ草
小さな白い花が特徴的なかすみ草は花束のメインを引き立てる名脇役としてよく使用されています。
カーネーションと同じく「サポニン」が含まれているため犬猫にとっては良くない花です。

ユリ
大きく華やかな姿が特徴的なユリですが、犬猫にとっては命に関わるほど危険な植物です。
犬猫が食べると急性腎不全を引き起こし最悪の場合死に至ることもあります。
中毒症状を引き起こす原因となる成分が判明していないと言う点も恐ろしいところです。

バラ
プロポーズの際に贈る花としてのイメージもあるバラ。
バラと言えば赤色のイメージがありますが、現在ではピンク・白・黄色・オレンジ・紫・青など様々な色のバラが存在します。
バラには犬猫にとって有毒な成分は含まれていないため比較的安全な花です。

胡蝶蘭
開店祝いや就任祝いなど昔からお祝いの際に贈る定番の花となっている胡蝶蘭。
胡蝶蘭にも犬猫にとって有毒な成分は含まれていません

花以外の贈り物も検討を

犬猫を飼っている方へ花をプレゼントする際に比較的安全な花をご紹介しました。

しかし、特に猫を飼っている方は転倒などの恐れもあるので普段から切り花は飾らないようにしている場合もあります。

かえって迷惑となってしまう可能性もあるので、犬猫を飼っている方へは花以外の贈り物も検討してみてください。

【まとめ】キンギョソウには犬猫にとって危険な成分は含まれていない

キンギョソウには犬猫にとって有毒な成分は含まれていないため万が一食べてしまっても比較的安心です。

今回ご紹介したポイントや注意点をおさらいしましょう。

  • 消化不良から下痢や嘔吐を引き起こす可能性があるのでできるだけ与えないようにする
  • 犬猫を飼っている方へ花を贈る場合はキンギョソウなどの有毒な成分が含まれていないものを選ぶと良い
  • 普段から花を飾らないようにしている方もいるので花以外の贈り物も検討する

今回は犬猫を飼っている環境でのキンギョソウについてご紹介しました。

キンギョソウは比較的安全な植物ですが毒性のある危険な植物もたくさんあるので注意しましょう。

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鈴木 利奈RINA SUZUKI - PET FOOD ADVISER

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ペットレシピ.jpの記事を執筆・監修しています。

キャットフード勉強会・ドッグフード勉強会を運営している鈴木です。大好きな犬猫とペットフードについて深く学ぶため、講師を呼んで勉強会を開いています。ペットフード販売士、ペット栄養管理士、愛玩動物飼養管理士2級、化粧品検定1級(コスメコンシェルジュ)等の資格を取得。

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