小麦粉はその名の通り小麦を製粉したものです。
特有のたんぱく質「グルテン」を有しており、この含有量や性質によって薄力粉・中力粉・強力粉などに分類されます。
うどんやパスタ、パンにケーキなど、小麦粉を使った食べ物は私達の食生活に欠かせないものとなっています。
犬猫は小麦粉を食べられるけど、不安もある
犬猫は小麦粉を使った食品を食べることができますが、「グルテン」に起因する不安な面もあります。
本記事では、
- 小麦粉を犬猫の食事に使うメリット
- 小麦粉はアレルギーになりやすい?グルテンの影響について
- 他の食材を使った小麦粉の代用方法
- 愛犬・愛猫用の小麦粉を使った手作りレシピ
などをお話していきます。
小麦粉は他のもので代用できる?
米粉など「グルテン」を含んでいない小麦粉と似た役割を持つ食材で代用できます。
その他の代用できる食材などの詳細は後ほどお話します。
小麦粉を犬猫の食事に用いるメリット
小麦粉は基本的には犬猫の食べられる食材ですので、まずはそのメリットを解説します。
様々な料理に活用できる
水でこねた小麦粉はモチモチと柔らかく粘りを持ち、加工もしやすくなっています。
また、クセが無く味付けなどもしやすいので、他の食材やソース・スープなどとも相性がよく様々な料理で活躍しています。
犬猫用の食事作りを行う際も、それは同様です。
炭水化物によるエネルギー源として
小麦粉の主成分は炭水化物で、犬や猫にとってもエネルギー源の一つとして利用されます。
ただし、犬猫にとって炭水化物は必須栄養素ではないので、炭水化物が不足したからといって直ちに元気がなくなるわけではありませんが、エネルギー摂取量全体が不足すれば活動性の低下や体重減少につながることがあります。
小麦粉だけで食事量を満たしてしまうと栄養バランスが偏るため、使用する場合は主食である総合栄養食を基本とし、他の食材と組み合わせながら適量を取り入れることが大切です。
小麦粉はアレルギーになりやすい?
小麦粉に含まれる「グルテン」について
小麦粉は特有のたんぱく質「グルテン」を含んでいます。
うどんのコシやパン生地のふっくらとした食感など、もちもちとした弾力や柔軟性を生み出すのに必要不可欠な成分です。
「グルテン」が犬猫に及ぼす影響
小麦もアレルゲンになり得ますが、特別に発症率が高いわけではありません。しかし、グルテンを含む小麦タンパク質に対して免疫反応が起こることはあります。
「グルテン」による食物アレルギーで考えられる症状
- 目や皮膚が赤くなり、痒がる
- かゆみで身体をかきむしることで、皮膚が傷付き毛が抜ける
- 嘔吐
- ウンチが柔らかくなり、下痢を起こしてしまう
不安なら避けるか他のもので代用を
グルテンアレルギーの無い犬猫であれば基本的に小麦粉を食べさせても大丈夫ですが、
- 実際に食べさせてみるまでアレルギーがあるのかわからない
- アレルギーが無かったとしても食べ続けることで後天的に発症する可能性はある
といった懸念点はあります。
全ての犬猫がそうすべき訳ではありませんが、不安であれば小麦粉を避けるようにしましょう。
グルテンを使用していないことを表す「グルテンフリー」のペットフードも一部のメーカーから販売されています。
また、他の食材で小麦粉を行う手段もあります。
小麦粉の代用に使える食材
アレルギーが気になる「グルテン」は小麦由来で含まれる成分なので、「小麦以外から加工され似た性質を持つ食材」であれば代用に使えます。
いくつかありますので、主なものを簡単にまとめます。
- 米粉:お米を細かく粉にしたもの。パン作りや、ケーキ・ワッフルと言ったお菓子作りに用いることもできます。
- おから:豆腐から作られるので、大豆に由来した栄養を持っています。米粉と同様にパンやお菓子作りに使用できます。
- 片栗粉:じゃがいもを加工した粉です。食材の味を引き立てたり、スープにとろみを付けたりするほか、食材のつなぎとしても使えます。
- タピオカ粉:芋類のキャッサバを加工した粉です。丸めて黒く着色したタピオカパールは犬猫にNGなので注意。
これらは小麦粉よりアレルギー面の心配が少ないですが、絶対に安心なわけではないので注意してください。
犬猫用の小麦粉を使った手作りフードのレシピ
いくつかレシピを紹介します。
小麦粉を使うことが不安であったり、既にグルテンによるアレルギーが判明している場合は1つ前の項目であげた食材などで代用しましょう。
小麦粉と甘くて栄養豊富なかぼちゃを合わせたレシピです。ビタミンCやβカロテンが豊富。
普段のフードにプラスしたり、おやつとして食べさせたりす出来ます。
キャロブワッフル
材料
- 薄力粉:100g
- ベーキングパウダー:小さじ1
- キャロブチップス:少量
- 豆乳:10ml
- 卵:1個
- オリーブオイル:適量
作り方
- 粉類をふるいにかけます
- オリーブオイル、豆乳、卵と粉類を泡立て器でよくまぜます
- キャロブチップスも加えヘラで潰しながら混ぜ合わせます
- ワッフルメーカーに油を引き、生地の両面にしっかり火を通せば完成!
ココアやチョコレートに似た味わいを持つ豆類「キャロブ」を用いた、犬猫用ワッフルのレシピです。
この材料で概ね2枚分焼くことができますが、実際に食べさせる量は愛犬愛猫に合わせた適量にしましょう。
キャロブについてはこちらの記事で解説しています。
【まとめ】
犬猫は小麦粉を使った食品を食べることが出来ます。
加工がしやすくクセが無いので様々な料理に用いられている食材であり、炭水化物がエネルギー源にもなります。
ただし、特有の成分「グルテン」により一部の犬猫で食物アレルギーの原因になることがあります。
アレルギーを発症するとかゆみや下痢などの様々な症状を引き起こすことが考えられます。アレルギーが疑われる場合には、かゆみや消化器症状などの変化に注意し、必要に応じて獣医師と相談することが大切です。
不安がある場合は、米粉など小麦を含まない食材で代用するという選択もあります。







